田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

人生のお終いについて

2020年08月01日 | 人間・社会

人生は人それぞれ全く違うが、

お終いは等しく皆に必ずやってくる。

 

私の実父は前日まで地域の用事をこなし、

翌日病院へ運び込まれたが、

駆けつけた私たち子供たち全員に会い、

その日のうちに逝った。

 

実母は60代から入退院を繰り返していたが、

最後までお見舞客に囲まれたまま、

眠るように穏やかに逝った。

 

ところで以前、

働かなくても大事にされる人もいると書いた。

実母もそうだったんではないかな。

 

身体が弱くて、

よく寝込んでいたし、

実家へ静養に行くことが多かったが、

父は文句も言わずに母を大事にしていた。

 

ご近所の、

10数年寝たきりで話すこともできない方も、

ご家族に大事にされておられる。

ご主人は高齢なのに、

ヘルパーさんの力を借りながら自宅で、

看られるだけ看てあげたいと言われている。

 

私が子供の頃、

遊び友達のお母さんも同じように寝たきりだった。

 

でも、

そのおばさんも家族みんなに大事にされ、

「生きていてくれるだけでいい!」って言われていると、

まだ子供だった私に、

ベッドに寝たまま話してくれた

 

寝たきりのおばさんは辛かったと思うけれど、

「生きていて!」と言われることが、

おばさんの生きようという元気を引きだしていたんだろうね。

 

けれど、

働かなくても大事にされる人もおられるなんて、

私の言い方は、

失礼な気もしてきた。

(この言葉は夫婦の関係性で言ったのだけれども)

病んでる方々は生きているだけで、

働いている人以上の大変さや辛さを背負っているのではと

 

なお最晩年に限るが、

薬では抑えきれないほどの痛み、かゆみ、呼吸の苦しさや、

その他の症状がある方には、

安楽死の選択肢もあるようにと願う。

 

人生のお終いには、

誰もが眠るように穏やかにがいい。

 

(夕顔の花)

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