小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

年末調整の世話をしてくれる事務の先生も色々

2017-11-23 12:02:39 | 教師の仕事術の攻略法
この時期、年末調整の手続きがあります。
学校の職員は自分で税務署に行って確定申告などの手続きをしなくて済むように、学校の事務の先生が学校で手続きをしてくれるものです。
恵まれています。
必ず年に1回やらなくてはいけないこの作業ですが、私だけでしょうか、何回やっても慣れません…
保険に関する書類を提出したり、普段は書かないような細かい書類を記入したり。
すっかり苦手意識がついてしまっています。

そして、この年末調整のときに見えるのが、事務の先生の親切さです。
私も何度も経験していますが、学校によって、その事務の先生によって、年末調整のやり方に少し違いがあります。
親切な事務の先生ほど、親切に資料を準備してくれるのです。
年末調整は職員一人一人に違いがあります。
既婚者もいれば独身もいる。
借家もいれば持ち家もいる。
長距離通勤もいれば単身もいる。
子持ちもいれば介護もいる。
この様々な形態それぞれに、年末調整のやり方が異なってくるので、一概に決まったやり方があるわけではありません。
そこが年末調整の難しいところです。
ちなみに私も若い頃は単純でしたが、年をとるにつれて、年末調整がややこしくなってきました。
家を持ち、子どもが増え、保険が増え。

親切な事務の先生は、こういった一人一人の状況の違いに丁寧に対応した形で資料を準備してくれますね。
・作成が難しい書類には見本をつけてくれる
・重要な部分にマーカーで線を引いてくれている
・書類の説明だけでは分かりにくいところには手書きで補足の説明を付けてくれている
・都合を合わせて直接口頭で説明してくれる

そんな事務の先生がいると、ものすごくありがたいです。
特に私なんか苦手にしている者には。
こんな事務の先生は、優しいだけでなく、それだけ労力を使うのでしょうが、長い目で見ると、そうした方が提出書類にもミスが少なくなり、先々の仕事が楽になるということが分かっている賢い人でもあるでしょうね。

時に逆の事務の先生もいます。
どの先生にも同様の書類をドサッと渡し、締め切りばかりを口やかましく言う人です。
こんな先生ほど、提出書類にミスがあったりすると、激し責めてきますね。
(だったら最初に教えてよ~)
って思うのは、こちらの甘えすぎでしょうか。笑

ん!?まさかの、教職員バレー大会出場ピンチ!?

2017-11-07 21:27:58 | 教師の仕事術の攻略法
また、教職員のバレー大会の時期になりました。
秋の大会です。
バレー好きの私にはうれしい時期ですが…

もちろん先生みんながそういうわけではありません。
バレーが苦手な先生、好きだけど忙しくてできない先生、そんな先生もたくさんいます。
そこで、バレー大会となると、まず最初にクリアしなくてはいけない壁は
「メンバー集め」
です。
少なくとも9人はいないと出られないし、できればそれよりたくさんのメンバーをそろえて、盛り上がって出場したいところです。
学校の規模にもよりますが、ここで苦労する学校も少なくないのです。

そして本校。
規模的には十分大きいし、バレーが好き、できるという先生もそこそこいるので、ぜひ出場したいところです。
そこで、本校の場合チームの世話役となるのが若い「親和会長」です。
この子も元気な先生で、
「バレー大好きです!がんばりましょうね!」
と声を張ってくれるうれしい存在です。
そしてこの先生が、職員朝会で勢いよく話しました。
「皆さん!またバレー大会があります!回覧を回しますので、参加してくださる先生は○を付けてください!よろしくお願いします!」
そして回覧が回り始めました。
私はもちろんすぐに○を付けましたが…

数日がたち、回覧が一通り済んで、また親和会長のところに返ってきましたが、それを見ながら会長が困った顔をしていました。
どうやら、参加の集まりがいまいちだったようです。
そこで、慌てるように、その場で会長が声を上げました。
「バレー出られる先生もういませんか!?もうすぐ出場締め切りなんですけど~!」

どうやら、若い会長のやり方がもう一歩だったようですね。
まだ経験も浅い先生だからよく分かります。
このバレーなんてのは、
「絶対に出る!」という白と、
「絶対に出ない!」という黒の、間のグレーなところにいる先生がいっぱいいるんです。
こういう先生たちはデリケートなところにいて、味気ない回覧ごときでは前向きな気持ちになれないんですね。
そして「×(ごめんなさい)」とか「△」とか付けてしまうんです。
じゃあどうすればこんな先生たちを巻き込めるか。
それはただ一つ。
「個別に依頼する」
ことです。
世話役は大変ですが、いちいちその先生のところに足を運んで(できれば回覧を回すよりも先に)
「先生、今度のバレー出ましょうね!」
「え~私下手だよ~」
「知ってますよ~ だからがんばってもらうんですよ~」
「何それ~」
「うそうそ!また楽しみながらやりましょうよ!ね!先生が出てくれたらみんな喜びますから!」
「そんなこと思ってないでしょ~ まったく~ はいはい、分かりましたよ!」
って会話をするんです。
こうして、個別に参加者を増やしていく努力が欠かせないんです。

私はその役目をずーっとやってきたのでよく分かります。
「がんばりましょう!」
だけではだめなんですね。
要は関係作りです。
「お前が言うなら、仕方ない。やるよ」
って思ってもらえる、そんな関係を築くことです。
今回の若い会長はどうやらそれがないまま大きな声だけを出していたので、いまいち手応えがなかったようです。

このままでは会長がかわいそうですし、もし本当にバレーに出られないなんてなると私が一番困るので(笑)人集めを助けてあげようと思います。

初任先生の意外な悩み「家に帰るのが早くなって不安」

2017-10-11 20:19:00 | 教師の仕事術の攻略法
隣のクラスの初任者先生はいつも一生懸命です。
毎日朝早く学校に来ては、夜遅くまで残って仕事をしているようです。
(そうじゃない私はその姿を見ることはないのてすが)

そんな先生が、こないだふと私に言ってきました。
「先生、私最近変わってきたんですよね…」
「なにが?」
「なんか、帰るのが早くなったんですよ」
「ほぉ」
「やることが済んで、時計を見たら、いつもより…あれっていうぐらい時間が早くて」
「ほぉ」
これはナイスなことです。
仕事が早くできるようになるにこしたことはありません。
「いいことじゃん」
でも先生はこう言います。
「なんか、すごく不安なんですよ」
「なにが?」
「やり忘れてることがあるんじゃないかって。もう少し仕事して帰った方がいいんじゃないかって」
その気持ちも分かりますね。
若手ならなおさらそういうことを思うでしょう。
「他の先生たちもまだ残ってたりするし…」
ズバリ言ってあげました。
「早く帰っていいんだよ。早く帰った方がいいんだよ。」

実は同じ頃、教頭先生に言われました。
「先生、隣の初任者先生が最近帰るのが早くなったよ」
やっぱり教頭先生はこの手のことは気付いているんですね。
「いいよ~この調子でいこうね~」
教頭先生にとっては、職員が早く帰るのは大歓迎です。
(逆に遅い先生は困りものです 笑)
「やっぱり組むペアが違うと変わるんだね~ 先生のおかげだよ」
私が極端に早いので、自然とペアの先生も早くなってるということです。
私が「早く帰りなさい」なんてことは言ったことはありませんが、仕事の仕方については、私なりに「モデル」を示すという意識はあります。
もちろんモデルといっても模範のモデルなんてなれませんが、1つのスタイルとしてのモデルですね。
「こんな仕事の仕方もあるよ」
という意識です。
そのモデルが真似したくなるかどうかは、本人次第でいいわけです。
そのモデルを真似してやってみて、生産性が伴う、自分に合っていると感じたら、自然とそのモデルをさらに追求するようになるものでしょう。
他にもベテランの先生たちはたくさんいて、モデルはたくさんいますから。

「帰るのが早くなった」
というのは、少なからずそれにつながる仕方が変わったということであり、もし私のモデルが採用されているのであれば、私も幸いです。
あと半年、一緒に仕事をして、また変容を見守りたいと思います。

運動会反省用紙に何と書こうか迷っています

2017-10-02 07:21:21 | 教師の仕事術の攻略法
運動会が終わりました。
途中少しだけ小雨が降りましたが、ほぼ予定通りに実施できました。
私にとってはトータルで15?16?回目ぐらいの運動会。
そしてこの学校では初めての運動会でした。

運動会が終わると、「反省用紙」が配られます。
運動会を通して、各職員が気付いたこと、来年度改善したいことを書いて体育主任に出すわけですが、ここに何と書こうか迷っています。
初めての運動会を経験して、思うところは多々ありました。
私なりの視点から、よさも課題も見えました。
それらを、どれくらい全員が目にするものとして上げるか。

自分が昨年度まで教務主任をしていた立場上、こういう反省の場では、自分から細かいことは出さず、周りが出す細かな意見をできるだけ広い視野から見てさばく、調整するようなスタンスをとっていました。
そういう立場になると、学校にとって「有意義な意見」と「不毛な意見」とを見分けられるようにもなりました。

そして今回、自分も細かな意見を出せる立場になりましたが、自分の立場を超えて、やはり広く考えようとしてしまいます。
「気付いたことでも、ここでは言わない方がよい」
そんなものもあるんです。
学校の伝統
体育主任の努力
運動会に関しては、これらに勝るものはありません。
そして何より私は今年は初心者です。
たった一度経験しただけで、すべてを分かったようにあれこれ言うのもふさわしくないと思います。

ちょっと考えすぎかもしれませんが、そういうわけで反省用紙の記入に時間がかかっています。
自分なりに、学校にとって有意義な意見を出せる、有意義な役目になりたいと思っています。

夏休みに仕事をサボった私を救ってくれる人物が!

2017-09-06 21:42:22 | 教師の仕事術の攻略法
実は私、夏休みの8月に学校に出勤した日は、たったの1日だけなんです…
長期の企業研修に出たのと、たっぷり休みをとったのとで。
おかげでこの2学期がずいぶん出遅れています。笑
当然のツケですね。
9月1日に久しぶりに学校に行くと、山ほど仕事がたまっていました。笑
他の先生は夏休み中に消化できた仕事も、私は9月1日の勝負です。

加えて、今年赴任した学校なので、それらの仕事も初めて手を付けるものばかりで、いちいちノウハウが分かりません。
そうなったとき、私は1つの作戦を立てました。
それは、どの仕事も隣のクラスの初任者と一緒にする、という作戦です。
どうみても「作戦」とは呼べない、情けないやり方です。笑
ですが今の私にはこれしかありません。
だって、初任者の子は感心に夏休み中もちゃんと出勤していて、仕事も進めていたんですもの。
周りのベテラン先生とのコミュニケーションも豊富で、情報収集もできてますので、この子が頼もしいパイプ役です。

子どもたちの作品出品の処理、運動会に向けた準備…
全部、初任者に聞きながら一緒にしています。
「足並みの揃ったなんて素晴らしい学年だろう!」
そう言い聞かせながらやっていますが、本当は私が一方的に助かっています。