グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

柿を加熱すると機能性成分がアップしたというはなし。

2018-11-18 10:29:55 | Weblog
柿を加熱すると機能性成分がアップしたというはなし。

2011年分の再掲載ですが、ひきつづき 柿の話しです。 
前前回の温泉につかる柿関連として、よろしかったら。

 ↓

秋の代表的な果物であるカキ。その柿に熱を加える実験です。この
実験に対して

約150種の化合物を検出。特に抗ストレス作用があるガンマ・
アミノ酪酸(GABA)や、血管拡張作用があるシトルリンの含有
量が、加熱処理後には処理前の2~3倍に増えることが判明。
また皮には血圧上昇抑制作用などがあるカテキンが含まれており、
皮をむいた実に比べて皮付きの実では2~3倍の量を摂取できるこ
とも明らかになった。


と、いう事実が確認されたのは、ちょうど昨年の今ごろ。慶応大と
民間企業との共同研究の成果でした。

と、いうことはですよ、先日お伝えしてた紫尾温泉でおこなわれて
いる脱渋の方法である『あおし柿』・・・いわゆる温泉につけて柿
の渋を抜くやり方って、とても理にかなった方法だったということ
になりますね。そういえば「あおし」をおこなった柿は、独特の色
つやを持っているなと、改めて思わされましたね。 
紫尾温泉のあおし柿 についての回は ​こちら​ 。

まさに 古来の智慧や恐るべし・・・ってやつですね。

というわけで今回は
温泉に入りつつ「あおし柿」を皮のままで齧れば〔仏教ではなくて
神社さんの話しではありますが
〕極楽度が数倍に向上しそうという
おはなしでした。


晴れ 農業っていうのは太古の昔からの体験による技術
  と知恵の集大成ですなんですよねぇ、つくづく。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染