拝啓保坂区長殿「烏山区民センター文化祭」に展示する「世田谷区平和マップ」をご覧下さい

世田谷区長　保坂展人殿
2015年10月2日
烏山平和歴史研究所　長谷川順一
陳情の要旨
「烏山区民センター文化祭」に展示します「世田谷区平和マップ」をご覧下さい。
陳情の理由
世田谷区は東京都内の自治体で初めてとなる平和専門の博物館・資料館として「平和資料館」を建設されました。この事に対して高い評価と心からお礼を申し上げます。
区長は、去る8月 25日世田谷区広報紙「せたがや」のコラムで「2020年東京五輪の馬術競技会場に予定されている馬事公苑は、戦前『輓馬部隊』がありました」と書かれました。
早速、小生は馬事公苑、日本競馬会、根岸競馬場跡にある「馬の博物館」に電話照会をしたところ「輓馬機動隊」事務所が馬事公苑にあったことが分かりました。
新宿平和委員会の会長時代に「新宿区平和マップ」を作成し、新宿区が平和マップを作成することを区長と区議会に陳情書提出、新宿区文化財審議会委員へのレクチャーを経て、行政自身が「新宿区平和マップ」を作成・発行しました。（同封します）
「せたがや」を契機に「世田谷区平和マップ」を作成しようと準備に入りました。
来る10月17日18日に行われる「烏山区民センター文化祭」3階第7会議室「戦争反対、平和のための展示」に「世田谷区平和マップ」並びに「同写真集」を展示致します。
よって閲覧をして頂きたく陳情する次第です。宜しくお願い致します。
以上
追記
これまで世田谷区は、「世田谷区近・現代史」の出版や多くの区民から被災体験等の聞き取りをしておられます。これらを精査し、平和担当課によって下記の調査をお願いします。
①米軍「Ｂ29」「艦載機」の墜落現場住所の確定をして頂きたい。
②「戦史叢書　本土決戦準備（１）―関東の防衛―」522頁に「東京防衛軍第二警備旅団第十大隊　世田谷区羽根木町」と記載されていたので、飛び地だった「羽根木公園」にマーキングをしましたが、より正確な情報によって「戦争遺跡」として確定して頂きたい。
③高射砲第１１２聯隊については種々の史資料があります。連隊本部、陣地位置の確定、船橋陣地及び駒澤陣地の遺構・遺物を調査して頂きたい。
④サイト「国立公文書館・アジア戦争資料センター」で「世田谷区軍需工場」を検索すると「測機舎 東京市世田谷区三宿町三〇九」がヒットしました。区内には多くの軍需工場が存在したと考えられますので情報収集をして頂きたい。
⑤世田谷区教育委員会発刊の「世田谷区近代火災年表」に「二子玉川パラシュート塔」という記述がありますが、軍事施設が存在したのか調査をして頂きたい。