小学校時代から親友だという二人、震災を機に相手は栃木県に行ってしまいました。我々は福島市に残り無事です。一番の心配は放射能だとか。WBCを受けたり線量マップを見て大丈夫だと説明したとか。二人は毎晩メールや携帯で長電話しています。同じ中学校に転校して来るという話もあるのですが本当かどうか今一つ信憑性がない。何度も同じ話をしては立ち消える。ご主人はいわき市で勤務しているとか、そのいわき市には住むところが少ないのです、仮設住宅もありますが、いわき市民が先ですからね。埼玉から双葉町町民が少しでも故郷の近くに移りたいといわき市を選ぶケースが増えてきているとか。実は我が家もいわきの方がツレの勤務には便利なのですが、学校が決まっているので動けない。社員の詰所として確保した家も狭くて寝るのがやっとだとか。しかもツレはいわき市はあまり好きじゃないというし。炭鉱の思い出があるからです。仕方ないですね。今は別の場所に勤務に出張しているのでまだいいかな。
かわいい子には旅させろ、ですが。新幹線に乗って最寄りの駅まで親友のお母さんに迎えに来てもらって宿泊させて貰いました。もう一晩長くしてもいいかというのですが、お盆の帰省になるので混雑するからその前に還してくださいとお願いしたのですが、やはり自由席は満席。立ちっぱなしで疲れたとか。それでも大満足で今は大いびきです。
親友である彼女も情緒不安定だそうで、保健室登校が続いているとか。それこそ親の都合で動いたために起こったことですね。相談しても仕方がないのですが、我が家の場合取りあえずどうするのか?という話し合いは持ちました。私の都合で飯坂町に住むことになったのですが、結果オーライでした。環境もいいし、学校にもなじんで皆勤賞。長男は高2ですからそろそろ将来に向けて進路を決めなくてはいけません。関東圏も視野に入れて祖父母の家から通える範囲もあるので取りあえず進学して資格を取る方向で考えています。
娘はこのまま飯坂の中学校を卒業する事になるでしょうね。あと二年あります。地元の友達に加えて飯坂町の友達も得たので立派です。狭いアパートなので頻繁に呼ぶわけにはいかないのですが、お小遣いの範囲でカラオケに行ったりしているようです。まあ、同人誌のコミケやアニメのフェアーに行きたいとかいうのは無視してます。
一家全員「オタク」なのでしかたないです。自分の昔を見ているようで怒れない。
でも元気ならいいか。また新しい出発をするべきですよね。
親友は10月には福島県に帰ってくるとか。嘘かまことか、本当ならまたにぎやかですね。息子のサテライト校にも二学期から戻る生徒も数人いるとか。落ち着けば日本中どこに行っても同じだと分かれば少しでも故郷に近い方がいいだろうし、知り合いがいた方が心強いですからね。
よく学びよく遊べを地で行っている子供たち。がんばれ!