毎年恒例の、日舞の発表会が無事に終わりました
今年の題目は「蝶千鳥」
小さい頃に父親を殺され、その恨みを果たすために兄弟で十数年も待った富士での一幕です。
息子は弟役の五郎に挑みましたよ~
松明片手に意気込んで暗闇の中を進む五郎を、兄の十郎が制します。
敵討ちに向かいたい気持ちを押さえ、時を待つ仕草などが難しくて、先生からは何度も叱咤され「こりゃ~、今回はムリかも~」と私も諦めムードだったんですが。
どうにかこうにかOKをいただき
やっと本番
で。
お化粧ぬりぬり
こうなる
あ、手もネ。
入念に・・・
水化粧して、その上からパフパフです
出番待ちでございます。
強そう・・・か?
踊りは3分ちょっと。
「練習通りにすれば大丈夫だから、頑張って」
私は舞台袖でドキドキしながら覗いてたんですが、たくさんの拍手と掛け声をいただき終了。
ホッとして息子に駆け寄ったんです。
が。
舞台からさがると、ぽろぽろ大粒の涙で嗚咽。
どうしたんだ???っとびっくりして聞いたところ、本人の納得のいかない踊りだったそうで。
「あそこの振りが・・・うまく出来んやった・・・ううぅッ・・・ヒクッヒク・・・」って。
息子の悔し涙って初めてで、先生方も「へぇ~!珍しっ!」と口々に頭をなでながら通りすぎていかれたくらい
その様子をずっと見られてたある先生から「この涙がね、バネになるのよ今日の舞台で一つ成長したね」っていう言葉を頂いた時、息子は静かにうなずいて涙をぬぐっていました。
そして、今日、私は。
息子が鼻汁やら化粧やらをべらりとつけやがった着物のお袖を、半泣きで洗っております
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