グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

さっそくに 「自動車市場の規制の問題」。〔reprise〕

2011-11-15 10:00:02 | Weblog
さっそくに 「自動車市場の規制の問題」。〔reprise〕み

「米国がTPP交渉の事前協議の議題として日本の自動車市場開放を
挙げたことが日本側に衝撃を与えている」という内容の11月14日
産経新聞の記事があります。『TPP交渉で日米自動車摩擦再燃懸念
も』と題したニュースは こちら 。
ということで、「自動車市場の規制の問題」に関する当ブログの記事
を再掲載してみました。
農業団体や医師会についで自動車業界もTPP交渉に反対する日がく
ることを期待しつつ・・よろしかったら ご参考に。
 

 ↓

さっそくに 「自動車市場の規制の問題」でしたか。

当ブログでも何度もとりあげてきたTPP交渉は単なる農業問題ではない
という話し〔 こちらも 〕が、現実となったかんじですね。 

TPP交渉に参加する意向の日本と米国との事前協議です。

11日(日本時間12日)の記者会見で、米通商代表部(USTR)のカー
ク代表は、日本と米国との事前協議のテーマとして

 ● 米国産牛肉の輸入規制撤廃
 ● 自動車市場の規制の改善
 ● 簡易保険や貯金などの日本郵政の優遇措置見直し

の3分野を重点として話し合う意向を示したというではありませんか。 こちら 。

さらに、この3点以外にも米通商代表部(USTR)側では、TPP交渉に
含まれる他分野〔え~と、21分野でしたよね、枝野さん?〕での 幅広い
テーマ協議の考えが付け加えられたと聞き及んでおります。 

・・・いいですね、話がわかりやすくて。

これまでのTPP交渉以前の通商交渉では、常に農業問題が隠れ蓑とされて
きた観ありあり
でしたから〔たとえば、米国産牛肉の輸入規制撤廃が大きく
取り上げられて、自動車市場の規制の改善などは米側からはあまり触れられ
ないといったふうでした
〕。

まあ、それだけ米国も、オバマさんにも、余裕がなくなっているということな
のでしょう。

さあ、米国は、つぎはどの分野のテーマを事前協議に持ち出すのか・・・・
輸入牛肉問題を予想していた〕農業関係者としては、興味津々です。


▼ まさに満面の笑み・・・映像のカーク代表のお顔の話しです。
   まあでも、それが国際会議。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染





TPPの内容に説明不足を感じている諸兄に。

2011-11-14 19:10:52 | Weblog
TPPの内容に説明不足を感じている諸兄に。

TPP=環太平洋経済協定について、各種世論調査では「交渉の参加
方針を表明した野田総理大臣の判断については支持する」という意見が
多かったようですね。

しかし、です。

そういった世論があるいっぽうで、その意見をはるかに上回る8割ちか
くの国民が、「TPPそのものについての説明不足を感じている
こと」
も、同時に報告〔本日、14日のニュースは こちら 〕されています。


当ブログでもそんなTPPについて、「農業問題だけではないこと」や
諸外国でもTPPの内容が問題とされていること」についてお伝えし
てきましたが・・・・

ここにきて、なによりわかりやすいユーチューブ映像が公開されています。
こちら です。

11月11日の参院予算委員会「TPP集中審議」における佐藤ゆかり
議員の質疑応答
ですが、ご参考までによろしかったら〔16分前後
が カモ、 いやキモ です
〕。


▼ハワイでの野田総理や枝野さんの活躍ぶりが推し測られる内容ですね。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染




まずは海外で発表し“後は流れでお願いします”?

2011-11-14 11:37:10 | Weblog
まずは海外で発表し“後は流れでお願いします”?

ほとんどの野党や、連立を組む国民新党の反対、さらには
自らの所属する民主党の“慎重対応”するようにとの提言
をよそに 〔 こちら 〕、

一部報道にみられるように、
それでも 野田総理が、自らの政治判断で、消費勢上げに続
いて、TPPへの参加に対する表明を国際舞台でおこなった

というのであれば、 

野田総理の政治手法は、『独断・横暴と厳しく批判された
菅直人前首相』以上に 独断・横暴
 なものだといえますね。

 低姿勢で、議論と対話を重視する

といいながらだけに、よけいにワンマンぶりが際立ちます。


▼ こういうやり方には、やっぱり のださんのださん
  〔野田さんの打算〕 っていいたいです。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染




さっそくに、「自動車市場の規制の問題」でしたか。

2011-11-13 01:24:28 | Weblog
さっそくに、「自動車市場の規制の問題」でしたか。み

当ブログでも何度もとりあげてきた、TPP交渉は単なる農業問題ではない
という話し〔 こちらも 〕が、現実となったかんじですね。 

TPP交渉に参加する意向の日本と米国との事前協議です。

11日(日本時間12日)の記者会見で、米通商代表部(USTR)のカー
ク代表は、日本と米国との事前協議のテーマとして

 ● 米国産牛肉の輸入規制撤廃
 ● 自動車市場の規制の改善
 ● 簡易保険や貯金などの日本郵政の優遇措置見直し

の3分野を重点として話し合う意向を示したというではありませんか。 こちら 。

さらに、この3点以外にも米通商代表部(USTR)側では、TPP交渉に
含まれる他分野〔え~と、24分野でしたよね、枝野さん?〕での 幅広い
テーマ協議の考えが付け加えられたと聞き及んでおります。 こちら 。

・・・いいですね、話がわかりやすくて。

これまでのTPP交渉以前の通商交渉では、常に農業問題が隠れ蓑とされて
きた観ありあり
でしたから〔たとえば、米国産牛肉の輸入規制撤廃が大きく
取り上げられて、自動車市場の規制の改善などは米側からはあまり触れられ
ないといったふうでした
〕。

まあ、それだけ米国も、オバマさんにも、余裕がなくなっているということな
のでしょう。

さあ、米国は、つぎは農業と医療以外のどの分野の事前協議をテーマとして
持ち出すのか輸入牛肉問題を予想していた〕農業関係者としては、興味津
です。


▼ あれぞ満面の笑み・・・映像のカーク代表のお顔の話しです。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染





いろいろな経営スタイルがある日本農業。

2011-11-12 18:15:38 | Weblog
いろいろな経営スタイルがある日本農業。み

TPP交渉に参加した場合の日本農業のあり方として、「規模を拡大して
大型農業機械を使用する農業や、農業の法人化
」が、取り沙汰されていま
す。しかしそれだけが農業の進化形ではない。
日本の集落には、昔からいろいろな形態の農家と農業が存在するんですよ
というお話です。
・・・むしろこれからは、量よりも質、そのためには 自分にあった営農
のかたちや、自分にあった経営規模をみきわめることのほうが大切
になる
と考えています。 そんな話しですが、よろしかったら、ご参考に。。

  ↓

『日本の集落にはいろいろな農家と農業がある。』

野菜や果樹などを栽培する労働集約型の農家は、土地をあまり必要とし
ません。
むしろ労働力の限界を感じつつも、無理を押してイネを作付けしなければならな
いときすらあります〔作付けしないで田を荒らすとまわりの農業者からのクレー
ムが来る場合の対策として〕。
このように、もっている土地が余ってしまう場面もあるわけです。

ですから、このあまっている水稲を作付けする水田について、土地利用
型農業を目指す農業者に貸し出したり作業委託を頼む場面
があります。

反対にイネやムギ、大豆を栽培する土地利用型単独農家では大規模な
土地が必要になります。。
たとえばイネの場合でいえば、1haほどの農地では農業所得は生じず、5ha
以上でなんとか経営的にとんとん、10ha以上の農地を確保して初めて
農業所得が500万円程度
になるともいわれています。。

そこで労働集約型の農家が、土地利用型単独農家に土地を貸す場面が
でてくる
わけです。これでどちらとも経営がうまくまわる。

いっぽう、労働集約型の農家というほどでもなく、土地利用型単独農家
でもない、中間型というべき農家もいます。
たとえば水稲の時期にはイネを作り、水稲が終わるとキャベツや野菜な
どの葉物野菜や小面積のハウス栽培で野菜をつくったりする農家です。

もちろんこれでも経営がなりたちます。

また、1haほどの土地を持ち、〔自分のウチが食べる分+α程度の〕野菜
や米の作付けだけをする程度の兼業農家もいます。また年金収
入が主たる収入源で、あまった農産物をすこしだけ販売する農家もいます。
これらもまた経営がまわっている農家であるわけです。

そうそう、ほかにもありました。

たとえば 畜産だけをおこなう農家もありまし、なかには不動産屋さんの
ような農家、まるで企業家のような農家もいます/笑。

と、このように、ひとつの集落には、いろいろな 農家と農業がある
わけです。そして・・・ここがポイントなのですが、くくりでいえば、

 全部が『農家』ですし、おこなってるのは『農業』

なのです。

いじょう、日本の集落には、昔からいろいろな形態の農家と農業が存在す
るというお話でした。


▼ 労働集約型の農業と土地利用型の農業の区別もせずに展開される
  農業論には、問題が大あり
だとおもうんです。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染