今回の旅ではライカM11+LEICA M11 + SUMMILUX M f1.4/35mm(11726)とLeica SL2-S + Sigma 28-105mm F2.8 DG DN Artの2台を持ち運び、写真撮影を愉しんだ。
のんびりな時はM型、動き回る子供を撮る時はSL2-Sと機会に応じて持ち運ぶカメラを取り替えていった感じ。
SL2-SにM型&Lマウントレンズを持ち運べば本体1台でいけるけど、レンズ交換も鬱陶しいしホコリが入るのも嫌だし、何より僕にとってフラッグシップはM11であるので持っていきたい。
そんな理由で本体を2台を持ち運んでみて感じたこと、それはカメラは用途に応じたものが最良だなと。
当たり前なことだな。
まずはSL2-S。
テクニックを磨けばM型でも子どもの撮影はできると思うんだけど、やっぱりAFや連射が効くと一瞬を逃さない。
M型だとどうしてもピントを合わせるまでに時間がかかっちゃう。
ピンボケ写真も一枚の思い出だけど、どうせならキリッとピントがあってるほうが嬉しいしね。
プロファイルに一般写真用(フォーカスは中央一点&AFs)、家族用(基本全部オートの撮りやすい設定)、子供撮影用(人認識&AFc)、Mレンズ用を設定しており、使い分け。
NGポイントはバッテリー1本では1日もたんのは鬱陶しいところ。
だからM11も持っていったというのもある。
次にM11。
かたや風景やスナップとなると俄然M型が愉しい。合わせたい焦点に自分でピントを合わせ写真を撮る愉しさは、ボタン一つであっさり撮れてしまうAF機にはない愉しみに溢れている。
基本的には用途が限られるが、撮影条件が一致するようであれば間違いなくAF機より愉しいなと。
僕は車好きの人間なのですぐ車に例えてしまうのだけど、マニュアルのポルシェのようだなと思った。
運転して、操って楽しく、機械としての魅力に溢れ所有するだけでも嬉しくなる車。
ドイツの工業製品に通じる精神が宿っているのだろう。
最後に新しいレンズ、Sigma 28-105mm F2.8 DG DN Art
少々重さはあるけれど、持ち運ぶ価値は十分にある。
ズームといえども画質に不満は出なかったし、何よりズームの便利さと言ったら。
風景、スナップ、ポートレート、テーブルフォトといろんな場面でマルチに使えて非常に有用。
そして2400万画素のSL2-Sは6000万画素のM11に比べ画素数的に不利とか考えていたものの、ズーム機能によりデメリットをある程度は解消できている気がする。
これはアポズミクロンSL35mmの出番が減っちゃうなぁと言うのが正直な感想。笑
ああ、愉しい。
機材に関していえばもうこれ以上望むべくはないと思う。
ただライカの新機種が出たら話は別かもしれんけど。
中版ミラーレスなんかが出ちゃうと買えなくてもモヤモヤしちゃうんだろうな。
機材は結局本人が気に入れば何でもいいんだろう。
趣味で使うなら結果に責任は伴わないので、スペックよりも自分が気に入っているものがベター
僕はもともとマーケティングに優れたスペック的に最良なものより、車でいうTVRのように多くの欠点があっても際立った特徴があるものが好きなので、シグマdpが大好きだった。
それ以降のシグマファン。
カメラの世界でライカほど尖った製品を造るメーカーはそうそうないと思うから、その世界線でライカが好きなんだろうな。