やっと治まってきました、異臭が
私が、一番異臭を感じないスピーカー
理想とするスピーカーシステムは、SP一本のMONOサウンドなんです
フルレンジ一発でステレオ再生もいいですが、ステレオで二本鳴らすと、
私は実はこれも時に少し臭うんですね
理想はフルレンジでも、マルチユニットでもかまいませんが、
スピーカー一本で奏でるサウンドなんです
MONOレコードの良さを引き出そうと、
自分なりに理想を目指して作った
Altec515励磁をクリプッシュ ラ・スカラのBOXにダブルでシリーズ装着し
中高域にAltec288-16Gを励磁改良しAltec805ホーンに装着
この805ホーンを中心に515を上下に二本ずつ、
合計四本を使った
モノラル専用スピーカー
このスピーカーは気になる異臭は放ちません
元の音色は明るく軽いAltecサウンドですが、
励磁改良でWE並みの力と濃さを響かせます
異臭の原因、ピントのずれ(時間・素材・圧)が無いサウンドを目指し作り上げました
異臭の原因、ピントのずれ(時間・素材・圧)が無いサウンドを目指し作り上げました
低域の515はコーン紙の一番軽い515Eを励磁に改良したもので、反応は良いのですが
以前のパーマネントの515Bに比べると力が無く、紙臭い音と思っていました
その紙臭を取るのに効果的な方法の一つは
コーン紙からの直接音が届かない様にすることが必要だと考えています
フォールデッドホーン(折り曲げ)のラ・スカラBOXは後ろを向いてユニットが入っています、
ユニットは三角形の箱に密閉で装着されて、音はBOXの後ろの壁にに当たって
両サイドから出て来ます、
この方式により、紙の音は少なくなりましたが、
低音の量感はかなり減ってしまいました
減った量感を補い出すために、4本の515を使ったのですが、正直4本は
多少で気にならない程度ですが、臭いますね(笑)
515を二本だけのほうがピントがシャープですので
これは聴く曲によって音量が欲しい時は4本にしたりできます、殆ど二本で十分です
どちらにしても紙(コーン紙)の515が多いので、紙臭さの除去は必須です
紙臭さの異臭除去に意外に効果があったのが、
励磁電源にバッテリーを使う事でした
危険で批判の多かったバッテリー電源ですが、紙臭除去には効果的です
このスピーカーを駆動するアンプは、あまり好きではないんですが、クロス300Hz以上無段階のマルチアンプシステムです
211シングルのステレオアンプの左右を、上下に変えて使っています
左右独立のモノラルラインアンプの前にディバイダ―を入れていますので、
クロスも上下の音量も自由に変えられます
異臭をは放たない好みの音色で、音量調整幅も自在な理想的なスピーカー
このMONOスピーカーシステムの完成で、ある意味理想のMONOシステムは出来上がりました
そんな、ご機嫌なピントの合ったモノラルサウンドを聞いていると
STEREOシステムがまだ臭う・・・・、
臭って、
音に力が無い、
これを何とかしようと思って、いじらないと宣言したスピーカーシステムをまた、
ガサゴソと様々なセッティングをまた始めていた次第でして・・・・
今取り組んでいるSTEREOシステム、改めてそのユニットをご紹介させて頂きます
低域はLansing415レプリカをWEのTE7396バッフルにシリーズでダブル装着し、
415の220Vの励磁電源は、上下のユニットで別々に整流、上がキセノンガス整流、
下はWE705A傍熱型半波整流管で行っている、両方ともチョークコイル入れている
中域はAltec288Cを励磁改良しWE22Aホーンに装着している、励磁電圧24Vの電源はタンガ―バルブで整流しWE1048Bを4個±両極に入れている
高域はWE597Aレプリカ、7Vの励磁電源は12Vバッテリーをシリーズ接続して、
これもWE1048Bコイルをチョークに入れて調整している
目標はこれらのユニットが奏でる音を、
Monoスピーカーシステムの音像と、同じように奏でるStereo システム
(笑)・・・・、無謀な挑戦だろうか?
実は最近は、中央で鳴っているMONOシステムをリファレンスに
そのピントを、STEREOシステムで再現しようと様々なセッティング密かに行っていました。
先日も書きましたが
タイムアライメントは物理的に振動板位置(ヴォイスコイル)を合わせることで音のピントを合わせました
※注
某、ホーン伝説ともいわれる、日本古来のオーディオマニアの言い伝えをご存じだろうか
ある種の〇O〇Oストレートホーンを使うユーザーの方々の言い伝えで、その方々は振動板位置ではなく、
ホーンの開口部の80%の位置でスピーカーを揃えるのことで音像が合うのだそうです
よく理由は分かりませんが、
ホーンスピーカーはホーンの出口から音が出るのでは無く、ホーン開口部の約80%の位置、
つまり出口から20%手間から音は出てくるとのこと?
その出口、ホーンの開口部の80%の位置に音像が出来るので、
その音像位置を揃えてやる方がホーンスピーカーの本来のセッティング方法だと????、
WE信者よりも、めんどくさい方々だった
かなり胡散臭い話だが、今回も一応試してみたが、
WE信者よりも、めんどくさい方々だった
かなり胡散臭い話だが、今回も一応試してみたが、
残念ながら私の試聴ではこのようなことは一度も経験できなかったです
※注②
同じく低域のTA7396はユニットのすぐ前に大型のディフェーザーを装着していて
ディフェーザーとホーンの反射を利用している音の雑味を取り除いています
音の入角と反射角は等しいそうで、これをもとに計算した場合前面を平と考えて
ホーンの出口まで実測60センチだが、最短で74センチ、最長で118センチ
中間で95センチ
これをどう見るか、で一応やって見ましたが
結局実測の60センチで合わせるたのが、いちばん音のピントが良かったです
タイムアライメントでも、各オーナーの考えで様々な理論があるとおもいますが、
私は「反射距離」や「80%理論」ではなくホーン全長の、実測で計って
振動板ではなくヴォイスコイルの位置を合わせました
それが一番違和感なく素直なピントですね
話は少々遡りますが
私がTA7396バッフルを製作したのは、ミラフォニックサウンドシステムを再現しようとしてでした
このバッフルを使って鏡のように音源を再現するスピーカーシステムを目指したのですが
これまでもTA7396バッフルの音を様々な所で聞いてきて疑問には思っていたのですが、
本来大きなホールで鳴らすためのバッフルシステム
実はこのバッフルを至近距離で聴くとボワンボワンの膨らんだ音になるのがかなり気になっていた
視聴距離を遠くに置くとこのボワンボワンはかなり治まるのだが
実はこのバッフルを至近距離で聴くとボワンボワンの膨らんだ音になるのがかなり気になっていた
視聴距離を遠くに置くとこのボワンボワンはかなり治まるのだが
私の家の状況の様な至近距離ではこの膨らんだ音は、かなり気になっていて
その対策として絞り板を入れて、音圧を掛けて音を引き締める方法を行うようになったのです
音圧を掛けてみて初めて高域との違和感が取れて上手く鳴るようになったのですが
低域のコンプレッション(圧は)は掛ければかけるほど、低域の量は減る
コンプレッションドライバーを見れば分かるように、
中高音用のコンプレッションドライバーは基本密閉型です
555のようにフルレンジや、中には振幅を持たせるために空気抜きの穴が開いているものもありますが基本背面を塞いでいる
これと同じように私も当初Lansing415の前面に絞り板で圧を掛け、
後面にホームベース型のBOXを製作し密閉しました
キレのある低域の音圧は魅力的でしたが、
重低音の量が減ってしまい
量を得るために、空気抜きの穴を開け、だんだん大きくなり
結局下側のユニットは外して
たりして調整していました
コーン型のこの背圧調整はほんとに難しい
これまでは、前置きです
いつもの通り前置きが長いですが、これからが本題です
TA7396バッフルを、今回は、コーナー型のホーンを参考に設置してみました
コーナー設置で両サイドから音が出るように設置
勿論上下に漏れますので多少はフタをしていますが、漏れ漏れ状態です
いずれちゃんと音漏れを防ごうと思っています
低域バッフルをコーナー設置したのは正解でした
その後片面を壁に付けて、片サイドからだけ背面の音が回り込む様に配置
このほうがなんかいいです
女性ボーカルのピントを合わせるのに
高域のWE22Aホーンをいくら調整しても、女性ボーカルは甘いフォーカスで、
ビシッと合うことはなかったのですが
声のピントのポイントは低域だったのですね
低域をコーナー設置で、背圧片側のみ出る様にして初めてシャープなピントが得られる様になりました
まるで音が出ていない真ん中に鎮座するモノシステムからステレオの歌声が流れています
モノシステムとはまた違った、ゆったりとした音の量感ですが
これはこれで楽しい、果てし無く続くスピーカーのセッティングですが
今回だけは、このまま音楽に聞き入ることが出来そうなセッティングです