オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

PA、プロ用、コンシュマー、好きなスピーカーのタイプは?

2019年10月13日 20時18分00秒 | オーディオ


私にとってスピーカーシステムは、大きく分けて3種類あると思っています
(このGIPスピーカーは劇場型ユニットを使ったコンシュマースピーカーですね)




まずは劇場用スピーカー、

SR・PA、で用途は別れますが、劇場で聞きての観客に聴かせるためのスピーカーで

拡声、拡張を主としていて、多くの観客に画の演出として、

音を演じるのが目的





雰囲気やムードが必要ならば、その雰囲気の魅力を更に増して

美女の語る声はより美しく、

迫力が必要なら更なる迫力を加えて、音で演じます

また、音の特徴は特にPAは柔らかく聞き易いだと思います







モニタースピーカー、

レコーディングスタジオやモニタールームで監視・検聴を目的としたスピーカー

音楽を作り上げる為に、偽り無く良い音も、悪い音も正確に聴き分ける必要があり

美声は美声で、ダミ声はダミ声のままありのままを伝えるスピーカー


音質は硬質な印象を受けますね






コンシューマー・スピーカー

いわゆる一般家庭用のスピーカーで


インテリアとして部屋に溶け込むデザインと、持つことのステータスを併せ持つ、

姿も音も個性的なスピーカーとでも言いましょうか


様々なユーザーの好みの音楽の楽しみを叶える、特徴的なスピーカーシステム

拡声・拡張や監視・検聴では無く、まさに音を楽しむためのスピーカーシステム





実は私はそんなコンシュマースピーカーが好きなんです^_^



JBLもプロ用をいろいろ使って来ましたが、好きなのは、

L65やL200B、L300などのコンシュマースピーカー



勿論憧れはパラゴンやハーツフィールドです




プロ用や劇場用は嫌いではありませんが、その性質上制約が多くあります

良くも悪くも劇場用スピーカーは、演じて聴かせるが目的で、


基本、嫌な音を出しません(ALTEC・JBL・EV等を使った場合は)
注、ボヤキです(すみませんが、日本製の特にSRでのコンサートはウンザリするほど嫌な音を奏でる物が多くあり、耳が痛くなり途中で帰ったこともあります)



ついでに低音もカットしてあって、重低音は出ません




モニタースピーカーは余計な響きは出せません、

ホール感、ライブ感、臨場感、など感じられず

音楽の楽しみにかけるものが多くあると思います
(写真掲載は控えます)






でも、コンシュマーはそんな制約は有りません


(関西のおっちゃんは今年は自慢の13Aを持ち込みませんでしたが、氏の作るWE 13Aホーン一発が奏でるサウンドはとても魅力的で人々を魅了します)

作った人?、使う人?の好みで、時にとんでもなく嫌な音であっても、

それはそれでOKなんです





でも、この音だけは誰にも負けない


この響きは誰にも真似出来ない


この歌声の魅力は誰が聞いても、絶品




そんな特殊な音とも取れるのも魅力の一つだと思います


自分の好みにあったコンシュマースピーカーが

家庭で音楽を楽しむには一番適していると思っています



そんなコンシュマースピーカーはバラエティーに富んでいます


本棚に置けるブックシェルフ型から、大型フロアー型など

ユーザーの好みで様々な機種があります





ユニットの種類も、劇場やスタジオではありえない

リボン型、イオン型、コンデンサー型を含め、ダイナミック型やホーン型など様々な方式が楽しめます


スピーカーボックスの形状も、劇場で多く見られるフロントロードホーンやバックロードホーンもありますが


コンシュマーの特徴的なホーンは複雑なフォールデッドホーンや






そして、
今やほとんど見られなくなったコーナー型ホーン









ここにたどり着くまでに長い前置きでしたが、

実は私コーナーホーンが素晴らしいと思っていまして


いつかは使ってみたいと夢見ていたのです。








コーナーにスピーカーを設置なんてとんでもない



ボワンボワンの、切れない量がタップリでブーミーな低音か

ヒュー・ドロドロ、のオバケが出そうな淀んだ低音




そんなイメージの方も多いと思います




私がオーディオを始めた頃のセッティングもそんな感じでした

スピーカーは後ろの壁から離せ!、床から上げろ!

それが基本のセッティングと教わりました




確かにそれがスピーカーの特性を活かしたセッティングだと思います


遮蔽物や乱反射の影響を出来るだけ避けて設置するのが良いとされていました

確かにスピーカーやアンプの特徴がよく分かり


ある意味オーディオを楽しめるセッティングだと思います







でも、


オーディオ機器が奏でるいい音ではなく

そのオーナーの音楽性とか人柄が奏でる、

いい演奏だな〜、

スゲー演奏だな〜とかの


個性的ではあるが、それが色濃くまとまりのある音楽で、

感動させて頂いたオーディオ装置は





意外に壁にべったりとか、床べったり、又はコーナー設置の





部屋が音楽を奏でるオーディオ装置でした



中でも、
部屋全体が一体感を持って響き、

音楽を奏でるコーナー設置型は素晴らしいと思います









わりと好きな事で恐縮ですが、

代表的なコーナー型スピーカーの歴史を調べてみると





1920年代にはホーン型をフロントで使いコーナーを利用したスピーカーが発案されていたようですが



現代に繋がる実用的なスピーカーの原型としては

1943年に特許出願されたクリプシュコーナー型バックローディングホーン
1945年のクリプッシュコーナー型フロントローディングホーン、




これらの特許がその原型だと思います




指向性の強いホーンは高域にのみ使用し

低音は前後に同じ音が出るコーン型を使用し、前後の音を巧みに使ったコーナーホーン

勿論音源はモノラル音源の時代






この特許を使って1947年にヴァイタボックスCN-191が発売され、高域ホーンと低域コーナーホーンの歴史が始まったのだと思う



翌年にはJBLがランシング最期のコナースピーカーシステムD1004を発売




部屋のコーナーを使い、壁をバッフル板代わりに

部屋全体に音を響かせるコーナー型ホーンスピーカーシステム





勿論日本の狭い家を想定してでは無く、アメリカやヨーロッパの広ーい

社交ダンスパーティーが開けるような部屋に、

一本で音楽を鳴り響かすためのスピーカーシステム





1950年代に入ってからはオートグラフ、ハーツフィールド、等大型のスピーカーシステムが次々に発売され大型スピーカーの黄金の時代となりましたが

60年代に入ってステレオとなり、常に二本のスピーカーを使う事が前提になり

小型化していった気がするが





まあ、これらのスピーカーの特徴はなんと言っても、響き渡る低音




元々スピーカーボックスは低音を出す為に作られたと言っても過言ではないと思うが



スピーカー、一本で広い部屋に音楽を響かせようとしたコーナーホーン型は素晴らしい音を奏でるんですよ

現代では全く作られなくなってしまった、

作る必要がなくなったのかな大型コーナー型ホーン






そんな大型コーナーホーンの夢を追いかけて見ようと思います



果てなく続く、我がオーディオロマン







なんちゃってWEサウンドシステムの

次なるチャレンジは

大型コーナー・バックローディングホーン
スピーカーシステムの製作です!















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