気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

終の対

2009-11-02 21:43:00 | アート・文化
先日も書きましたが、着物を買う場合、着物と帯、小物をセットで揃える事が多いようです。着物を何枚か持っていると言う場合四枚の着物なら四本の帯があると云う事になります。その中で組合せを替えてコーディネート出来る場合もあるのに何時も同じになってしまう。では五十枚の着物に同じ数の帯が必要だと思って揃える人は何人いるでしょうね。昔から着物一枚に帯三本とかその逆といわれています。着物を増やしても手持ちの帯で着回しする事を考えるのが本来のコーディネート術でしょうね。従って凝り固まった考えだといつも同じになってしまい、よそ行きの正装着でしかなくなってしまうのかも知れません。普段着として着物を着て生活している人の場合は多分着物と帯の比率は7対3位じゃないかなと思います。小物をそれに合わせればパターンは無限になります。
でもある意味では対で揃えてそれ以外に無い場合は悩まなくて良いので羨ましいと感じる事もあります。コーディネートに悩む時間が楽しい着物好き以外は、苦痛だろうと思います。
以前にもママ友から着物があるなら着れば良いのにと云われた時代もありました。でも自分で揃えた着物ではないので組合せが判らずどうしてよいのか苦痛でした。悩むポイントが違うのよーと説明したら、それきり発展しませんでした。そのママ友は対でしか着ないタイプだったのでしょう。今はもう無限の組合せを心底愉しめる自分が居るので、心置きなく悩めます。
着物一枚に帯無限。帯一本に着物無限。あっ無限と言っても実際無限じゃないですけど数は限られてはいますよ。当たり前です。でも手持ちの中でローテーションさせて行くのは、本気で楽しいです。
そんな自分にもお気に入りの組合せはあります。どうしてもそうなるという場合があります。小物を替えてみたりして、頑張ってみます。チェンジは案外勇気が要ります。
是非此れから着物一枚買う時には手持ちの帯が使えるかどうか考えてから選ぶといいですね。どうにでもなるんです。絶対ダメな組合せは案外少ないです。まあ喪服だって実は究極の正装ですから。晴れ着にしてもおかしくはないはずなんですがね。帯は金欄がいいでしょうけど。白装束だってお遍路で着ているし。NGワードが多いと着物の世界を怖いと感じないで欲しいものです。
おせっかいなお直しおばちゃんに負けないで!頑張って着てみて!
アンティーク姫のシリーズはもう自分の世代では無理ですが私自身がアンティークだし。