しょうけい館(戦傷病者史料館)から「春の企画展のお知らせ 海洋船舶画家上田毅八郎のあゆみ」が届いたのでエントリーしたい。
しょうけい館の館長徳田保久氏は石川県傷痍軍人会々長なので、金沢市本多町にある社会福祉会館二階の事務所を訪ね、親しく懇談をさせて頂いたことがある。
(財)日本傷痍軍人会の事務所である「にっしょう会館」は市谷本村町・防衛省の裏側にあった。すなわち陸軍省・参謀本部・大本営陸軍部が敗戦で解体された後、その北側敷地に陸海軍の復員業務を担当した第一・第二復員庁があった。復員庁が霞ヶ関の厚生省に吸収された跡に、大蔵省印刷局記念館(仕分け事業で廃止)厚生省情報統計部庁舎(現在は岡田副総理が住んでいる超高層マンション「ザ・センター東京」)と並んで国有地の払い下げを受け「日本傷痍軍人会館(通称)にっしょう会館」が建てられたのである。徳田氏は日本傷痍軍人会の副会長として金沢から度々上京されたので、管理人が住んでいた市谷薬王寺町の飲食店を利用したことを懐かしがっておられた。
日本傷痍軍人会(当時の会長は笹川良一氏)の事務所は新宿区市谷本村町から市谷田町2丁目新杵ビルへ、そして現在の千代田区九段南「しょうけい館」の三階に移転したのである。