なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

なんだか嬉しい

2007-05-23 00:21:03 | Weblog
 日曜日の夜のことです、サンサンに入ってみると初めて見る名前の人が[対局待ち]となっています。
 表示の点数からすると私とほぼ同じだから、丁度タイミングよく接続したことになる・・・他の事では短慮だし・ダボハゼみたいなところがあるけれど、こと囲碁に関しては慎重というか臆病なところも兼ねて持ち合わせている。
 町を歩いていて、遠くから怖そうなお兄さんが歩いてくるので、あらかじめ道の反対側に避けていく・・・そういう表現をしたら相手に失礼ですね。
 
 ネットに接続するといくつかのリストを見ることが出来ます。
入場して一番初めに大きく出ているのが対局一覧表
 これは両対局者および点数・手合い、それと進行状況に入場者数=3人以上ならば観戦者有りです。
 プロ・プロとかプロVSアマ高段者などの対局室は70から80人くらい入っていたことがあります・・・本当の対局室なら溢れてしまいますね。
 ともあれ、このリストで何処の対局を覗こうか決めるのです。
  対局の進行状況は[対局前][序盤][中盤][終盤][対局終了]の5種類
 両対局者および観戦者全員が退室すると、このリストから消えます・・・ということは誰かが残っていれば何時までも消えません。
 誰かが研究をしているか・私みたいに見ながら寝てしまうダメオヤジがいるかどちらかです。

 さて入場者一覧表はサンサンに接続中の全員が上はトップの401点のプロから初級者の220点台の人まで点数順に並んでいます。
 ここには氏名・在住県・会員種別・過去の勝敗が出ています。
  これで何ほどのことが分かるのか訊かれれば答えに窮しますが、それでも何となく分かった気がするというか、何にも無いよりずっと良い。
 年令は分からないし、性別も名前からの類推ですが私にとってはIDネームというものに比べようも無いくらい安心感がある。
 まあ実際に対局するとなると、顔は見えないのですが名刺を交換してから対局しているような感じでしょうか。

 さて対局希望を出す前に、どんな人が今日は来ているのかなと対局リストをチェックします・・・私が対局希望を出した時応じてくれそうな人が予測できることもありますからね。
 初めて見る人・・・もし私がここで対局希望を出せばこの人との対局が確定するので、その前に入場者リストをチェックして成績確認(いやらしく)
 その方が何県に住んでいようと碁の中身に影響は無いのだけれど何となく親しみは感じます・・・県別の気質なども余り信じる方ではないけれど・・・繰り返しますが何処の誰と打つのかは私にとっては重要かもしれません、例え顔は見えなくても!。
 もっとも重要なのは過去の戦績・・・今までお馴染みで無い人は以下の3つのどれかです。
① ホンの稀にしかないが、かなり上の点数の人が、点数急降下した場合
② 低く登録した人が急上昇してきた場合
③ 新入会員さんとであった時
  ①から③まであるけれど、臆病なのでイロイロ考えます。
 ①の場合想像では分かるはずが無いけれど、原因を考えてしまいます。
 それより自分との対局がきっかけでまた元に戻るのではないかという心配
 つまりここが底かも知れない?
 本来はピークの時にコチトラよりずっと実力があった人ですから、きっかけがあれば怖い。
 ②これは棋力から見て低く登録して、本来のポジションに動いているのか、伸び盛りの若者かのどちらか・・・
 怖いもの見たさというか、火傷覚悟で行きたいですね。
 かつて私が先輩諸氏にお世話になったように、自分が若い人の肥やしになれるのならそれはそれで嬉しいことです。
 ③新入会員の場合は新しい仲間ですから嬉しく無いはずがない。
  しかし②で話したように、何となく”見えない人”と打つような気分です。
 だから今の点数は仮登録みたいなものです。(TAISENに仮の点がありましたよね)
 この方の場合[0勝1敗]・・・なんとホヤホヤ・・・しかしこれでは何も分からない。
 一瞬どうしようか迷って、[対局クリック]寸前にこの人に手合いがついた。
  誰だって初めは新入りで、私も皆さんのお世話になったはずなんだけれど、どうもこの初めの半歩が遅い。
 気持ちは仲間が増えて嬉しいのですが・・・