
仕事は性格上独りぼっちで、全く誰とも話をしない日が結構ある。
ジムでウオークマン聞きながら身体を動かすのでこれまた独りぼっちの日がある。
会社の行き帰りは長距離一人だし、家でもPCと向かい合っている。
オイラは誰とも話さない。咳をしても一人。
それにブログ記事なんか書いているとドンドン深い穴に落ちていくような気になる。
実際落ちているんだろうな。
たぶん殆んどの人は穴に入ったり出たりの繰り返しなんだろうけど、
オイラは穴から出るための自己救出方法を知っている。
それは波に乗ることなんだな。
こないだモトスに行ったけど、やはり違った。練習にはなるけどハートがリセットされない。
波が無いとダメなんだな。
波に乗れるなら、サーフィンでもウインドでもどっちでもいいよ。
穴に入ることは必要で、穴に落ちない限り物事を深く考えないような気がする。
明るいところだとそのままなんだ。ノウテンキ。
暗いところにいるから、どうやって外に出るか考える。
考えた結果を記録する。
自分が世に存在した行動の証拠と思考の証拠だ。
まあ、たまには外に出ないといけないので波乗りをする。
それは今朝だと思った。
4時に起きた。
外はまだ真っ暗で、新聞屋のスーパーカブの音がたまにするくらい静まり返っている。
暗い道を海パン一丁で、ロングボードを自転車のキャリアに乗せて海へ向かった。
潮が上げいっぱいでなかなか割れていない。でも台風8号のウネリはあるはず。
パドルアウトして波を待つも沖は暗くてよく見えない。
数十メーター沖でセットをやっと確認した。
全くの無風で、フェイスは傷をつけたくないくらい整っている。
数回のパドルでテイクオフすると波は徐々にサイズアップし、ムネ高さまでになる。
何回もアップスーンダウンできて、おまけに波がクリーンなのでレイルの抵抗が足首にビンビン伝わる。
やがて空が白みを帯びて、波待ちしていると防砂林にいる鳥の鳴き声さえ聞こえる。
サンライズとともに波は割れやすくなった。
何本も乗れた。
何ていうんだろう、体調と精神と波のサイズと波の形と水温と気温が見事にマッチした、
滅多にないフィーリングだったな。
心は穏やかで、目に見えない5.7のセイルを想像したりした。
ダウンザラインをしたよ。
全く同じだ、サーフィンもウインドも。

時間はちょうど夜と朝の入れ替わりのタイミングで、
江ノ島が遥か彼方に見えて、相変わらず灯台の回転灯が回っていた。
辻堂の方の134号線はオレンジの道路灯がキレイで、
その奥マンションでTみさんがぐっすり寝ていると思ったよ。
PRAM家の前を通ったら、1階から、ぐぅぐぅ音がした。
何かとても得した気分になった。
気持ちはリセットされ、またいろいろ考えたりしよう。
さてさて、いよいよ波乗り週間の始まりだ!
The Beach Boys ~The Surfer Moon~
(Click! Then Music Starts!)
月は潮を連れてくる
そして潮を連れ去ってく
月は僕に波を持ってくる
僕はその波に乗るのさ
そして僕は言うよ
かつて月は光と愛をも僕にもたらした
それは今でも残っていると約束するよ
でも新しい旋律とともにそれは消えてしまいそうになる
僕はサーファームーンに照らされている