オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

WE 594-T密造計画始動

2019年10月04日 14時17分00秒 | オーディオ




WE594A、WEマニアの必需品が買えない貧乏人諸君に朗報です!



:どうせJBL375を励磁改良しただけだろ?

:前回も書いたじゃないか





と言ったあなた、いえ前回のJBL375をそのまま励磁に改良しても、

問題だらけの375では、594の高音質を得るのは無理な話でした





375の最大の問題点?は、

本来高音質音を圧縮して「遠くへ歪なく、純度の高い音を飛ばす」目的のコンプレッションドライバーを

こともあろうに、「至近距離の家庭で聴く」ために

音を殺すデッドチューンが施されたのがJBL375



コンプレッションドラーバーの要ともいえる、音を圧縮するフェイズプラグ



音の純度を下げずに圧縮するため、金属製のフェイズプラグが古来から使われてきたが



遠くへ飛ばす音声拡張が目的の音を、家庭の至近距離で聴くとなると、いくら音響レンズで拡散させても、強烈で

「ちょっときつい」



もっと音の純度を下げるには「響きの鈍い素材で」音を殺すフェイズプラグ作るしかなかったのだと思う

当時の新素材で響きの鈍い、プラスチックのフェイズプラグと音を拡散する音響レンズを使って、至近距離試聴を可能にしたJBL375で、

一切の妥協を排した594Aの名を語るなんて絶対にできませんね



594Aの何が凄いのかは先日のブログでも書か出て頂いた通りですが



究極の理想を求めて設計された594Aが、555ほど多くの人に認知されなかったのは、


その卓越した精度で作られ超高性能サウンドを発揮するための、




バランスが取れる紙のウーファーが無かったためです。

バランスの取れない音は悪臭を放ち、あのスピーカーははたいしたことはない

となってしまい、結果として



WE555は数多くのメーカーがコピーしましたが



WE594Aは、認知度が低かったせいか、精度が高すぎた為か、わかりませんが

ほんの僅かなメーカーしかコピーしていませんでしたので



オリジナルはもとより、コピー製品でさえもなかなか手に入らない超貴重品





WE594Aは、90年近く前に作られたモノですが、




当時のアメリカの国力を揚げ、当時最高の技術を結集し造られたコンプレッションドライバーです、時代が違えばNASAに匹敵と言っても過言ではありません





原点であり、実は到達点でもあった最上位の高域用コンプレッションドライバーです。




WEを熱く語るオーディオマニアは「皆さん」これを持ってらっしゃいます、

594Aを使って、初めて「お~凄い!貴方はWEマニアですね」と認められる、

まあマニアの印籠の様なもの

















えっ?私でっか?、

あたしゃ貧乏人ですさかい

そんたら高級品もちろん持っとりゃぁしません



せやさかい、あっしはWEサウンドなんか語ったことなんかありゃあしまへんがな・・・・・・、

持っているものも、全てな~んちゃってWEの製品ですさかい・・・

どうせ貧乏人がやってるセコイオーディオでまんがなー







・・・・・・・、











でも、なんちゃってWEサウンドなら、いつも自信をもって語っています!


(笑)



私のように、「なんちゃって」でもいいからWEサウンドを味わってみたい、

とお考えの私と同じ貧乏人の皆さん




朗報です





あっ、一応ご忠告させて頂きますが、
WEサウンドはオリジナルでしか味わえませんよ

なんちゃってWEは、「たぶんWEサウンドってこんな感じかな~」程度の

お遊びのWEサウンドであることをご承知くださいね





さて、今回の594A制作はどこで行っていると言ってしまうと

宣伝になってしまいますので、どこのショップとは言いません



とあるショップでWE594A風のコンプレッションドライバーを密造しています



正統派のWEサウンド〇ンクやWEサウンド〇ボなどの、本格的なWEショップでは



もちろん本物の594Aをゴロゴロ所有して、マニアに販売していますが


あたしゃ怖くて値段を聞いたことがありません



聞いただけで心臓が止まるまかも知れません

以前買った方の話ですとレクサスISと同じくらいとのこと(グレードは分かりませんが)





※注、独り言

以前見栄でやっと買ったISは30万キロしか走っていないのに、虚しく廃車となってしまいましたが、

15年前にISではなくWE594Aを買っておけばバラ色の人生だったかもしれません・・、

まあ後悔しても仕方ないですね






今回はなぜか、「制作してることをブログに書くな!、秘密なんだからな」

と、強く言われているので、どこのショップとは言えません

密造は犯罪なんでしょうか?




だから口が裂けてもどこの店が作っているか言えません、ご想像にお任せします



まあ、間違っても正統派のWEショップではありませんね



当然、新製品がズラーッと並ぶ販売店でもありません、

この店で新製品はと言えば、昭和の製品しかないような某オーディオショップ?です





そんなお店の二階の屋根裏部屋で密かに進められているWE594A密造計画





まず、今回の密造が凄いのは、超高精度のような雰囲気の精度で作られているフェイズプラグ



先日お邪魔させて頂いたGIPさんでは、オリジナル以上の精度でこれを作っている



見るからに精度が高そう




以前エル〇スさんの594Aも見たことはあるが、これもなかなかの高精度だった





今回の密造計画でも精度の高いもので作ればいいのだが、

大きな声では言えないが、この密造者はわりと手先が不器用

紙でも木でも原型を作れば、誰か削ってくれそうな方々はいると思うが、

それを作るのもめんどくさかったのか、使われたのはJBL2445Jのフェイズプラグ



JBLの強力なアルニコの375は先ほども書きましたが、プラスチックのフェイズプラグだったが



貧弱なマグネットに変わって、今度は響きの良いものが必要になったのか

2445Jだけはフェイズプラグが金属製になっている



多分ジュラルミンのような金属で、オリジナルの砲金だったかな?真鍮だったかな?忘れたが

それとは違う響きだが、一応響きのいい金属製フェイズプラグ



何本2445jを落札したか知らないが、UFOの様な残骸がいくつも転がっている



この2445の金属製フェイズプラグを使って



それを納めるケースは、何と純鉄並みの金属を使って削り出して作っている



励磁では特に磁力を伝えるケースが大切、JBLやALTECは鋳物だが、

鋳物の磁力伝達力は低く、そんな劣った素材は使わないとの事



今回の密造では伝達力の高い極秘の金属が使われている

勿論、重要なポールピースも透磁率の高い高級金属を贅沢にも削り出して使っている

パー麺・・・・





いや、ラー麺ジュース?

密造ですから、使われている金属はご想像にお任せします、



励磁コイルはお手のもの、歳で肩がいたいからもう巻かないと言っていながら

最近また上手くなってきたようです





いよいよ最後は振動板だが

オリジナルと同じアルマイト仕上げの美しい4inch振動板を使い・・・・







なんてことできないので(笑)、ここは2445Jの振動板を使うが



この2445の振動板で使われているエッジは、硬くて動かないことで有名なダイヤモンドエッジ



貧弱な磁力を補う為に、動かない振動板と金属のフェイズプラグが使われたのだろうか





オリジナルのロールエッジが手に入れば、それを使うのが一番いいと思う



375のダイヤフラムでもいいと思うが、





密造者はなにやら、エッジ部分を切り取って、マイラーエッジなるものに張り替えている

写真は、超企業秘密だと撮らせてもらえなかった、

288の様なタンジェンシャルエッジの振動板があればいいと思うが





まあ、ダイヤフラムは、オーナーが、本来の高域に使うのか、中低域に使うのかで使い分ければいいと思う



何といっても、励磁型は電源を切ればもちろん磁力が無いので、振動板の交換は簡単にできる





私の夢はWE594AにWE24ホーンを使い、低域にはフォールデッドホーンを使ったシステム



夢が叶うまでは、励磁改良の288-16Gと805ホーンで我慢するしかない





でも今回の密造は気合が入っている、密造者の以前のクルマのナンバーは594だった



594に惚れ込んだ男が、夢を叶えようと、様々な励磁改造を行い、模索し



辿り着いた最高の密造品かも知れない







もし、どうしても594をリーズナブルな価格で使いたい方は、

ショップを訪ねてみては如何だろう



594-T