
バッテリー駆動、励磁288なら・・・
WE597Aツイーターに続いて、今度は我がサウンドの中心、288Field Coilのバッテリー駆動
597Aは7Vだったので、12Vバッテリーにシリーズ接続を行ったが

288FCは24V、何故555と同じ7Vにしなかったのか、答えは
WE 594Aを夢見て作られたからです、(笑)
12Vを直列に二個つないで、簡単に接続OK
ユニット入り口で電圧を図ると25V来ている、フル充電したのでちょっと高めだが問題ない

聞いてみるとやはりノイズが無くて音は澄んでいる、
ちょっと温度感は下がるが、これはこれで嫌な音ではない、寧ろ聞き易いかな
今まで聴いてきた、本物の555+22Aと比べても、引けを取らない魅力が出てきました
ALTEC 288Cを励磁改良し、前作の287を以っした我がユニット288FC
一番の違いは、駆動をアルニコから電磁石による励磁駆動に変えたこと
駆動力は、はっきり言ってアルニコマグネットの方が力があります
馬力がある、と言えば分かりやすいかな?
音の力はアルニコマグネットの方があると思います
それを捨てても魅力があるのは、キレの良さ、きめの細かさ、滑らかさ
音の質は励磁の方が優れていると思います。
それと振動板を抑えるダイヤフラムリングが、励磁は殆ど金属でしたが
マグネットになってからはプラスチックに代わってしまいました
これは当然ですがマグネットは磁力が切れないからだと思います、
振動板を交換するのに、磁力があると金属リングの取付は危険です
288では、よくダイヤフラムにドライバーが当たって傷が付いていますが
励磁の時代の振動板は傷も少なく綺麗なものですよね
磁力の切れない288で金属のリングを使うと同様に交換が困難となってしまうためか
ボイスコイルリングはプラスチック製になりボイスコイルに接着され簡単に振動板を交換できる様になっています、
非磁性体の金属もありますが、まあプラスチックの方が軽くて交換が楽ってことでしょうか
励磁型は磁力が切れるので、メンテナンスには本当に楽です
もちろんダイヤフラムリングも金属製に交換しています
これにより、独特の響きが得られました
288FCの良さは、きめの細かい響き、キレと、滑らかさと言ったところでしょうか
音の力ではなく、質、を追及したつもりの我がシステム(そこの人笑うんじゃない)
励磁改良当初、様々な市販のスイッチング電源を使っていましたが、
私が使っていた電源は音が硬くてキツくて、正直言って励磁ってこんなものかと当初は思った時もありました
タンガー、セレン、ショットキバリアダイオード、整流管等々試して
それぞれの良さを生かした電源を使っていましたが次
今回のバッテリー駆動テストはまた新たな驚きがありました
一番の違いは、家庭用のAC電源はどうしてもノイズが入ってしまうのですが
そのノイズが無い
音の質をどうこう言う前に、この静けさの上に奏でられる励磁サウンドは格別の世界でした
静けさがあるから、キレ、滑らかさ、リアリティーがさらに生きる
励磁の魅力を追及するなら、バッテリー駆動のほうが・・・・
ただどうしても、バッテリーは何か冷ややかなような
タンガー電源に戻してみると、ノイズや粗さは目立つもの
う~ん、やはり捨てがたい何かの魅力を持っているのがわかります
励磁の魅力を引き出す電源・・・・・