四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

GARO『ロマンス』

2022-06-23 16:22:31 | 音楽
流行は繰り返す。
70年代に流行ったパンタロンやラッパズボン。
裾が広がったジーパン。

半世紀たった今、また見かけるようになった。
パンタロンとは言わない、フレアパンツと言う。

70年代のファッション。
若い世代から見ればおじいちゃん、おばあちゃんの若い頃である。
これも一種のエモいファッションなのかな。

70年代の多くのフォークシンガーはTシャツにジーパンが定番であった。
昨日紹介したあがた森魚さんは、下駄を履いてテレビに出ていた。
それがカッコ良くも見えていた。

それを翻すグループがいた。
ガロである。
おしゃれであった。
下駄ではない、厚底の靴を履いていた。

この頃僕は、ガロは好きでなかった。
どこかアイドルっぽい。
フォークと言うより歌謡曲というイメージでもあった。

明星や平凡の表紙にも写っていた。
僕はプレーボーイと平凡パンチが愛読書であった。

70年代ファッションが仮に流行っても、ガロにはなりたくないと
言っていた某大物アーティストがいたような・・・。

あの頃はガロを聴いていなかったけど、10年ぐらい前にアルフィーの坂崎さんが、
ガロの魅力を紹介していてそれから聴くようになった。

ガロで好きな曲『ロマンス』
心に響きます。

ロマンス GARO 
昭和48(1973)年
コメント (2)
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あがた森魚『赤色エレジー』

2022-06-22 11:45:19 | 音楽
最近聞く言葉「エモい」
? おじさんはわからない、若者言葉。

「エロい」と「きもい」を組み合わせた言葉かと最初は思った。
でも、どうも違う。

調べてみた。
意味としてこんなことが書かれていた。
「エモい」とは、なんとも言い表せない素敵な気持ちになったときに使う、
主に若者の間で浸透している俗語(スラング)です。

そして例として
ノスタルジック、懐かしい、郷愁的、感傷的、レトロ、感動的、
哀愁漂う、得も言われぬ、もの悲しい、しみじみする感じ 

語源は、音楽ジャンルの一つである「Emo(イーモウ)」だと言われている。
Emoはハードコアを原点に持つロック音楽の一種で、
メロディアスで感情的な音楽性やセンチメンタルな心情を綴った抒情的な歌詞が特徴。

う~ん、そうか。
それで若者たちも昭和の音楽が今再び注目されているのか。

レトロなカフェでノスタルジーを感じる曲を聴く。
やっぱりこの歌でしょっ。
あがた森魚さんの『赤色エレジー』
最も「エモい」曲だと思うね・・・。

あがた森魚 赤色エレジー
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井上陽水『眠りにさそわれ』 

2022-06-21 15:39:26 | 音楽
午後から予定がないと昼寝をしてしまう。
昼ご飯を食べて片づけをしたらソファーへ。
座ると自然と眠くなってしまう。

テレビの音は鬱陶しさを感じる。
だからテレビは点けていない。

降り出した雨の音が心地よい。
そんな音を聴きながら1時間ほど眠ってしまった。

昼寝をしたら夜眠れなくなるかと言われるとそうでもない。
10時ぐらいには『眠りにさそわれ』ふとんの中へ。
そんなことも多くなってきた。
これも年齢のせいだろうか。

井上陽水さんの『眠りにさそわれ』

♪言葉が歌になる
 星まで夜に舞う
 あの歌が僕の心に残る

この3行の詩がとても心に響く。
陽水さんも詩人だと思う。

眠りにさそわれ   井上陽水
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森本レオ『親父にさよなら』

2022-06-20 16:12:57 | 音楽
昨日は父の日であった。
嫁さんからは祝ってもらったが、息子からは何もない。
ちょっぴりさびしさも感じる・・・。

自分が若かったき、父親に何かをしてあげたかと言うと何もしていない。
中学から高校生の頃は父親に反抗していたかと思う。

裕福の家庭ではなかった。
お金には厳しかった。
好きなものもなかなか買ってくれなかった。

自分が働くようになってから、しばらくして父親は心臓を悪くして入退院の繰り返し。
少しでも体調が悪くなれば病院に連れて行った。

母親は早く起きて家のことをしてから働きに行っていた。
そして残業をしてからの帰宅。
父親は夕飯を作ることも多々あった。

自分が36歳の時に父親は心不全で亡くなった。
66歳だった。

亡くなってから気付く父親のありがたさ。
この時はまだ独身だった。
早く結婚しろとと何度でも言われていた。
結局、私の嫁さんを見ることもなく逝ってしまった。

昨日から今日にかけて「父の日」に関してのブログが多く書かれていた。
それを読んでいたら父親のことを思い出した。
そしてふと、森本レオさんの『親父にさよなら』が頭の中に浮かんだ。

このレコードが発売された頃は、レオさんが東海ラジオの深夜放送
「ミッドナイト東海」のDJをやっていた時だったかと思う。
この頃はまだ僕は深夜放送を聴いていなかった時期である。

家にこのレコードはあった。
たぶん姉さんが買ったんだろう。
それで覚えているのかもしれない。

久々にユーチューブで聴いてみた。
涙が出てきそうになってきた。
父親に対して何もできなかったから、
レオさんの言葉が心に沁みるのかもしれない。

親父にさよなら♬森本レオ
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ヒポポフォークゲリラ『プルトニウムの場合』(「フランシーヌの場合」の替え歌)

2022-06-19 15:40:15 | 音楽
「原発事故 国の責任認めず」
昨日6月18日の中日新聞1面の見出しである。

納得しない判決である。
新聞を読んでいて、モヤモヤ感が残った。

原発は本当に安全なのか。
事故が起こればまた「想定外でした」と言うのだろうか。

原発の話題を耳にするといつもヒポポフォークゲリラの歌が浮かぶ。
新谷のり子さんが歌った「フランシーヌの場合」の替え歌
『プルトニウムの場合』

♪プルトニウムの場合は
 あまりにもおバカさん
 メルトダウンのことなど
 わかりきっていたのよ

 だけど安全なのと
 だましてた、今日までみんな 
 信じていたでしょう 
 プルトニウム

 ホントのことを言ったら 
 原発なんて作れない 
 ホントのことを言ったら 
 私だって怖いの

 だからなるべく遠く 
 離れてる過疎の村に
 行ってもらうわけよ 
 念の為

 チェルノブイリの場合は
 もう二度と住めない 
 スリーマイルのあとでも 
 誰も止めようとしない

 すべては想定外の
 津波なの 
 そうさ、僕達何も悪くないよ 
 プルトニウム 

ほんとうに国は、「僕達何も悪くないよ」なのだろうか。
考えさせられる判決であった。

プルトニウムの場合 (「フランシーヌの場合」の替え歌)
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