オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

夢のコーナー型スピーカー、構想から実現へ

2019年10月17日 16時02分00秒 | オーディオ






実は二日で出来ちゃいました〜






苦悩と努力と閃きと、台風で暇だったのであっというまに出来ちゃいました〜(笑)

バックローディング・コーナーホーン・スピーカーシステム







写真を見て、えっどこが?今までと全く一緒じゃない







また、妄想だろ

さては、嘘こいてるんじゃなの

大袈裟に誇張してるだけだろ






などと思われても仕方ありませんが

いえいえ、そんなことはありませんよ、




クリプッシュにも、ヴァイタヴォックスにも、ハーツフィールドにも引けを取らない





理想の響きを奏でる立派な、なんちゃってWE・シャラー・クリプッシュの

コーナー型バックロードホーンスピーカーなんですよ




まあ、
確かに後ろと横の壁に押し付けただけで、設置を変えただけですから、

見た目はあまり変わりません





でも、昔のコーナー型ってわりとこんなもんだったと思いますよ(笑)







TA 7396バッフル、
これは平面バッフルとは違い、ストレートホーンに近い「ハ」の字型の形状に



バッフルを配置したフロントホーンです



ホーンの角度は約90°で作っています



オリジナルは18インチウーハーを使いますが、これを15インチ用に縮小していますが角度はオリジナルと同じです







構造も同じでTA 7396はバッフル板ですから、後面は何もない解放のオープンバック方式です




振動板の後方が密閉されたコンプレッションドライバーと違い、非常に多くの空気が振動板の後方にも出ています



⭐︎注、
音の綺麗な金属振動板の大型低域コンプレッションドライバーを使った低域ホーンを使う手もありますが

私はキレと迫力を備えた15インチの「紙」コーン型ウーハーが好きでこれを低域に使います






これはコーン型の欠点では無く、特徴だと思いますが、コーン型は前後に全く同じ音が出てしまいます


ホーン型のバッフル板に取り付けてあるだけなので、当然バッフルの後方にも同じ音が出ています







我がシステムの特徴でもありますが、高域のコンプレッションドライバーとの音圧を合わせる目的で



ウーハーの前面に絞り板を入れて低域のLansing 415にもコンプレッションを掛けています


これにより、一体感のあるサウンドを実現しましたが







ウーハーの前面を絞れば、当然後方に逃げますので、後方も音圧を調整する必要があるのです



本来絞るのでは無く、後面は大きな箱で密閉して塞いでしてしまうのが

濁り無く一番良いと考えますが、バックキャビティーの量が取れないと


全体の動く空気の量が少なくなり、低音の量と迫力が減ってしまいます




スピーカー前面の音と、背面の音をどう処理するかが、




コーン型ユニットを使う上では重要なポイントですね




今までは後面から出る音は、前面から出るクリアーな音を濁す

「邪魔な音」と考えていて



どう処理しようか、理想の巨大な空間で処理するのがいいと思いますが、なかなか困難ですし





消せない音をどうやって消そうか、聞こえなくしようかの

消極的な処理するのでは無くて




今回は、それなら最も効果的に利用してみようとの考えから始まりました









今回はコーナー設置型スピーカーを新たに作ったのでは無く


従来のオープンバックのバッフルを使い、

バックロードコーナーホーンと同じになるセッティングを行いました



背圧調整の為に取り付けていたBOXを外して

コーナーの壁をバックキャビティーに使いました



後面に出た音はバッフルと壁で遮断されている為、

前面とは場所も時間も多少ずれて(送れて)背圧の音が出てきます




その背面音を当初、上下を塞ぎ両サイドから試して





次は片サイドからのバックロードを試しました

重いスピーカー動かして、動かして、動かして、




せっかく綺麗に作ったバッフルに、木ネジで隙間を板で塞いで、




隙間を防音テープで止めて何度かテストしましたが




横では無く、下から背圧の音を出すのが一番違和感が無い低音でした




違和感が無いとは何というか、ドラムのドンドンの音を聴き比べたのですが、感性?感覚?の問題だと思いますが





下から背圧を出したほうが、量感もまとまりもトランジェントも良く、何より音楽のバランスが良く感じました





最終的に両サイドのバッフル共に壁に密着させて、コルクボードを二重に貼り付けて隙間は塞ぎました




上面は21ミリ合板で塞ぎ、隙間テープで完全に隙間を埋めて密着させました




これで空気の逃げ道はスピーカー下部の床との隙間だけ






懐中電灯で🔦光のチェックもしましたが、

少なくとも光は全く漏れない状態まで壁と密着出来ました




フォールデッドホーンと言うからには、折り曲げ部分も必要で

申し訳ない、程度ですが折り曲げ板を入れてみました(笑、これはあまり効果は無し)が



とにかくコーナーバックロードホーンシステムが完成しました






これを、馬鹿げた設置と嘲笑っても構いません

またそう思うのも当然だと思いますが



この設置は目から鱗でした




私はいつもスピーカーを調整した時は、チャンネルチェックと、位相チェックにDENONのチェックレコードをかけるのですが




「このレコードはデンオンPCM録音装置を使って録音されています」



この一言を聞いただけで鳥肌が立ちそうでした



スピーカーが鳴っているのでは無く、

圧倒的な音圧と一体感を持って

そこでナレーターが話してるかの様な雰囲気、



これは今までに無かった音の一体感です







ステレオ装置は、両サイドのスピーカーが、実態が無い中央の空間へ音を描く音響装置



今まではそう思っていました、部屋全体が音を奏でるとその感覚が全く変わるのですね


音像を描く、それは同じですが、リアリティー、実在感はまるで別物を描きます




女性ボーカルも、今まで中高域ホーンの向きを変えたり、角度を変えたり色々調整してきましたが


低域の音像が決まるとこの声の輪郭もピタリと決まるのですね




多少ダボつくと思われた低域は、全くその様な音を奏でません

濁りの全く無い、キレてクリアーで、

それでいて量感も雰囲気も素晴らしいて音を奏でます






コーン型スピーカーセッティングは背面処理で決まる、





そう昔から言われてきましたが、やっとその意味がわかりました


決して消える事のないコーン背面の音の処理



処理とは、処分する、消すでは無く






活かす事だったのですね






部屋の中で、音響装置によって動かされた空気が、無駄無く暴れず部屋全体で響いています


空気が暴れず乱れないと、気持ち良くボリュームがあがります


これは気持ちいい〜〜、サイコ〜



と聴いていたら、突然片ちゃんの高域が消えた






あら?、

WE 597Aが逝ってしまった〜