何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

必要な緑は野菜?

2015-05-20 14:32:44 | ひとりごと
ここ数日、少し遅めの休日を楽しんでいる。
半年ほど忙しく、この休日がどの休日の埋め合わせなのか分からないほどだが、心ゆくまでシッカリぼーっと過ごそうと決意している。

朝晩の寒暖の差が激しく大丈夫かと気になっていた夏野菜を見て回ったが、毎年優良野菜のピーマンはもちろん、キュウリも「つよっしー」を先頭に元気だし、ミニトマト愛子様もしっかり根を張りグングン伸びている。茄子も何とかもちなおして、とりあえず元気に葉を広げているので、欲をだしてゴーヤにも手をだし大きなネットを張って3苗植えてみた。

<ジャガイモの敵をゴーヤで討つ?>
家人が「ジャガイモが例年の3倍はしているし、とにかく野菜が高い」と言っている。
例のデフレ脱却のための物価上昇政策の一環で、農家さんの実入りが直接潤うのならそれは良いが、天候不順の影響や後継者不足のための品薄が原因なら別の対応が必要なはずだが、「農水省の肝いりで始まったらしい農地中間管理機構による農地集積バンクの実績が、当初目標の2割に留まっている」という昨夜のニュースを見る限り、あまり効果的な手が打てていないのが現状のようで、気になっている。

<「農地バンク」 実績が目標の2割にとどまる> 5月19日 17時50分NHKニュースより一部引用
農林水産省は、農地の大規模化を促すため耕作されなくなった農地を意欲のある生産者に貸し出す、いわゆる「農地バンク」の事業を昨年度から始めましたが、貸し出しなどの実績は目標のおよそ2割にとどまっていることを明らかにしました。
このため、農林水産省では農地の集約が進んだ都道府県に対しては補助金を重点的に配分する対策を取り、引き続き農地の集約化、大規模化を目指すことにしています。林農林水産大臣は19日の閣議のあとの会見で「各都道府県に対して事業が確実に軌道に乗るように要請したい」と述べました。



農地の大規模化とは程遠い猫の額の家庭菜園で、これまでは特に期待される事もなく地味に楽しく細々と取り組んできたが、野菜の高騰を受けて家人達から熱い期待の熱視線を送られ、盛り上がっている。
頑張れ野菜たち、我が家の食卓は君たちにかかっている。


ところで、農業(政策)と皇族方の公務との関わりはというと、皇太子様は「全国農業青年交換大会」という式典に設立当初からご臨席されていた。この農業に従事する若者を励ますという公務は、雅子妃殿下も誕生日のご会見で式典の名をあげておられるので大切にされていたのだろうが、財政難のため運営が困難となり、現在は規模を縮小させた「全国農業担い手サミット」が同役割を分担し、皇太子様はこれへ出席されている。
この予算配分一つとってみても、国の農業を守る姿勢の不確かさが分かるというものだ。
「植樹祭」「育樹祭」「全国みどり愛護の集い」「都市緑化フェア―」と思いつくだけでも同様の趣旨の式典が大規模に行われて御臨席を賜っているにもかかわらず、農業を担う若者を育てる式典は予算不足で廃止に追い込まれている。

「夢のまた夢、で良いのか」でも書いたが、そろそろ本格的に「時代に即した公務」の在り方を検討しなければならない時期に、早急に真剣に検討せねば間に合わない時期にきていると思う。
それは国の諸々の政策もそうだが、その行事に御臨席される皇族方の公務との関わりでも検討が必要ではないかと思っている。

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