このニュースを見て、どこかで読んでことのある話だと思ったのは私だけではないだろう。
<被害者の瞳に容疑者の姿=スマホ写真解析、証拠に―徳島県警> 時事通信 1/25(水) 19:22配信より一部引用
徳島県警が昨年、事件捜査で押収したスマートフォンに保存されていた被害者の顔写真を詳しく解析したところ、撮影した容疑者の姿が被害者の瞳に写り込んでいたことが分かった。
県警によると、容疑者の男を逮捕し、スマホを押収して調べたところ、被害者の顔写真が保存されていた。写真の瞳に人影が写っているのに気付いた捜査員が鑑識課に解析を依頼した。
同課の写真係はパソコンの解析ソフトを使い、瞳の部分を引き延ばして補正。スマホに隠れて顔は見えなかったが、服装や髪形、顔の輪郭などが鮮明になり、スマホを構える容疑者の姿が浮かび上がった。
捜査関係者は「長く刑事畑を歩んできたが、こんな証拠は見たことがない」と驚いている。鑑識課の写真係は1人で、主に防犯カメラの解析などを担当している。
「瞳に映る犯人」をキーワードにすると、二つの作品が思い出される。
その一つが、「ダイイング・アイ」(東野圭吾)だ。
「ダイイング・アイ」は、交通事故で人を轢き殺してしまった加害者が、自分の目に焼き付いてしまった被害者の最期の瞬間の目を忘れられず、狂気に走るという話だ。
自分を轢き殺そうとしている運転者を今際の際に見据える被害者の’’瞳’’と、今際の際の被害者の’’瞳’’が焼き付いて離れない加害者の目。
異常性格者の犯罪ではなく交通事故がもたらす悲劇であるところにリアリティを感じたせいか、あるいは、死の淵が目に焼きついて離れないことによる悪の循環で物語が幕を閉じるせいか、ホラー的要素と後味の悪さを感じる話だった。
これとは対照的に温かい言葉で終わるのが、「ブラックジャック」(手塚治虫)の「春一番」だ。
ブラックジャックは千晶という女性に角膜移植をするのだが、手術は完璧に成功しているにも拘らず、千晶は見ず知らずの男が見えると訴える。手術は成功しているとして訴えを退け続けていたBJも、度重なる訴えを無視できなくなり、アイバンクに問い合わせてみると、なんと千晶に移植された角膜は、ある男性に殺された女性の角膜であり、犯人は未だ捕まっていないという。
一方、瞼に浮かぶ男性にしだいに惹かれるようになっていた千晶は、ある時、町で瞼の男性に出会ってしまう。
千晶から事情を訊いた男性は、犯行が自分だと露見する前に千晶を殺してしまおうと首に手をかけるのだが、そこへ駆けつけたBJ により千晶は既のところを救われる。
無事保護された千晶は、自分が恋焦がれていた男が殺人犯で、しかも、その被害者の角膜を自分は移植していたのだと知り泣きじゃくるのだが、そんな千晶にかけるBJ の言葉が、心憎い。
「そうがっかりするなよ これは春一番さ
これからほんとうの春がくるんだ」
ところで、瞳に映るのは何も犯人ばかりではない。
こちらが恥ずかしくなるほど、じっと私を見つめてくれたワンコ、そのワンコの瞳に自分が映っているのを見ている時間は、なんともいえず幸せな時間だった。
がっかりすることばかり多い最近だが、ワンコが春一番にのって、何か良いことを運んでくれないかと期待している今日この頃である....と書いていると、その第一弾を見つけたよ ワンコ
これもワンコの仕業だな ワンコ
「ワンコ'purpose 相棒」 「永遠に相棒だよ ワンコ」
追記
角膜に、果たして最期に見たものが焼き付けられているものなのか、仮に焼き付けられているとして、その角膜を移植した場合に、それが見えるものなのか等と考えている時に、新年早々の大失態を見つけてしまった。
それについては又 後ほど
<被害者の瞳に容疑者の姿=スマホ写真解析、証拠に―徳島県警> 時事通信 1/25(水) 19:22配信より一部引用
徳島県警が昨年、事件捜査で押収したスマートフォンに保存されていた被害者の顔写真を詳しく解析したところ、撮影した容疑者の姿が被害者の瞳に写り込んでいたことが分かった。
県警によると、容疑者の男を逮捕し、スマホを押収して調べたところ、被害者の顔写真が保存されていた。写真の瞳に人影が写っているのに気付いた捜査員が鑑識課に解析を依頼した。
同課の写真係はパソコンの解析ソフトを使い、瞳の部分を引き延ばして補正。スマホに隠れて顔は見えなかったが、服装や髪形、顔の輪郭などが鮮明になり、スマホを構える容疑者の姿が浮かび上がった。
捜査関係者は「長く刑事畑を歩んできたが、こんな証拠は見たことがない」と驚いている。鑑識課の写真係は1人で、主に防犯カメラの解析などを担当している。
「瞳に映る犯人」をキーワードにすると、二つの作品が思い出される。
その一つが、「ダイイング・アイ」(東野圭吾)だ。
「ダイイング・アイ」は、交通事故で人を轢き殺してしまった加害者が、自分の目に焼き付いてしまった被害者の最期の瞬間の目を忘れられず、狂気に走るという話だ。
自分を轢き殺そうとしている運転者を今際の際に見据える被害者の’’瞳’’と、今際の際の被害者の’’瞳’’が焼き付いて離れない加害者の目。
異常性格者の犯罪ではなく交通事故がもたらす悲劇であるところにリアリティを感じたせいか、あるいは、死の淵が目に焼きついて離れないことによる悪の循環で物語が幕を閉じるせいか、ホラー的要素と後味の悪さを感じる話だった。
これとは対照的に温かい言葉で終わるのが、「ブラックジャック」(手塚治虫)の「春一番」だ。
ブラックジャックは千晶という女性に角膜移植をするのだが、手術は完璧に成功しているにも拘らず、千晶は見ず知らずの男が見えると訴える。手術は成功しているとして訴えを退け続けていたBJも、度重なる訴えを無視できなくなり、アイバンクに問い合わせてみると、なんと千晶に移植された角膜は、ある男性に殺された女性の角膜であり、犯人は未だ捕まっていないという。
一方、瞼に浮かぶ男性にしだいに惹かれるようになっていた千晶は、ある時、町で瞼の男性に出会ってしまう。
千晶から事情を訊いた男性は、犯行が自分だと露見する前に千晶を殺してしまおうと首に手をかけるのだが、そこへ駆けつけたBJ により千晶は既のところを救われる。
無事保護された千晶は、自分が恋焦がれていた男が殺人犯で、しかも、その被害者の角膜を自分は移植していたのだと知り泣きじゃくるのだが、そんな千晶にかけるBJ の言葉が、心憎い。
「そうがっかりするなよ これは春一番さ
これからほんとうの春がくるんだ」
ところで、瞳に映るのは何も犯人ばかりではない。
こちらが恥ずかしくなるほど、じっと私を見つめてくれたワンコ、そのワンコの瞳に自分が映っているのを見ている時間は、なんともいえず幸せな時間だった。
がっかりすることばかり多い最近だが、ワンコが春一番にのって、何か良いことを運んでくれないかと期待している今日この頃である....と書いていると、その第一弾を見つけたよ ワンコ
これもワンコの仕業だな ワンコ
「ワンコ'purpose 相棒」 「永遠に相棒だよ ワンコ」
追記
角膜に、果たして最期に見たものが焼き付けられているものなのか、仮に焼き付けられているとして、その角膜を移植した場合に、それが見えるものなのか等と考えている時に、新年早々の大失態を見つけてしまった。
それについては又 後ほど