先週金曜日、『R’s BAR』に行った。
台風サーフライドの後のビールタイムはR'sである。
閉店間際オイラが帰ろうと思ったとき、酔っ払いのご機嫌オヤジがやってきた。
オヤジは相当酔っ払っていていたが、どちらかというと『いい酔っ払い』風だったので、
店主の彼女はオヤジをカウンターに座らせた。
オヤジは48歳で、バレーボールのセッターだったと自慢を始めた。
みんなが無視しても一人でベラベラしゃべる男で、
しゃべりながら吸いかけの火のついたタバコを、
椅子の上のカバンに放り投げるほどファンキーに酔っていた。
『おおおお!!!アブねー!オジサン、かばん燃えちゃうよ!!』
帰ろうとしたオイラは心配で帰れなくなってしまった。
オヤジの目は完全に逝っていて、寝てしまった友達のマブタに書いた目玉のような目で、
それがオイラのツボに入った。
もう顔見てるだけで笑っちゃうのだ。
オヤジは、バレーボールの猫田は凄かった。。。と感慨深く語り始めた。
『あ、猫田ってオレの大学時代の後輩で、オレがコーチしたことあるよ』と言ってやった。
オヤジは脳天に雷が落ちるほどビックリして、マブタに書いたような目玉をグルグルさせた。
『あいつの天井サーブはオレが教えてやったんだ』とオイラが言うと、
『そうそう、それって有名な話ですよね!』と彼女が話を合わせ始めた。
酔っ払いデッケー態度のオヤジは急に腰が低くなり、最高のイジラレキャラになっていった。
『えええええええ!!本当っすか?ご主人!』
オイラはそのオヤジから、ご主人って言われた。
旦那、とか、社長!とか、先生!と同じ感じの、飲み屋で初対面の男に使う尊敬語だ。
そこへ、P家隣のKがやってきた。
Kはオイラと同い年でとても濃いーキャラの持ち主で、最近よく一緒に飲む機会がある。
話し出すと止まらない。ノンストップトーカーである。
家の2FからP家のバルコニーに侵入してきて『飲みにきたよ!』といいそうな感じです。
『いやー、さっきまで合コンやっててさ、女の子が辻堂なんでさ、一緒に電車に乗ってきたわけよ。
そしたら電車の中で、あと10秒で駅につくってとこで、オレの腕にゲロだよ、ゲロ!
あークセーよね!ね、ね、クサイよね!あー、クセー!』
なかなか賑やかな男である。
店のムードメーカーはマブタ目玉オヤジから、一気に腕ゲロKに変わった。
話に入って来れなくなった目玉オヤジはトイレに入った。
オイラはKに合コンが気になり内容を確認すること3,4分。
目玉オヤジがトイレからなかなか出てこない。
彼女が不安がる。
『ねえ、Kさん、トイレ見に行って来てよ。倒れてたら大変。』
『はいよ!』
Kは元気良くトイレに向かった。
誰しもが、Kはトイレのドアをノックして『ダイジョブですかー?』と言うと思っていた。
しかし、彼はノックもせず、いきなりドアを開いたのだ。
トイレの中で、目玉オヤジはパンツを下ろし、しっかり便器にすわりウンコしてた。
店の構造上、ウンコ中の目玉オヤジとカウンターの中の彼女が見詰め合った。
Kは状況がうまく飲み込めず、ドアをなかなか閉めることが出来なかった。
店の時間がいきなり止まった。
止まってた時間は10秒のような気もするし、5分だったような気もする。
目玉オヤジは『時をかけるウンコおじさん』になっていたのだ!
そのとき、ケツからぶら下がるウンコも寸止めを食らっていたかどうかはわからない。
Kは何も言わず、そっとドアを閉めた。
心苦しいトイレットペーパのカラカラ音と、悲しい限りの水洗の音が店に響いた。
目玉オヤジは何もなかったようにカウンターに一度腰掛け、
小さな声で、『お勘定お願いします』と言った。
目玉オヤジは少しだけタバコの火で燃えた書類の入ってるカバンを手に取り、
店の階段をよろけながら下りていった。
Kが彼の肩を支えて下まで一緒に降りてあげた。
オヤジは2Fから見下ろす我々に深々頭を下げ、
後ろから来るタクシーに轢かれそうになりながら駅を目指して雨の中千鳥足で去っていった。
やがて店にはオイラとKと彼女が残った。
ウンコの流れた後の店にJAZZが再びBGMで流れ始めた。
『Kさん、あなた絶対おかしい!普通ノックするでしょ!』
彼女は笑いながら怒った。
『いや、ドアにロックしてない目玉オヤジが悪い!』
子供のような言い訳でKは笑いながら反論した。
『オレもさ、あのオヤジおかしいと思う。あんなに泥酔しててウンコするのは変だ』
飲みに来て、ウンコして、見詰め合って、結局はみんなに幸せを残していった目玉さん。。
ご家族が知ったら悲しむだろうなあ。
外では台風4号の風がブンブン吹いてた。
台風サーフライドの後のビールタイムはR'sである。
閉店間際オイラが帰ろうと思ったとき、酔っ払いのご機嫌オヤジがやってきた。
オヤジは相当酔っ払っていていたが、どちらかというと『いい酔っ払い』風だったので、
店主の彼女はオヤジをカウンターに座らせた。
オヤジは48歳で、バレーボールのセッターだったと自慢を始めた。
みんなが無視しても一人でベラベラしゃべる男で、
しゃべりながら吸いかけの火のついたタバコを、
椅子の上のカバンに放り投げるほどファンキーに酔っていた。
『おおおお!!!アブねー!オジサン、かばん燃えちゃうよ!!』
帰ろうとしたオイラは心配で帰れなくなってしまった。
オヤジの目は完全に逝っていて、寝てしまった友達のマブタに書いた目玉のような目で、
それがオイラのツボに入った。
もう顔見てるだけで笑っちゃうのだ。
オヤジは、バレーボールの猫田は凄かった。。。と感慨深く語り始めた。
『あ、猫田ってオレの大学時代の後輩で、オレがコーチしたことあるよ』と言ってやった。
オヤジは脳天に雷が落ちるほどビックリして、マブタに書いたような目玉をグルグルさせた。
『あいつの天井サーブはオレが教えてやったんだ』とオイラが言うと、
『そうそう、それって有名な話ですよね!』と彼女が話を合わせ始めた。
酔っ払いデッケー態度のオヤジは急に腰が低くなり、最高のイジラレキャラになっていった。
『えええええええ!!本当っすか?ご主人!』
オイラはそのオヤジから、ご主人って言われた。
旦那、とか、社長!とか、先生!と同じ感じの、飲み屋で初対面の男に使う尊敬語だ。
そこへ、P家隣のKがやってきた。
Kはオイラと同い年でとても濃いーキャラの持ち主で、最近よく一緒に飲む機会がある。
話し出すと止まらない。ノンストップトーカーである。
家の2FからP家のバルコニーに侵入してきて『飲みにきたよ!』といいそうな感じです。
『いやー、さっきまで合コンやっててさ、女の子が辻堂なんでさ、一緒に電車に乗ってきたわけよ。
そしたら電車の中で、あと10秒で駅につくってとこで、オレの腕にゲロだよ、ゲロ!
あークセーよね!ね、ね、クサイよね!あー、クセー!』
なかなか賑やかな男である。
店のムードメーカーはマブタ目玉オヤジから、一気に腕ゲロKに変わった。
話に入って来れなくなった目玉オヤジはトイレに入った。
オイラはKに合コンが気になり内容を確認すること3,4分。
目玉オヤジがトイレからなかなか出てこない。
彼女が不安がる。
『ねえ、Kさん、トイレ見に行って来てよ。倒れてたら大変。』
『はいよ!』
Kは元気良くトイレに向かった。
誰しもが、Kはトイレのドアをノックして『ダイジョブですかー?』と言うと思っていた。
しかし、彼はノックもせず、いきなりドアを開いたのだ。
トイレの中で、目玉オヤジはパンツを下ろし、しっかり便器にすわりウンコしてた。
店の構造上、ウンコ中の目玉オヤジとカウンターの中の彼女が見詰め合った。
Kは状況がうまく飲み込めず、ドアをなかなか閉めることが出来なかった。
店の時間がいきなり止まった。
止まってた時間は10秒のような気もするし、5分だったような気もする。
目玉オヤジは『時をかけるウンコおじさん』になっていたのだ!
そのとき、ケツからぶら下がるウンコも寸止めを食らっていたかどうかはわからない。
Kは何も言わず、そっとドアを閉めた。
心苦しいトイレットペーパのカラカラ音と、悲しい限りの水洗の音が店に響いた。
目玉オヤジは何もなかったようにカウンターに一度腰掛け、
小さな声で、『お勘定お願いします』と言った。
目玉オヤジは少しだけタバコの火で燃えた書類の入ってるカバンを手に取り、
店の階段をよろけながら下りていった。
Kが彼の肩を支えて下まで一緒に降りてあげた。
オヤジは2Fから見下ろす我々に深々頭を下げ、
後ろから来るタクシーに轢かれそうになりながら駅を目指して雨の中千鳥足で去っていった。
やがて店にはオイラとKと彼女が残った。
ウンコの流れた後の店にJAZZが再びBGMで流れ始めた。
『Kさん、あなた絶対おかしい!普通ノックするでしょ!』
彼女は笑いながら怒った。
『いや、ドアにロックしてない目玉オヤジが悪い!』
子供のような言い訳でKは笑いながら反論した。
『オレもさ、あのオヤジおかしいと思う。あんなに泥酔しててウンコするのは変だ』
飲みに来て、ウンコして、見詰め合って、結局はみんなに幸せを残していった目玉さん。。
ご家族が知ったら悲しむだろうなあ。
外では台風4号の風がブンブン吹いてた。
目玉おやじも凄いけど、Kさんやるなぁ~
セルフ笑いだからね、アノ人。
お店の状況が浮かんでくる・・・
Kさんって この前のあの方が?そんなキャラなんですか??
ちょっと厳つい怖いイメージでしたが・・
『Kは状況がうまく飲み込めず、ドアをなかなか閉めることが出来なかった』
『Kは何も言わず、そっとドアを閉めた。』
ちっがーう!ちがう、ちがーう!
Kさんは凍りついたその空間で
元気に明るく『だいじょうぶですか~?』と
便器に座ってる哀れなおじさんに話かけたのですよ!そして時間が止まる・・・気絶。
しばらーくしてから意識を取り戻したおじさんが
『ダ、ダイジョ*?*%&$・・』と聞き取れない
言葉をかすかに発し、Kさんは『あっ、そー、よかった!』と言って何事もなかったようにドアを閉めたのですってば。
あの人は『状況が把握出来なかった』のではなく
『おじさんの回答を待っていた』のでドアが閉められなかったわけですよ。
常連Kさん、恐るべしすぎですよ(ーー;)
そして、物事の順番が逆ですって・・・
確かに目の離せない日でした。
It's a true story!
Kさんは引越し完了したら波乗り復活だってさ。
海でうるさそうだ。