レコードの時代、「ジャケ買い」という言葉があった。
歌手や歌の内容などもわからず、ジャケットの良さでそのLPレコードを買う。
自分もジャケットが気に入って買ったLPも何枚かはあった。
その中の1枚が、小椋佳さんの「少しは愛を下さい」
小椋佳さんがブレークする直前に買ったかと思う。
モノクロの写真。
表は、小倉一郎さん。
裏は、小倉一郎さんと秋谷陽子さんが話しをしている場面。
このレコード、小倉一郎さんと秋谷陽子さんがナレーションで一つのドラマ仕立てで小椋佳さんの歌が収録されている。
このレコードを買ったときは、小椋佳さんを知らなかった。
帯に書かれたコピー
「さまよいの旅を続ける少年も、雨の日には時間とのレースを休む
だから雨は青春の郷里かもしれない」
このコピーが気に入ったことも買う決め手でもあった。
それからしばらくしてから布施明さんの「シクラメンのかほり」がヒットして小椋佳さんの名前がいきわたった。
音楽もいい。ジャケットもいい。
このレコードは処分せずに今でも持っている。
本当は部屋に飾りたいけど・・・。飾る場所がない。
歌は復刻盤CDで聴いている。
LPサイズのジャケットとCDのジャケット。
同じ内容だけどCDサイズはやっぱりつまんないね。
LPレコードは芸術的作品かと思ってしまう。
少しは私に愛を下さい/小椋佳