何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

受け継がれる絆 ワンコ特別編

2019-05-20 09:51:25 | ひとりごと
西穂の2463mあたりの穂高さんが世間を騒がせているけど、
僕は、そこから遥拝される奥穂の穂高神社嶺宮に鎮座まします穂高見命からお名前を頂いた、ワンコ穂高です

また、「ロイヤル・ワンコゆりちゃんは雑種」(https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00453/?cx_recs_click=true)で、
ワンコ・ゆりちゃんが話題になっているけれど、
僕は、ロイヤルでないけど日本犬保存会の会員だった、ワンコ穂高です

今月はついに、飼い主が忙しすぎて本の感想文を書くことができないどころか、
僕の日を大幅にすぎても何も書けないでいるんで、
飼い主になり代わり、僕が書くことにしたんだワン

ちなみに上の二文は、「ワンコ穂高です」の前で一呼吸おいて、少し俯き加減に哀愁を帯びた感じで、
「穂高です」と読んで欲しいんだワン

で本題だけど、
飼い主が、両陛下と敬宮様を応援する理由はたくさんあるんだと思うけど、
僕はやっぱり、生き物の命を大切にされるところが一番重要だと思うんだワン

敬宮様が、初等科卒業文集で殺処分がなくなることを願っている、と書かれたことは有名で、
それ以来、殺処分0は行政も有名人たちも頑張ってくれているけれど、
殺処分0だけでは、本当はまだ足りないんだよ
救った命を引き受ける場が見つからないことには、どうしようもない事態が生じるんだ
だから殺処分0を謳うとき真に重要なのは、救った命を引受先を確保することらしいのだけど、
(当時の)皇太子ご一家はそれを実践されていたんだよ 「愛子様の深い愛」

由莉ちゃんの先代犬の「ピッピ」と「まり」は、
赤坂御用地に迷い込んだ犬が産み落とした わんこ だし
由莉ちゃんは、動物病院から紹介された保護された わんこ だったんだよ
そんな、世間では野良とか捨て犬とか云われそうな わんこたちを、
敬宮様は、保護された犬と表現されるんだよ

世間ではさ
権力の犬とか犬畜生とまで云われる僕たち犬に対し、
「保護された」という言葉まで使って下さる優しさが、
僕は大好きなんだよ

そんな優しい御一家なのにヒドイバッシングに遭われてることに、
僕達は心を痛めていたのだけれど、
御自分達がどんな苦しい時にも、名も無い小さな命を大切に大切にされていたから
虹の向こうのわんこも、虹まえの修行中のわんこも、皆みんな両陛下と敬宮様を応援してるんだよ

そんな風に、命を分け隔てなく大切にされるお気持ちは、
平和を大切にするお気持ちにも繋がっていくのだと思うよ

中等科ご卒業の文集に記された平和を願う作文は、何度読んでも感動するよ
それが書かれた時の非常事態を思うと、涙がでるほど痛ましく・・・感動するよ
でも、そこでも敬宮様は、
『「平和」は、人任せにするのではなく、一人ひとりの思いや責任ある行動で築きあげていくもの』だと記されているんだよ 「祝号外 敬宮様ご卒業」 「敬宮様の青い空 15の心」

そんな敬宮様だから、
僕たちわんこは、次の時代の鑑となって欲しいと願っているんだよ

ねぇ飼い主
君の想いを全て書くことは出来ていないと思うけど、
だいたいのところは代弁できただろう?

今月は君の忙しさを見かねてなり代わって書いたけれど、
せっかくお告げの本はぼちぼち読んでいるのだから、感想文は記しておくんだよ

でさ、せっかく僕の日のための代筆だったから、僕も時間マジックを使うことにするよ

来月はしっかりレポートするんだよ



受け継がれる絆 完結編

2019-05-20 07:07:07 | 
「受け継がれる絆」 「受け継がれる絆 その弐」 「受け継がれる絆とW穂高」 「受け継がれる絆 その参」
『 』「あきない世傳 金と銀6」(高田郁子)

主人公・幸の三番目の夫・智蔵が急逝し、五鈴屋の跡取りがいなくなったとき再び立ちあわられたのが、「女名前禁止」の仕来りだった。

そのような時、遠縁や店のなかから養子をとり、急遽跡取りを仕立てることで暖簾を守るものだったが、五鈴屋の者たちはそれを望まなかった。
誰もが、幸の商才と人柄を信頼し、なんとか幸のもと商いを続けたいと願ったのだ。

それは、一般的には商売敵になるはずの同じ呉服店の主人たちも同じだった。

伝統やら先例やらに一番囚われがちな高齢の大店の元主人や大番頭が率先して、『跡継ぎには、商いを栄えさせ、暖簾を守る、いう役割がおます。「血縁だけに頼てられへん」、いう風潮になってきたんは、めでたいことやと思いますで』と言い、幸が跡目をつげる手段を考えるのは、年配者だからこそ、暖簾を守り そこに集う者の生活を守ることの厳しさと重要性を、よくよく知っているからだと思う。

また若いが先を見通す才覚のある旦那は、『子を授かるかどうか。授かったところで、その子が男か女かで、あまりに扱いが違う、いうんも酷な話だすで』『ここに居てはる誰かて、今は良うても、次の代、また次の代で、同じ目ぇに遭ういかねへんのと違いますか』と、幸が女主人となることを後押しする。

娘しかいない店は勿論、息子がいてもボンクラな店にとって、血縁だけで繋いでいくことは、まして男しか跡取りが認められないのでは、暖簾が守れないというのは、どの店にとっても起こり得るこなのだ。

こうして浪速は天満の呉服屋衆が考えたのが、中継ぎとしてとりあえず三年「女名前」を許すということだった。

男であれば誰でも良いとばかりに主人に据えるのではなく、人柄才能を優先し、中継ぎとしてでもまず「女名前」を許す。
その間に、商売上さまざま手を打つこともできるし、時世も変わるかもしれないと、幸も呉服店旦那衆も考える。
とにかく先ず、「女名前」を許す。

『最初に誰かが通り、同じところを通る者が続けば、
 それは抜け道ではなく、本道になる』


暖簾を守り、そこに集う者を守るという一番大切なことのために、新たな本道を模索する、幸と旦那衆。

旦那衆がそこまで幸を支援したのは、幸の姿勢がただ自らの利益を追うものではなく、『買うての幸い、売っての幸い」を旨とし、時に自らは負債を負ってまで人を助けるという筋を通してきたからでもあるが、生き馬の目を抜くナニワの商いの世界では、それはどれほど有難いことであっただろうか。

五鈴屋と幸は呉服店仲間の理解に感謝し、打てるだけの手を打ち、お江戸にうってでる。

そんな幸を見送る仲間たちは、温かい。

『打ちまーしょ
 もうひとつせ
 祝うて三度』

肩幅に広げた両の手を打ち鳴らしながら、大阪締めを繰りだし、その合間に「踏ん張れ踏ん張れ」と応援の声をかけながら、女名前の主人の新たな出発を見送る、旦那衆たち。

その声に心からの感謝をしながら、『笑うて、勝ちに行く』と誓う幸たち~7巻も乞ご期待


『最初に誰かが通り、同じところを通る者が続けば、
 それは抜け道ではなく、本道になる』


<天皇陛下に「親しみ」82% 女性継承賛成79%> 共同通信 2019/5/2 15/2 18:57配信より一部引用
共同通信社が1、2両日実施した全国緊急電話世論調査によると、即位された天皇陛下に82.5%が「親しみを感じる」と回答した。「親しみを感じない」は11.3%にとどまった。皇室典範で「男系男子」に限るとした皇位継承を巡り、女性天皇を認めることに賛成は79.6%で、反対の13.3%を上回った。

たとえどれほど険しく厳しい道だとしても、誰かが通らねば、大切なものが守れないのだとしたら、その最初の一歩は敬宮様であって欲しいと心から願っている。
本道の第一歩を歩まれるのは、女だからという理由だけで、母と娘二代にわたり壮絶な苦しみに遭われたにもかかわらず、すべての命を尊ばれる敬宮様であってほしい。
その想いを強くさせる記事については、又つづく

現在 花も恥じらう17歳の敬宮様のお写真が、平成23年10歳(敬宮様10歳のお誕生日の御近影)であるのは、お伴のロイヤルワンコ由莉ちゃんの笑顔がかわいいから←これが次回の予告だよ