おやじとクソおやじの間(はざま)で

おやじになった自分から見た、クソおやじ像を考える

書店くじ

2007-06-30 23:40:11 | 出版業界/本屋さん関連
今日で6月も終わり。早いものだ。

”書店くじ”というのをご存じだろうか?4月の終わりから5月にかけて、書店で500円以上本を買うと1枚くれる”宝くじ”である。今年はそれを久々に1枚、カミサンも1枚、計2枚もらった。そして、その内の1枚がなんと当たったのだ。4等:くじと引き替えで100円引き。その引き替え期限が今日である。

こんなギリギリまで持っていたのには訳がある。近所の書店では引き替えれなかったのだ。はじめにカミサンが自宅最寄り駅近くにある店にいったところ、そこでは”書店くじ”の存在すら知らなかったらしく、わざわざネットで当選番号を調べてプリントアウトしてくれたらしい。もちろんそんなところでの引き替えは無理である。次に僕が自宅近くの違う店に持っていったところ、”ウチではやっていない”と言われた。そんなこんなで、引き替える機会を逸していたのである。

そのくじをもらった店で引き替えるのが一番よいのだが、その店は遠く、車で行くかなければならない。そこでカミサンと相談した結果、「あそこなら引き替えてくれるだろう」という店を選んだ。Bというその店は、会社の近くにある。確かにそこは引き替えてくれるだろうという確信が僕にもあった。

今日、会社帰りにその店に寄ってみた。”書店くじ”の当選番号のポスターが貼ってある。BINGO!である。さて、何を買って帰るか?本を探してみる。先ずは雑誌。はじめはPOGの青本を買おうと思っていたが、すでにこの時期POG本は撤去されていた。横の棚にあったQuick Japanも今回の特集はイマイチ興味がない。コンプティークも同様である。パソコン誌も同様。情報誌DIMEとTRENDYは先日買ったばかり。雑誌は買うようなものがなさそうなので、文庫のエリアに移る。
文庫も先日”ハツカネズミと人間”、”小林賢太郎戯曲集”を買ったばかりなので、特に”コレ!”というものはない。

久しぶりに文庫の棚をじっくり見た。学生時代によく、棚にある最安値の文庫を見つけて買って読んだものだ。今回も見ている内に薄い本を見つけたため、つい”最安値の本探し”を始めてしまった。結果。最安値の本は新潮文庫 森鴎外の”雁”などの名作が税込み300円であることがわかった。しかし今回、それを買うわけではない。

ここで一つまた思い出した。これはよく”50円引き券”などの割引券をもらった時に考えるのだが、高いものをを買うべきか、安いものを買うべきかという問題である。例えば、先ほどの”雁”を買って割り引きしておらうと、33.3%の値引きである。しかし、1000円の本を買った場合には10%の割引にしかならない。なんか損した気分である。結局は同じ100円引きなのだが。

そんなこんなで悩んだ末に買ったのが”ブレイブ・ストーリー 上”(宮部みゆき 角川文庫)である。選んだ理由は、表4(裏表紙)に書いてあったあらすじを読んで面白そうだと思ったのと、カミサンも好きそうな感じがしたためである。宮部みゆきの作品を読むのは久々。”クロスファイア”、”レベル7”、”パーフェクト・ブルー”など、一時期凝って宮部作品ばかり読んでいた時期があった。そうそう名作”火車”も忘れてはいけない。

税込み700円の100円引き。割引率14.29%。まずまずといったところか。
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