グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

残暑の蚊にはご用心。

2014-09-02 16:30:32 | Weblog
残暑の蚊にはご用心。

2011年分ですが、参考記事として よろしかったら。
なんといっても25度以上の温度があれば、たとえばガレキの中からでも
発生してくるやつらですからね、みなさま、ご用心を。

 ↓

『残暑の蚊にはご用心。』

 じっと襲撃のチャンスを待つ・・・。まだまだ。いまじゃない。
 いまやつはラベンダーに水をやっているが、やつはこっちに気
 づいている。もうすこし、がまん・・・このまま、だ。水をや
 り終えたとき。そこが勝負になる。
 そう、葉の剪定とか、植え替えの日取りや植え替えに必要な資
 材をかんがえはじめたとき・・・目の前のラベンダーではなく、
 次のラベンダーの作業を考えはじめる瞬間、そのときに隙がで
 きる。その瞬間を狙って静かに攻撃し、目的を達成したら、早
 めに退散する。
 それが、こちらがとるべき最良の方法だ。そして欲をかかない
 こと。できれば、やつにきづかれないうちに退散するのがよい。
 おっ、鉢を手に取り始めたぞ。そろそろかな。いや、まだ、も
 うすこし。そうだな3鉢目くらいのときに静かに背後に回りこ
 もう。
 よしっ、いまだっ。



というわけで、こちらの注意力が散漫になったときを見計らった
かのように、

首筋から耳たぶ、顎にかけてのライン、そして肘や二の腕の裏、背中、
ふくらはぎ・・・などなど、自分では見ることのできない体の部位を、
死角から狙って吸血攻撃をしかけてくる もの

それが、ヒトスジシマカいわゆるヤブ蚊です〕。

 ヒトの行動と心理状態が、なんて わかるものかわ

と、彼女らの凄技には ただただ感心させられてしまいますよ。

人の接近を察知できる距離はおよそ4~5m」とされているこのヒト
スジシマカの能力。しかし、どうにもそれだけではかたづけられない
ヒトの心理を読む〕能力も併せもっているかのようです。

ちなみに私が被害を受ける場合は、世話をするラベンダーのいずれか
の鉢の葉の裏になどで、こちらの注意力が散漫になるまで、じっと 
しているんですから、ほんとに始末が悪いです。

ヒトスジシマカ。

日中の吸血活動の最盛期は 16~18時。具体的には温度26℃、
照度200~6000ルックスの条件下でもっとも活動する・・・
これがヒトスジシマカ の 活動特徴 です。

デング熱に、チクングニヤ熱、そして西ナイルウイルスなどなどいろ
いろな熱帯由来の感染症を媒介する懸念がもたれているだけに・・・
みなさま 注意されてくださいね。。


◎ 海外でデング熱に感染したのち帰国した患者は9月21日現在で
  で138例。これは最も報告が多かった10年の244例に次い
  で多いということで、国立感染症研究所は、現在注意をよびかけ
  ていますよ。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜




日本で発生していたデング熱のはなし。

2014-09-02 16:28:51 | Weblog
日本で発生していたデング熱のはなし。 10.09H

2011年分ですが、参考記事として よろしかったら。

 ↓

さてそんなヤブ蚊こと、ヒトスジシマカですが・・・

  庭の近くに溝や水田がある。
  お墓や竹やぶがある。
  空きカンや空きビン・古タイヤなどのゴミがある。
  草がし繁って落ち葉が溜まっている。

といった場所が近くにあれば、ほぼまちがいなくやつらはおそってきます。

お墓の花立てや竹の切り株、すこしでもいい、わずかな水が溜まるスペ
ースさえあれば、彼らは生存そして繁殖が可能
なのです。

しかし、なぜ  を用心しなけれはならないのでしょう。

といえば、それはやはり 日本脳炎などの従来からの病気、そして最近
では特に熱帯性の伝染病を媒介する怖れ
があるからなんです。

 マラリアは、まだいい。まだ 効く対処法 がある。
 怖いのは デング熱 なんです。

と書くと・・・

 またまたおおげさな。日本では発生していないのに。

と、思った あなた 。それはまちがってます。じつは デング熱に関
してはですね・・・「日本では、いまは発生していない 」という表現が
適切なんです。
「日本では、過去に、数十万人規模でデング熱が発生していた」という
事実がある
んです。

そう・・・

  長崎県、広島市、神戸市、大阪市など西日本で20万人が発病
    ↑ ↓
  いやいや そんなものではなく、100万人ちかくの発病であった

といった史実があるんですよ〔人数だけが確定してないんですね〕。 

第二次世界大戦末期の1942年から45年にかけてて、戦地から持ち
帰られたウイルスが、日本にも生息するヤブ蚊/ヒトスジシマカによっ
て媒介され、デング熱が発生した過去が日本にはある
〔空襲対策として
の防火水槽の設置がヤブ蚊の発生を助長したともいわれています〕。

意外でしたでしょうか。

気温の上昇傾向に伴う南方生物の上昇の例も枚挙にいとまがありません。
とくに野外作業の機会の多いガーデナーや農業者の皆さん、いろいろな
ウイルスを持つた危険性のある、かれらの繁殖には注意しましょう。



◎  そういう意味あいでは カエルやコウモリは〔蚊をたべてくれる〕
  頼もしき隣人
だ といえそうです♪  ↓

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染