おやじとクソおやじの間(はざま)で

おやじになった自分から見た、クソおやじ像を考える

少年サッカーをする子供を持つ親の悩み

2010-07-29 23:58:25 | 少年サッカー
先週末、次男のサッカーの試合があった。

練習試合と思って出かけたところ、カップまで用意されているちょっとした草大会だった。事前連絡無し。幼稚園の時から世話になっているこのチーム。こんなアバウトさは相変わらずで、いつもの事である。

炎天下の中で応援した甲斐もなく、5戦全敗。参加8チーム中最下位。小1のこの時期、まあ仕方がないか、と思っていた。

話は少し前後するが、2試合目が終わった頃、同じチームのお父さんに声をかけられた。顔は知っていたが、今まで話をしたことはなかった人だ。そんな人が声をかけてきた。

「どう思います?」

2試合目の内容を見ての感想を求めてきたのだ。

「こんなもんじゃないですかね。」

正直に答えてみた。すると

「何故、ポジションを決めて試合をやらないんですかね。こんなんじゃあ絶対に勝てない!」と、どうやらコーチの采配に不満があるようである。まあ、その通りになった訳だが…。

実は僕も長男が一年生の時に、同じ疑問を持ったことがある。長男が幼稚園の時教わっていたチームでは、試合毎にポジションを決めて試合していたのに、小学校になってから移ったチームでは、ポジション決めをせずに試合をするのだ。何故、ポジションを決めないのか?その当時はどう考えてもおかしいと思っていた。

この疑問をサッカーの経験者でもある゛師匠゛に投げ掛けてみた。すると、こんな答えが返ってきた。

「小1なのにポジション決めてやったらつまらないだろう?基礎もできてないだろうし。」

なるほど、確かに。例えばバックというポジションに縛られていたら、小1くらいだとつまらないよなぁ…。また、ポジションにこだわってサッカーしていたら、その場はしのげるけれど、子供は伸びないよなぁ…、などとその時は妙に納得したものだ。

その後、ポジションを決めて戦っていた現在次男が属するチームも、いつの頃からか方針転換し、低学年の時はポジションを決めないで試合するようになった。

などという話を前出のお父さんにしたのだが、「勝つ気ないんですかね?」と納得いただけないようだった。

最近、よく考える事がある。それは、親は何を目標に子供をサッカーチームに入れているか?ということである。

それは、友達作りや体力を付ける目的の場合もあるだろうし、サッカー選手(プロという訳でなく、中・高と活躍できる程度)として育てる事が目的の場合もあるだろう。

そんな様々な目的を持った人たちが集まって一つのチームに入る訳だから、コーチとしては゛初心者゛に合わせて練習をスタートすることになる。また、試合になるとどう戦ったらいいかわからない子供もいるから、どうしてもポジションを決めないで試合することになる。そうなると幼稚園からやっている上手い子供の父母は、先程のような不満を持つことになるのだ。

また、チームの目標というのもそれぞれバラバラである。現在長男の属しているチームの目標は、各学年毎の市内大会優勝とプラスα(その上の大会、ブロック大会、都大会優勝)のようである。一方、現在次男が幼稚園から属している前出のチームは、゛六年生になった時には上手くなって…゛と、最終学年で成績を上げることを目指しているようだ。それはそれでよいだろう。

僕としては、学年毎に優勝を目指すほうが、目標がわかりやすく良いと思っている。


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