★夢の島温室の解説から
大温室・Aドームに入ってすぐ、クワ科のインドボダイジュの隣に、ジャケツイバラ科のムユウジュとともに
サラソウジュは鉢で展示しています。その3種の植物は、お釈迦様にまつわる仏教の三大聖樹とされています。
サラソウジュはインド原産で、現地ではサラノキ(ショレア)属は重要な木材となり、
広く利用されています。なお、日本の寺院などで見られる沙羅双樹は、ツバキ科のナツツバキで代用して
植えられていることが多く、このサラソウジュとは別のものです。
お釈迦様が入滅した時に生えていたというサラソウジュは耐寒性がなく、日本の屋外では栽培できません。
また樹高も35~45メートルにもなる高木であることから、なかなか温室でも育てにくく、
その上花となれば更に珍しいと言えるでしょう。
当館のサラソウジュは樹高は約3メートルと低いですが、樹として充実したのか、この度、開花しました!!
開花の記録は、夢の島熱帯植物館の25周年目にして初めてのことです。
ぜひ、実物が見られるこの機会をお見逃しないよう、ご来館をお待ちしております!
まさか沙羅双樹の花を見る機会に恵まれるなんて思ってもいなくて・・・
お釈迦様からの施しを受けることができたようでありがたく感謝の気持ちを抱きました。
木のてっぺんのふた枝に花が付きました。どうにかこうにか写ったに過ぎないのですが
満足しています。
仏教三大聖樹のもう1本は インドボダイジュ
葉先に特徴があるのかな!亀さんのしっぽみたい
残りの1本は
インドボダイジュの隣りのにある鉢植えです。
淡いピンク色をした若葉 だいだい色で派手めの花が咲く