Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

日本最悪の日 BLACK DEATH WAVE

2011-03-13 10:31:07 | ThinkAbout..

その時刻、僕は長崎から羽田に向かう機上にいた。
機は伊豆大島上空で旋回を始め、
すぐさま地震のため羽田滑走路に着陸規制が入った旨を伝える機長のアナウンスがあった。
機長の、『非常に大きな地震のため』という説明に、心臓が1回、大きく鼓動した。

上空旋回待機が1時間近くあり、やがて機内のモニターにNHKが流れた。
やがて10Mクラスの津波が来るという警告。
相模湾も大津波警報内に入っている。

空の上なので、全く状況がわからない。
関東は微震なのか?凄く揺れたのか? 大きな不安でいっぱいになる。

機は定刻を大きく遅れて着陸。
しかし、駐機場が決まらない。そこで1時間待機。
駐機したが、バスやバゲージを運ぶ車両が来ない。また数十分待つ。

羽田に着くも交通は全てストップ。ロビーはヒト、人、ひと。。。
結局、羽田空港の冷たい床で一晩過ごすことに。

空港にはいくつもの液晶モニターがあるが、
それには発着便を知らせる情報と、繰り返し流れるタバコのCMのみ。
なんなんだ?わざわざ専用モニター使った広告って???
その状況下では、世の中で一番いらないものだ。そう思った。

情報収集に頼るは携帯とノートPCのネット情報。いささか乏しい。
情報自体がまとまってないのだ。
地震直後だもんな。

帰宅したのは羽田到着20時間後。
帰宅難民になるとは思いもよらなかった。
そういうのが嫌で都内で働きたくなく湘南に移り住んだのに。。


僕は、近頃出張がとても多く、その週は月曜から鹿児島に入り、
1週間かけて宮崎、大分、熊本、長崎とまわってきた。

その前の週は東北地方で、仙台に入り、仙石線で石巻に入り、
大槌町や、陸前高田、そして南三陸町を回った。

海沿いのファミレスで昼食をとった。
景色のいい漁港の町を春の暖かい日差しを浴びてクルマを走らせた。
その町の取引会社の人たちと会話をし、
その町に済むその会社の従業員を集めて講習をした。
典型的な東北のマジメ人気質の人たちで、
若い男の子も女の子も熱心に聞いてくれた。
僕は彼らの緊張をほぐくためちょっと冗談を言い、
彼らは笑ってくれた。 僕も笑い返す。 

その町のファミレスのウエートレスの可愛いヤンキー娘も、
給油でたちよったGSのオジサンも、
その海沿いの取引会社の若い人たちも、
今、まさに瓦礫と泥土の中で救助を待っているかもしれない。
あの黒い波にさらわれ、冷たい海で浮いているかもしれない。

なんとも、実になんとも言えない気持ちで胸が張り裂けそうになる。

出張が、東北と九州が逆転していたら、
僕は乗ってた仙石線列車もろとも黒い波に巻かれていたに違いない。

生死の岐路はどこにあるかわからない。 
人は、僕も君もアナタもお前も、明日死に、1時間後に死に、瞬き後に死ぬ。



日に日に惨状が拡大してきた。
自分は何ができるだろう。
余計な飲食物を買わない。
極力節電する。 着込めばいいだけだ。
明日からは仕事の上で東北地方の取引先を支援する。

恐らく当面、僕のいる本社も人道的、経営的に操業の是非を検討しなくてはならない。
部品調達ルートが事実上ないのだ。

それから海は、極めて自粛しなくてはならない。
ツイッターで、現地のサーファー同士の安否確認がされてるなか、
ニューモデルの告知や動画の紹介を楽しげにしているウインドギアメーカーがあった。
セイルをメインに扱っているディストリビューターだ。

とてつもない嫌悪感を感じる。
日本の半分を壊滅させた波があり、その恐怖が語られている中、
波乗りについてお気楽表現で書いているツイッターだ。
津波とサーフの違いがわかるのはサーファーだけで、そんなこと被災者はわからない。
サーフ精神があればそのようなことは書けないのだよ。

原子炉メルトダウンの可能性が否めなく、余震が続き、
津波にさらわれた我が子の名を海に向かって叫ぶ親の姿がTVに映し出されているのに。。

日本最悪の日に、なんだっていうんだ。 残念で涙が出る思いだ。
断固として抗議する。

春3番@パーク

2011-03-07 23:07:35 | windsurfin'
ブログ執筆中@宮崎

本日から1週間、九州一周の旅。
朝、鹿児島に入り、仕事を終え、車で宮崎へ移動。
宮崎地鶏と焼酎をいただき宿泊先のホテルでやっと安息。

さて。
昨日は湘南春3番。
道具のチョイスがいかに重要かあらためて身を持って経験した。

オイラは5.1㎡&75L。
多くは4.5~4.7㎡。

4.5の人たちはかなり苦しかったのではないだろか。
あまり走ってなかったようだった。

今の時期は季節の変わり目で、
風が低気圧の前線に向かって吹きこむのか、
高気圧のヘリにそって吹き出すのか、
そして最高気温は何時に何度になる予報なのか、
自分の希望を含めて、すごく悩まなくてはいけない。

江の島の風速計を鵜呑みにしてセイルサイズを決めてはいけない時期なのだ。

気温が高く、高気圧ヘリ吹き出しの場合、
吹き始めがマックスという中国3千年の言い伝えがある。(ねえし。)


オイラは5.1を選んでみた。
風はサイドに近いので75L。

終わってみれば、85Lにしとけば良かったけど、
ほとんど止まることなくプレーニングできたっす。

南西ウネリだったので、
風が一旦落ちたところから、セットがきれいにラインナップするようになり、
結局ラストはグラッシーな腹サイズで波乗りできた。


この波は、サーファー、ボディーボダーもヨダレもので、
その波をウインドサーファーもいただかない理由が無い。

ワンマンワンウエーブ、前乗り禁止の国際ルールをいいことに、
バンバン波を取ることができた。

板を返した後、眼下にサーファーがいるのでそれをよけるのが大変で、
でもアイコンタクトでうまくラインをつなげられるのがパークのいいとこ。
だからそこら辺はすごく難しい。
いい波には人が集中するんで。

最近のパークは風が吹いても波質が良いのでいたるところにサーファーが散っている。

自分がいることをちゃんと声を出してアピールする。
その波に乗るからには最後まで責任もって丁寧に乗る。
行くべき方向をちゃんと見て、数秒後のラインをイメージして乗る。

まあ、当たり前のことなんだろうけど、あらためて勉強するコンディションだったかな。

漫然と乗れないゲレンデだなあ、パークは!

EAGLES 東京ドーム公演

2011-03-06 10:51:41 | ThinkAbout..


ドン・ヘンリーはすげー調子がいかった!!
ヴォイス・オブ・イーグルス健在!!

ジョー・ウオルシュはバンドのムードメーカー。
あのギターすげっす!!

大阪→名古屋→東京と観客の反応もよくなり、
クールなドンも乗ってたな。

しっかし、あのハーモニーにはやられちゃったよ。

1曲1曲演奏するたび、美しすぎるハーモニーが、
その曲を聴いて育った者の思い出まで華やかにしてくれやす。

いやー、聴きにイってよかった!
この時代に生きててよかった!

Great Thank You, THE EAGLES!

いよいよ明日! EAGLES JAPAN TOUR!

2011-03-04 22:45:55 | ThinkAbout..

【東京ドーム S席 A16 1番】

このチケットがウドーから届いたのは2ヶ月前のこと。

どこら辺の席かな?とネットでドームの座席位置を確認する。

ゲッげっげっげげげげげーーー!!!!
最前列じゃあーりませんか!!

芸能界になんのツテもない。
本当に抽選でラッキーで当たったのだ。

サーファーズドリーム、カリフォルニアロック!

悪高校生のころ、夜中に友人宅でサントリーレッドを飲んだとき、ホテルカリフォルニア。
大学卒業、就職で散り散りになる友人たちとスキーツアーで、山小屋で聴いたライイングアイズ。
波乗りなどできもしないのに、車にサーフボードを積んでカーステからテイクイットイージー。
仕事で大失敗をして朝帰り茅ヶ崎の海の日の出を見ながら聴いたテキーラサンライズ。
突然逝った弟を想い聴いたデスペラード。
冬山の頂で壮大な景色を眼下に見ながら聴いたテイク イト トゥ ザ リミット。

聴く曲はその頃を思い出すし、
そして聴きながら、その頃があるから今があると実感し、
オヤジはホテルカリフォルニアのエンディングで華麗なエアギターを
ひとり、部屋で弾きまくるのである。

明日は、確実に、5.9㎡オーバー、もとい、号泣オーバー。

オープニングのseven bridges road、このアカペラからしてくるだろうな~
2曲目は、もはやオイラ的には自分のスタンダードロックンロールナンバーになった、How Long。

とにかくとにかく、すんげー楽しみなのだ!!!
コンサートに行く前から言っておく。

ありがとう、イーグルス!!

明日はかっちょええ演奏を頼むぜい!!!

Hotel California

春二番もいただきやした!

2011-03-01 00:18:02 | windsurfin'
金曜25日 春一番
日曜27日 春二番
両方乗った。

日曜は終日4.5㎡に68L。
風は、微妙~、でも波はよかったよー!
ツルンチョ、超ソフト&メロー!

マワリから、よくそんな小さな板で乗るよね、と言われた。
きっと75Lのクワッドなら楽しいのだろうけど、
今持っているラインナップは全部シングルなので波の中の動きを最優先してる。
だから小さければ小さいほどいい。
60Lが欲しいくらいだ。

もちろん、ドヘタのころは、ゲッティングは苦しいし、アウトでトップスピードも伸びない。

でも何故かオイラの真骨頂は上り角度である。
軽い体重のさえなのか、セイルセッティングのせいなのか、
フィンのほどよい欠け具合なのか何故か異常に上る。

でもって、オイラの持論は上れるから下れる、のである。
溺るるもの、藁をも掴む。
上るるもの、波をも掴む。


ミドルで追いかけるのはだいたい上にある波なので、
そこに辿り着かないと楽しみはない。

ゲッティングは人並み異常に失敗する。
でもそこで他の人ならあきらめて休む時間に5倍以上トライする。
ヘロヘロになる。精魂使い果たす。

その疲れはアウトで取ればいいのだ。
だから七転び八起きでトライする。

っつうことで、あまりゲットは修行にならなくなってきた。

さて。
しっかし!
waveは楽しい。
波に突っ込むスリルとスピードは何事にも替えがたい。
waveは飽くなき挑戦で終わりが無い。

人生は終わりがあるけど、waveには終わりが無い。

ウオーターはできなかったけど、とにかく波越えだけで長い期間を費やした。
ウオーターなどいつの間にかできた。
ジャイブはやがて、ただの方向転換だと思ったら、チンの回数が激減した。

精神状態や、自分の限界を上げようという心意気で、
オーバーとは心の状態である、と思い込むようにした。
(それ以上のオーバーは読みの甘さや自然に対する畏敬の念のなさのせいで恥ずべきことと感じた)

waveはまさにステップバイステップで堅実確実な階段を勇気を持って上がることで、
その素晴らしさをものにすることができる。


往復乗りから、アウトのウネリ乗りを経験し、
ミドルで少し遊び、インで真剣勝負できるようになる。

恐らく、ミドル⇒インへの移行が山場なんだろうなあと思う。
そこでしか波へのアプローチの仕方を身体をもって学習できないから。

御前崎の波、茅ヶ崎の波。
ワイドブレークの波、トップピーキーの波。

どこからアプローチしたら一番気持ちいいか、それだけである。
アウトに帰るときちょいと反省し、オーバーのときは反省どころではなく、
でも、オーバーでもアウトへ向かうときに次の波乗りのことをちゃんと考えて戻ってくる者は、
ギャラリーに評価を得られる。

なーんてことを考えてみた。

オイラははっ!とした。

そんなこと考えるなら、
まず酒の量を減らして、腹筋しろよ!ってね。

チャンチャン!