『いのちなりけり』
春ごとに花のさかりはありなめどあひ見むことはいのちなりけり
(古今和歌集 詠み人知らず)
この本の題名は上記の歌からきている。
西行の歌もあり『葉隠』にも触れている。
(恋の至極は忍恋と見立申候)
登場人物は水戸光圀、将軍綱吉や側近の柳沢保明。
そして美少年だったという天草四郎。
主人公の生まれ育つ佐賀の人々達と、
広範囲にわたり大勢である。
通し読みをして、
その後、
メモを取りながら読んでいるが、
思うことは、
知に走りすぎるのは良くないのではということ。
知識は身を救いもするが、
大切なものを見えなくもするのではないかなと。
(ただの主婦の思うことです)
さて今年の桜。
誰もが複雑な気持ちで眺めることだろう。
けれどモノ言わぬ桜。
ただ咲いてる桜。
命あってこそ。
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