なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

分かれ道

2009-07-06 18:14:34 | Weblog
 勤めの帰り道にフト考えました。
  私がもし電車通勤だとすると、まず家から最寄駅まで徒歩20分、JR電車で1駅乗って、そこから勤め先まで徒歩25分・・・これはゆっくり自転車を走らせる場合とほぼ同じ時間です。
 しかも自己エネルギー消費度と言うか歩くのが片道45分・・・もしかしたらこれが一番健康的な通勤方法かもしれませんが、通勤だけで疲労困憊する危険性が大きいのでやはり自転車通勤が無難なようです。
 しかも使っている自転車が、放置された自転車数台で再生したリサイクル車ですからエコ+リサイクルなわけで、これで通勤8年目ですから表彰されないのが不思議なくらいだと自画自賛しています・・・誰も褒めてくれないのですから。
 確かにマイカーを放棄したのですから当然の選択肢でしかないので、誰が褒めてくれようとあるいは褒めてくれなくても結果は同じなわけです。
 それでも、この通勤手当が電車の1駅分の通勤手当より安いのは・・・なんだか寂しい気持ちではある。

 さて、仕事を終って自転車で帰るとき、まず出だしは「今日の仕事は終わった!」と言う開放感もあり比較的元気にペダルを踏みだすのですが、間もなく「今日も疲れたなァ」という中だるみの状態と言うか、惰性でひたすら家の方向に自転車で走る状況に陥ります。
 本来なら、囲碁でも長距離走でも出だしはペースを作り、その時の体調や気象状況に合わせて中間疾走に入る、あるいはペースを維持しながら中間走に入る区間です。 
 私の通勤コースではこの中間区間が直線4キロ。
  まさに一直線で高低差はほぼ0の区間で、概ね5m幅の舗装か敷石の歩道を走るコースです。
 ですから、ここで多少でも良いペースで走れるか、あるいはうなだれ気味に走るかではタイムが全く違います。
 分かってはいるのですが、何の変哲もない道をひたすら走る・・・マアだからこそいろんな考えごとが出来るのでしょうね。

 本来なら中間疾走でカッコ良く走れれば良いのですが、若者には追い抜かれ,オバサンには置いて行かれ、子供を前後に乗せた若いママには問題にされていません・・・
 中間疾走では無く、単にマイペース。
  そしてこの直線が終わるところあたりで残り1キロ余り・・・今までの情けない疲れが不思議と薄らいで、『さて、これからどこに寄ろうかな?』という気持ちが湧いてくる。
 ここでの選択肢は本屋なら2軒、古本屋1軒、スーパー3軒、CDレンタル1軒、あるいはコミュニティの囲碁クラブ・・・
 丁度寄り道道草の曲がり角があるのです。
  気持ちの揺らぎに負けずにまっすぐ家に帰る確率・・・とても50%には及びません・・・マア3割打者と言ったところ。