”京の湯漬け”は関東で例えたら”逆さ箒”くらいでしょうか。
私もかなり前に(私のかなり前は10年や20年では無い)聞いたことがあります。
最初は上方落語の枕の辺りだったか・・・私米朝のファンですからかなり聞いています(TV・ラジオ専門ですが)
その後TVタレントというか○○評論家なのか”市田”さんの話にも出てきたかも知れません。
私などもし知らずに「漬物しかありませんが、湯漬けでも・・・」なんて言われたら、「親切だな」か「丁度お腹がすいていたところです」か「一食助かった」かともかく「嬉しい」と言ってしまいそうです。
食べ物には目が眩んでしまいます。
「湯漬け」が「ハヨお帰り」の意味ですね
関東ではサザエさんの漫画調で”逆さ箒”ということになるらしい。
マアサザエさんは(長谷川さんですが)元々九州の出身だったと思ったけれど・・・これは九州の習慣?あるいは関東?
お客さんからチラット見える所に置くらしい・・・これは、「この家の奥さんは、お客の長尻を怒っています」のサインですね。
さてここまでが今日の話の枕(?)
話は私が囲碁を憶えて間もない頃の初級時代と、更にそれより以前の・初級以前のことです。
小学校の頃、毎日訳も分からずに新聞の囲碁欄を見ていたのですが、何にも知らなくても毎日見ていると少しずつ分かってくることもあるのです。
マア難しい漢字は飛ばし読みにしても、概ね書いてあることはそれなりに(分かるというより)字として読める。
それで、序盤の布石みたいなものは=こういう始まり方なんだなと・・・分かるというよりそういうものだと刷り込まれるのです。
だからこれより大分後になって初級者の頃馬鹿の一つ覚えみたいな立ち上がりしか出来なかったのは、きっとそのせいではないだろうか
① 黒隅に小ケイマ、白1間カカリ、黒ケイマ受け、白ツケ引き、黒カケ継ぎ、白大々ケイマ
② 黒隅星、白1間高ガカリ、黒ツケ引き、白ツギ、黒1間開き、白3間
マア、別段何のことは無い・・・無難というか、教科書通りというか。
”普通”は悪いことではないはずです・・・しかし、「悪くは無いはず」=「取り敢えず打っておけ」という、どちらかというと消極的な態度ではある。
しかもその頃は、戦いは中盤から始まるのだから、初めは不利が生じなければ良いくらいの布石・・・
この頃は「筋は良いけれど、力が無い」と言われてた時代とダブります。
「筋は良い」について説明すると、これは本当に「良い」のではありません。
単に教科書に出てくる形と同じという意味であって、後の「力が無い」を言うために多少持ち上げているに過ぎないのです。
ですから本当の意味は「力が無くて、工夫が無い」という意味でしょう
この頃から現在に至るまでには大分年数がありますが、省略して言うと・・・
先に揚げた打ち方の”気分は”全くの”受け”ですから、これは多少棋力差が無ければ状況は難しいままでしょう。
そういうのも無いことも無いとは思いますが・・・
いずれにせよ、序盤はこれから始まる激しい戦い・あるいは厳しい競り合いに備えて基礎を作っているわけで、相手より多少は仕事をしたい・・・
それでこちらが先着している隅に相手がかかってきた時
これが最初の「京の茶漬け」のチャンスだろうと思う
イエ相手にご馳走を出そうなどとは思っていませんよ、真意は「相手に気まづい」=「居心地の悪さを感じてもらう」そういうチャンスだと思うのです。
一寸形を崩しておく、あるいはもう1手必要かもしれないと心配な形にする、あるいは部分的には普通でも、他とのコーディネイトというかアンバランスなところを強調とまではいかなくても・・・安心させない。
こういう例は適当かどうか分かりませんが1手10点の価値があって・・・相手は2手打って20点の価値があるのだけれど、それでは多少心配なのでもう1手手を入れたくなる・・・相手はそれで安心を得るのだけれど手としては5,6点の価値しかない・・・・すると相手はこの間の3手の平均点は8点台ということになります。
マアこんなに上手くいけばいうことはありませんが、模式的にいうとそうなりそうです。
それの始まりが、最初の「居心地の悪さ」からとなります。
マアこの説明が的を得ているかどうか余り自信は無いけれど・・・
私もかなり前に(私のかなり前は10年や20年では無い)聞いたことがあります。
最初は上方落語の枕の辺りだったか・・・私米朝のファンですからかなり聞いています(TV・ラジオ専門ですが)
その後TVタレントというか○○評論家なのか”市田”さんの話にも出てきたかも知れません。
私などもし知らずに「漬物しかありませんが、湯漬けでも・・・」なんて言われたら、「親切だな」か「丁度お腹がすいていたところです」か「一食助かった」かともかく「嬉しい」と言ってしまいそうです。
食べ物には目が眩んでしまいます。
「湯漬け」が「ハヨお帰り」の意味ですね
関東ではサザエさんの漫画調で”逆さ箒”ということになるらしい。
マアサザエさんは(長谷川さんですが)元々九州の出身だったと思ったけれど・・・これは九州の習慣?あるいは関東?
お客さんからチラット見える所に置くらしい・・・これは、「この家の奥さんは、お客の長尻を怒っています」のサインですね。
さてここまでが今日の話の枕(?)
話は私が囲碁を憶えて間もない頃の初級時代と、更にそれより以前の・初級以前のことです。
小学校の頃、毎日訳も分からずに新聞の囲碁欄を見ていたのですが、何にも知らなくても毎日見ていると少しずつ分かってくることもあるのです。
マア難しい漢字は飛ばし読みにしても、概ね書いてあることはそれなりに(分かるというより)字として読める。
それで、序盤の布石みたいなものは=こういう始まり方なんだなと・・・分かるというよりそういうものだと刷り込まれるのです。
だからこれより大分後になって初級者の頃馬鹿の一つ覚えみたいな立ち上がりしか出来なかったのは、きっとそのせいではないだろうか
① 黒隅に小ケイマ、白1間カカリ、黒ケイマ受け、白ツケ引き、黒カケ継ぎ、白大々ケイマ
② 黒隅星、白1間高ガカリ、黒ツケ引き、白ツギ、黒1間開き、白3間
マア、別段何のことは無い・・・無難というか、教科書通りというか。
”普通”は悪いことではないはずです・・・しかし、「悪くは無いはず」=「取り敢えず打っておけ」という、どちらかというと消極的な態度ではある。
しかもその頃は、戦いは中盤から始まるのだから、初めは不利が生じなければ良いくらいの布石・・・
この頃は「筋は良いけれど、力が無い」と言われてた時代とダブります。
「筋は良い」について説明すると、これは本当に「良い」のではありません。
単に教科書に出てくる形と同じという意味であって、後の「力が無い」を言うために多少持ち上げているに過ぎないのです。
ですから本当の意味は「力が無くて、工夫が無い」という意味でしょう
この頃から現在に至るまでには大分年数がありますが、省略して言うと・・・
先に揚げた打ち方の”気分は”全くの”受け”ですから、これは多少棋力差が無ければ状況は難しいままでしょう。
そういうのも無いことも無いとは思いますが・・・
いずれにせよ、序盤はこれから始まる激しい戦い・あるいは厳しい競り合いに備えて基礎を作っているわけで、相手より多少は仕事をしたい・・・
それでこちらが先着している隅に相手がかかってきた時
これが最初の「京の茶漬け」のチャンスだろうと思う
イエ相手にご馳走を出そうなどとは思っていませんよ、真意は「相手に気まづい」=「居心地の悪さを感じてもらう」そういうチャンスだと思うのです。
一寸形を崩しておく、あるいはもう1手必要かもしれないと心配な形にする、あるいは部分的には普通でも、他とのコーディネイトというかアンバランスなところを強調とまではいかなくても・・・安心させない。
こういう例は適当かどうか分かりませんが1手10点の価値があって・・・相手は2手打って20点の価値があるのだけれど、それでは多少心配なのでもう1手手を入れたくなる・・・相手はそれで安心を得るのだけれど手としては5,6点の価値しかない・・・・すると相手はこの間の3手の平均点は8点台ということになります。
マアこんなに上手くいけばいうことはありませんが、模式的にいうとそうなりそうです。
それの始まりが、最初の「居心地の悪さ」からとなります。
マアこの説明が的を得ているかどうか余り自信は無いけれど・・・