アメリカ修行時代の師匠であるトム・リベッキーがジャズギターブック20(シンコーミュージック刊)の特集で取り上げられています。日本のギター雑誌でリベッキーの特集が組まれるのは、おそらくこれが初めてだろうと思います。彼の経歴や理念がコンパクトにまとめられていてるいい記事だと思いましたが、ネックの構造を説明した部分には疑問を感じました。
「(ネックの)中心をカーボンファイバーで補強し、2本のトラスロッドシステムが標準仕様になっている」というくだりは、ベースの場合であれば理解できるのですが、ギターでトラスロッドが2本入っているケースはかなり稀です(これまでの経験では、リッケンバッカーの12弦でしか見たことがありません)。「中心のトラスロッドの両脇に2本のカーボンファイバーを埋め込むことで補強したネックが標準仕様」というのが正確な表現ではないかと思います。少なくとも、私がリベッキーの工房にいた時には、そのような仕様でした。この10年の間に変えた、とも取れますが、普通に考えて、そういうことはないんじゃないか、と思います。翻訳がよくなかったのか、或いは構造に関する理解の不足か、それとも本当にそうなのかも。考えてもわかるはずもなく、真相は本人に聞くのが一番、ということで現在問い合わせ中です。多忙な人なので、返事はいつになるかわかりませんが、わかり次第お知らせします。
その結果
お問い合わせ ABE GUITARS
「(ネックの)中心をカーボンファイバーで補強し、2本のトラスロッドシステムが標準仕様になっている」というくだりは、ベースの場合であれば理解できるのですが、ギターでトラスロッドが2本入っているケースはかなり稀です(これまでの経験では、リッケンバッカーの12弦でしか見たことがありません)。「中心のトラスロッドの両脇に2本のカーボンファイバーを埋め込むことで補強したネックが標準仕様」というのが正確な表現ではないかと思います。少なくとも、私がリベッキーの工房にいた時には、そのような仕様でした。この10年の間に変えた、とも取れますが、普通に考えて、そういうことはないんじゃないか、と思います。翻訳がよくなかったのか、或いは構造に関する理解の不足か、それとも本当にそうなのかも。考えてもわかるはずもなく、真相は本人に聞くのが一番、ということで現在問い合わせ中です。多忙な人なので、返事はいつになるかわかりませんが、わかり次第お知らせします。
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