小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

初任先生の意外な悩み「家に帰るのが早くなって不安」

2017-10-11 20:19:00 | 教師の仕事術の攻略法
隣のクラスの初任者先生はいつも一生懸命です。
毎日朝早く学校に来ては、夜遅くまで残って仕事をしているようです。
(そうじゃない私はその姿を見ることはないのてすが)

そんな先生が、こないだふと私に言ってきました。
「先生、私最近変わってきたんですよね…」
「なにが?」
「なんか、帰るのが早くなったんですよ」
「ほぉ」
「やることが済んで、時計を見たら、いつもより…あれっていうぐらい時間が早くて」
「ほぉ」
これはナイスなことです。
仕事が早くできるようになるにこしたことはありません。
「いいことじゃん」
でも先生はこう言います。
「なんか、すごく不安なんですよ」
「なにが?」
「やり忘れてることがあるんじゃないかって。もう少し仕事して帰った方がいいんじゃないかって」
その気持ちも分かりますね。
若手ならなおさらそういうことを思うでしょう。
「他の先生たちもまだ残ってたりするし…」
ズバリ言ってあげました。
「早く帰っていいんだよ。早く帰った方がいいんだよ。」

実は同じ頃、教頭先生に言われました。
「先生、隣の初任者先生が最近帰るのが早くなったよ」
やっぱり教頭先生はこの手のことは気付いているんですね。
「いいよ~この調子でいこうね~」
教頭先生にとっては、職員が早く帰るのは大歓迎です。
(逆に遅い先生は困りものです 笑)
「やっぱり組むペアが違うと変わるんだね~ 先生のおかげだよ」
私が極端に早いので、自然とペアの先生も早くなってるということです。
私が「早く帰りなさい」なんてことは言ったことはありませんが、仕事の仕方については、私なりに「モデル」を示すという意識はあります。
もちろんモデルといっても模範のモデルなんてなれませんが、1つのスタイルとしてのモデルですね。
「こんな仕事の仕方もあるよ」
という意識です。
そのモデルが真似したくなるかどうかは、本人次第でいいわけです。
そのモデルを真似してやってみて、生産性が伴う、自分に合っていると感じたら、自然とそのモデルをさらに追求するようになるものでしょう。
他にもベテランの先生たちはたくさんいて、モデルはたくさんいますから。

「帰るのが早くなった」
というのは、少なからずそれにつながる仕方が変わったということであり、もし私のモデルが採用されているのであれば、私も幸いです。
あと半年、一緒に仕事をして、また変容を見守りたいと思います。

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