気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

補償範囲に疑問あり?!

2011-08-05 23:05:21 | 旅行記

 津波や原発の事故で有無をも言わさず警戒区域になった地区の住民はどうしても避難しなくてはいけない。避難したくなくても避難するのだから「補償」の対象になって当たり前だと思う。生活費や交通費、精神的損害も含まれるとの事で一安心。まあ、まだいつ・いくら・どれだけという部分は不明だが「やる」ということは決まったのは良いことだ。

 だが、報道では一部の自主避難民には補償がないという。差別だという。

 そうなのか?福島の郡山から京都に避難したひと。この夏休みにも沢山の子供たちが疎開するという。子どもの将来を思って避難指定はされていないが自主的に避難するという。それに東電の補償が出ないと嘆くのは・・・・理不尽なのか?ではその郡山市や福島市に避難してきた警戒区域の人々はどこへ行けばよいのか?

 風評被害も大きい。実際にセシウムが検出された牛肉や野菜は出荷できない。絞った牛乳を捨てる酪農家の苦悩は計り知れない。知人が泣きながら仕事を続けている。孫は避難させたという。

 つまりはコンパスで描いた避難地域が間違っていたわけで、今思えば当時は仕方がなかったとはいえ、もっと迅速に線量を測って安全な場所を見つけて避難させるべきだったのだ。今になってホットスポットがあると避難を促しても遅いと思う。

 幸い普通の生活をしている我が家は内部被ばくもないので安心だ。過剰反応せずに良いと分かっただけ少しストレスが減った。窓を開けても大丈夫。長袖着なくてもOK.マスクをしなくても大丈夫。食品も安くておいしくて新鮮なら買う。県内産でも県外産でも変わりはない。なるべくなら地産地消したいと思うので協力していきたいとは思う。

 原子力の事故により業務は縮小せざるを得なかったし、事務所も移さ無ければならなかったので、補償の対象になる。商工会を通して仮払金を受け取り、今後の補償も交渉中だ。仕事が今後廃炉になるまであるのかどうかも不明だし。このままつぶすのか?それこそ生活と人生がかかっているので必死だ。毎日放射能の降る原発に働きに行くツレや社員は?行かなければ収束しないんですからね。日当が10万だと?あるわけないでしょうが!協力会社だって値切られている世の中。8000円でももらえればいい方ですよ。東電が10万で作業員を募集するわけがない。それは協力会社がよく知っている。瓦礫をかたづける使い捨ての作業員は別なのかもしれないが・・・・。線量が高くても給料を高くして短期間で去ってもらえればいい。だから人数がいる。人海戦術しかない。線量が高くなれば使い物にならないから次の人に変わってもらうしかないのだから。幸い線量が低いところでの作業をしている弊社はまだましか・・・・。

 義捐金も仮払金もまだ入金されていない。書類は届いているので安心してください。時間はかかりますが必ず入金しますから・・・とありがたい文書は届いたから待っていられるけれど。

 本気で仕事が無い人たちは大変でしょうね。だから補償に期待をしているのかもしれないけれど、落ち着いて考えてよ。

 避難したくなくても避難した人と、避難したくて避難した人を一緒にしないで欲しいのよ。残酷?冷酷?どうとでも言ってくれ。

 ただ、求めるのは16歳以下の子供の一生の医療費を面倒見てほしいってこと。何かあったら最優先で治療を受けられる体制を取ってほしいってこと。勿論生活の補償もしてほしい。

 大人はいいよ。お迎えの方が早いだろうからね。がんのリスクが0.1%上がったところでそんなに怖くはない。何しろ親や親類をがんで亡くしているから。放射能でなくても癌になるのはわかっている。

 見えない放射能であたふたするなら、ストレスなく暮らす方がずっといい。

 やけっぱちじゃなくってさ。落ち着こうよ。とにかく。

 福島県内案外大丈夫だってば。三キロ圏内以外はね。10キロ離れている浪江町だって線量はまだまだたかい。ちょうど我が家の上を通って行くんだよね。あの線量マップを見るたびにため息が出るけど。国が買い上げてくれるならそれでもいいよ。

 とにかく帰れるのか帰れないのか。いついくらの補償が出るのか、いつまで補償し続けてくれるのか。原発がいつ終息するのか。指針を示してほしい。はっきりとダメならダメといってくれ!

切なる願いです。