年末という事で、今年読んだ本の中で特に感銘を受けたものを紹介します。
「仕事、会社、経営」という観点からはこの1冊
リストラなしの「年輪経営」
塚越 寛 さん
TV東京の カンブリア宮殿 で紹介され知りました。
創業以来48年連続増収の経営戦略が書かれています。
今から13年前の事・・・
Q1、会社って何のためにある?
Q2、仕事はなぜするのか?
私がこの仕事を始める前、会社を辞める時に上司に問われた言葉です。
その答えが大きな視点から書かれている気がしました。
特に私に響いたのを5つ上げると・・・・
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○ 会社は社員を幸せにするためにある。
会社が成長するという事は社員が
「あっ、前より快適になったな、幸せになったな」と思う事(P33)
○ ブランド化について
「信頼のある企業が、信頼のできる製品を作って、ファンを持つ」(P54)
○ 企業が継続していくには
時代に合わせ「革新」を積み重ねることで継続はなる(P77)
○ 社員一人一人が何人のファンを作るかが会社の命運を左右する(P127)
○ 小さな立派 - 人に迷惑を掛けない
中くらいの立派 - 少しでも人の役に立つ
大きな立派 - 多くの人、社会に役立つ (P158)
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5つピックアップしましたがまだまだ沢山あります。
今後、仕事を継続していくうえで多くの示唆がありました。
さて、冒頭での上司の質問に対する当時の私は
「やりたい事を見つけたのでそれを仕事にします!」
と答えました。
上司は
「そんな気持ちで独立は無理だ! 食べるための仕事だろう」
と一喝されたのを思い出しました。
部下を思う気持ちで言ってくれたのだとは思いましたが、
釈然としない思いを抱いたのは今でも覚えています。
最後は「自分の人生です!」って言ったような・・・
もし私がこの本の塚越さんの会社に就職していたら独立していたでしょうか?
正直、していなかったかもしれませんね。
そういえば就職活動の時から独立志向が強かったかも・・・
最終面接で専務(後の社長)から
「この会社で学ぶことが無くなったら、いつでも辞めていいからな!」
と言われ
「分かりました。覚えておきます」
と素直に答え、退職するときに専務から
「分かったと言って本当に辞めるのはお前位だよ」
と褒めたのか呆れたのか言われました・・・
決して学ぶ事が無くなったわけではないのですが。
「会社(仕事)は何のためにあるのか?」
「自分の仕事の意味は・・・」
そんな疑問に答えてくれました