今年もマルメロが遠方より届きました。
カリン(花梨)は、
マルメロの別称だそうですので、
マルメロもカリンと言っても差し支えないでしょうが、
少し違いますね。
昨年書きましたが、
マルメロには綿毛が付いてますが、
カリンはつるつるです。
どちらも芳香が良くて硬いのは同じで、
どちらもバラ科の落葉高木です。
薄く切って生のまま、
砂糖漬けをするのが一般的ですが、
今年は砂糖菓子にしました。
これは亡き実母が作っていたのです。
くし形に切り、
お砂糖と一緒に煮てから2~3日ほど陽に干します。
そしてグラニュー糖をまぶすのですが、
これって!
昔は田舎の高級菓子でした(笑)
甘すぎて苦手でしたが、
今回3回に分けて作りました。
煮残った汁はゼリーにします。
ゼリーのほかにも、
色々に使えそうな甘~い汁ですので、
冷蔵庫に保存しておきました。
そしてマルメロシロップ。
上記のように煮ても、
同じようなものができますが、
生のまま漬け込んだほうが、
香の良いシロップになるのです。
細かく切ってザラメを振りかけ、
腐敗防止に、
酸味を感じない程度に酢を入れました。
酢を入れてみた試作品ですので、
どのくらいの期間持つのかまだわかりませんが、
3日たったものを味見してみますと、
煮たものより、
やはり香よし味よしでした。
このシロップが抽出できたらマルメロを取り出し、
ジャムにします。
昨年作ったマルメロ酒は、
爺様が飲んでくれるそうです。
四つ割にして、
種ごと氷砂糖と共に、
ホワイトリカーに漬けただけです。
カリンにせよマルメロにせよ硬いですから、
どうか、
手を切らないように扱ってください。
芯を取るときも手には持たずに、
まな板の上で取らないと危険です。
大根を干したり、
マルメロを干したり、
わが身を干したり(庭仕事)しながら、
もう師走に突入。