これまで何度もいってますが、
田舎の厄介者にされる山も大事なのです。
山の木々は売れなくなり、
山の価値は、
無きに等しいようなものになりました。
けれど木々は空気を綺麗にし、
土壌には水を貯えます。
もちろん時には、
山崩れや洪水などが起こる因ともなりますが、
しかし人間には、
水はなくては生きてはいけないのです。
当地では、
何日も雨が降らなくも、
川の水が枯れたことは一度もありません。
浄水池の水が無くなって、
水道の水が出ないなんてことも、
一度もありません。
森林土壌のはたらきにより、
地中に染み込んだ水が地下水になり、
あちこちで染み出したり、
湧きだしたりしているからです。
日本には1級河川が109あるそうですが、
北海道の天塩川の源流は天塩岳。
青森の岩木川は白神山地。
山形の最上川は西吾妻山。
関東の利根川は谷川岳。
多摩川は笠取山というように、
山や森を源頭にして、
水はしみ出て流れ出てくるのです。
水は、
高いところから、
低いところへ流れ出ますから。
なお源流は、
源頭や渓流をも含めた、
川の上流にあたる範囲をさすとのことです。
はげ山だったら、
山中にしみこむ量は少なく、
表面を流れてしまう量が多いでしょう。
ですので木々が沢山ある山は、
保水に役立つのです。
詳しくは、
林野庁のページをご覧ください。
お金にはならないかもしれない山ですが、
目には見えないところで!
重要な役割を担っています。
見える水も、
見えない水も蓄える、
そんな山を大事にしなきゃ。
水は命の元なのですから、
山には価値がないからと言って、
見捨てないでくださいね。
そして、
山なんて邪魔ものだからと、
水の源を、
売らないでくださいね。
大事な大事な日本の国土を!
水道についての過去記事は、
土日コメント欄閉じてます。