2学期がスタートしました!
・・・が,2学期が始まる前の話題で。
夏休み最後の日,自分の学級の準備が済み,ふと他の学級の様子を見て回ってみました。
(担任の先生たち,みんなどんな準備してるのかな~)
って,ちょっといやらしいですが。
すると,おもしろいものです。
教室ごとに,本当にいろんな様子が見られました。
教室がすっきりと整理されて,「準備バッチリ!」といった感じの学級。
すでに夏休み中に集めた「夏休みの宿題」を添削し始めている学級。
学級設営を一新して,真新しい雰囲気になっている学級。
宿題が終わらなさそうな子を学級に入れて,丁寧に見てあげている学級。
始業式の日にやってくる子どもたちに向けて,黒板にメッセージが書いてある学級。
こんな学級は,パッと見ただけでも,これから始まる2学期に明るい期待が持てました。
担任の先生が頼もしく思えました。
しかし一方で,残念ながら…
教室が散らかっていて,とても明日から子どもたちが来るというふうには見えない学級。
散らかっているどころか,床にワックスかけたときのまま,机がどかされている学級。
夏休み中に子どもたちが提出した宿題や作品が,無造作に置きっぱなしになっている学級。
黒板に,何のメッセージも書かれてない学級。
も見られました。
私が見て回ったのはお昼ごろだったので,これらの学級はこれから準備をするのでしょうが,やっぱり2学期に向けて暗いイメージが先行してしまいます。
「担任の先生,大丈夫?」
って心配になります。
こういうのって,やっぱり計画的に仕事ができるかどうかなんでしょうね。
「明日から始まる2学期をいいものにしたい」
その願いは担任ならみんな一緒なはずです。
だけど,その準備に差があるのは,やはりそれ以前の夏休み40日間の仕事の進め方の問題なのでしょう。
40日もあるわけだから,教室を整理しておくぐらいできないはずはないのに,やっぱりやらない人はやらないんですね。
じゃあいつやるかといったら,最終日の押し迫った時,ということになります。
学校の先生という仕事で,他の仕事と比べて大きな違いの一つに,「夏休み」があることが挙げられます。
「子どもと過ごす」という本業から40日も離れるわけです。
その40日にやらなきゃいけないことは,それはそれでもちろんあるわけですが,間違いなく,先生にとって夏休みは大きなゆとりです。
この40日を本当に利用すれば,1年分の仕事を楽にすることだってできるんじゃないかと思います。
しかし,この40日の使い方は,それぞれの先生次第。
計画的に仕事を進めた先生と,それができなかった先生の差を,夏休み最後の教室に見たような気がしました。