グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

山中に大型動物の遺骸がある情景。

2014-11-04 15:24:10 | Weblog
山中に大型動物の遺骸がある情景。H

前回ご紹介した 背中に2本のトゲをもち・死んで腐敗した大型動物の
骨髄を食べるというフタトゲバエ の はなしです。

このハエは 世界的にも珍しい種類であるというだけに、一昨年に発見
のニュースを最初に見聞きしたときには

 いわゆる秘境ともいうべき場所で発見されたのだろう

と、かってに想像してしまったのです。

しかし、その最初に見つかった場所が

 宮崎県内の小林市の山中であった

という事実には、とても驚かされました。そう、発見され・採取された
場所が、意外にも ここ・宮崎県だったからです。さらにもっと意外で
あったのは、その発見された個体数です。ニュースによれば

 熊本・宮崎県境でワナを仕掛けたところ、
 山中で数多くのフタトゲバエが確認された


というのですから。

だから思ったんですよ、このハエは宮崎や熊本の山でいったいどんな大
型動物の遺骸を食べいるんだろうって。だってつまりは、このハエが増
えしまうほどに

 九州の山中に大型哺乳類の遺体が、いわばゴロゴロしている

ということになるわけですか。

山に行かないわけじゃない身からしてみれば、そういったある意味ホラ
ーな情景は、すぐには想像できなかったというわけなんです。

しかし・・・別のニュースを最後まで読んだら、すぐに納得しましたよ。

それは「死んで腐敗した大型動物」の正体がシカだったからです。たし
かに大型・たしかに増えすぎ
。さもありなんと思いました。そんなシカ
やイノシシが全国的に増えて困っているいるというニュースは こちら

だから いまでは一昨年よりもっとふえてることになりますよね、この
フタトゲハエは。ちなみに一昨年に最初に眼にしたヘッドラインニュー
スは こちら → “見つかったのは、死んだ大型動物の骨髄を食べる
「チーズバエ科」に属するハエ。胴体の背中からトゲが2本出ているの
が特徴で、発見者の九州大学の三枝さんは「フタトゲバエ」と名づけた。
体長4~7ミリで、よく見かけるイエバエなどよりも細長い。



◎ たとえば合戦や 想像を超えた飢饉のおおかった時代には、いまより
  もっとたくさんの「フタトゲバエ」がいたのかもしれません。その後、ほそ
  ぼそと生き残っていた「フタトゲバエ」たちに、ようやく春がめぐってき
  たというかんじだったり。
  ・・・なんて、そんなことも ふとかんがえました。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染