このところモーター修理、アーム修理でお世話になっているご近所のSさん
最初はトーレンスTD-124のオーバーホールが最初であったろうか
ご自身でもTD124を使っていてそのオーバーホールを何度も自身の手で行っていて、技が身についたのか?
ご自身でも使っているオルトフォン309は、当時は他の業者へ修理依頼をしていたようであったが
他人の修理が気に入らずに、自分で勉強して、更に追求しているうちに、
いつの間にやら修理やらオーバーホールが得意となってきたようである
我がマイクロトラックのモーターも、当初は洗濯機のようなモーター音でゴロゴロぐわんぐわんの状態であったのが
S氏の修理後は
アイドラーを外した状態では、精密機械の如く、全く音や振動が生じないため一晩中回りっぱなしなんてこともしばしば
最初に手がけたT氏も唖然の仕上がりである
いったいどのように修理やオーバーホールを行っているのかわからないが
その性格は、はっきり言って「几帳面」で「神経質」
まず、見た目の仕上げがかなり良い
磨きこまれた、ターンテーブルの輝きがお分かりになるだろうか
触ってみると各部の動きがピシッと動く、以前の状態を知っている私としては驚きである
たぶん動くところは全て外され、その動きをチェックしながら組み上げられたのだと思う
がっシャーン、とかの適当な動きではなく、カシャと動くといったらいいのかな?
機械部分の動きにもかなりの拘りがあるようだ
だからS氏が調整した機械モノを手にし、動かすとその動きや機械音でその制度が伺える気がする
その神経質で几帳面な方の音はどんな音であろうか・・・
以前はJBLのSシリーズであったかホーンのコンシュマーシリーズを使っていたが
いまは、JBLプロ用のユニットを組み合わせている
やはり神経質な人はALTECではなくJBL
性格が現れている音である
パワーアンプは4P55を使ったT社長作の傑作アンプ
我が家でも一時借りてきてWE91Bと比べてみたが、その性能はかなりのものであった
私は東芝の真空管は良く分からないが、好きな人はかなり好きなようである
よく見ると他にも国産の真空管が使われている
国産真空管のきらいな私とは、このところで意見が合わないので触れないようにしよう
音は性格を表す
音にも我が家のように「ブー」や「ジー」や「ゴー」は全く無い
ノイズ音ゼロの世界である
プレーヤーもとても静か、そこから切れ味抜群のJBLサウンド
やはり、音も神経質で几帳面である
おおらかな私のALTECサウンドとはまた違う世界です
少しは私もこの几帳面さを真似たいと思います・・・・・・