昨年に続いて、今年も日本人科学者がノーベル賞を受賞しました。
大村智北里大特別栄誉教授(80)でノーベル医学生理学賞の受賞です。
同賞には、他に米ドリュー大のウィリアム・キャンベル博士と中国中医科学院の屠博士同時受賞して、賞金は功績に鑑みて配分されるということです。
さて、大村教授の功績はというと、新聞の受け売りでしかありませんが、寄生虫駆除に効果のある化合物を出す微生物の放線菌を見つけ、これをもとにアメリカのメルク社から売り出された動物用の寄生虫駆除薬イベルメクチンが世界各国で家畜の牛や豚などに使われて、食料の安定供給に貢献したというものです。
大村教授は、この微生物をゴルフ場で見つけたとか…、ゴルフ場に穴ぼこを開けてるのはじいちゃんと同じでも、発見したものには全くの違いがあったんですね(じいちゃんには何の発見もありません。あるのは後悔だけ、ただ楽しい人生という発見はあります)。
大村教授は受賞会見で「何か一つでも人のためになることができないか、いつも考えてきた。」と述べています。
それが食糧危機のアフリカの人々を救い、世界の人々に恩恵をもたらすための原動力になっていたのです。
さて「人のため(国民のため、世界平和のため)」と言いながら、本当にそうなんだろうかと疑問を抱かせている指導者がいます。
もちろん、それは安倍晋三総理大臣です。
「日本国民の安全のために安全保障体制を整備し、世界平和のために国際社会に貢献する」と言っていますが、どう贔屓目に見ても欧米社会と結託して、戦争を後押しするように聞こえてなりません。
シリアを巡って米ロが対立し、ロシアはアサド政権を守るためにISを攻撃すると言って、実は反政府組織を攻撃したりしています。
そんな物騒な世の中にしてしまったのは、疑い無く欧米の利権主義です。
その欧米社会の卑劣なやり方の「粛々と後を追う」と暗に語っているのが、安倍首相です。
本当に「人のために」なることを考えるなら、自分たちに反抗する人々と語り合い、お互いに利益を共有するような平和な社会を築くことが必要なんじゃないでしょうか?
自国の利益を死守するために、戦争する国と一緒に行動するなんてことは、国民の誰も願ってはいないのです。