友人の川口重雄さんのメールを転送します。(一部)
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各位 11月2日〔本日第1信〕
こんにちは。
▼昨日は11月初めての川崎朝鮮初級学校給食支援とんぐらみ。
朝8時30分前、新築まもない校舎に着くと、何だか幼稚園児たちがはしゃいでいてテンションの高いこと。
理由はすぐに分かりました、スクールバスでさつま芋掘りだそうです(10時~12時)。
こちらは3升の米研ぎ、玉ねぎの皮むき・みじん切りにきゅうりのざく切りなどなどの下拵え。
メニュー:メンチカツ、ひじき煮、もやしときゅうり🥒のナムル、大学芋、味噌汁 (添付ファイルをご覧ください。ただし、ご飯・味噌汁は写っていません。)
次回は北海道に単身赴任の父上が送ってこられたという道産ジャガイモ🥔を使ったカレーがメインの献立です。
▼スペインでは大雨で200人を超す犠牲者、日本列島ではTV、ラジオが新幹線がストップする大雨が降り続いていると伝えています。
多摩川河畔の雨は今のところ小雨模様です。
【友人から届いた情報7点】
1.「異なる姓 選んだ先に—自分が自分らしくいる尊厳を大切に 築いた幸せな家庭」『信濃毎日新聞』2024年10月24日号 (添付ファイルをご覧ください。)
2012年春から2020年春まで、「3・11」後の現場への旅行をご一緒した杉浦陽子さん、西野武さんに取材した記事です。
2.「惨状過去にせず 「ビキニ事件」水爆描く—藤沢の画家 山内さん 10日から企画展」『神奈川新聞』2024年10月2日号 (添付ファイルをご覧ください。)
3.「TOKYO発 第五福竜丸 希望の光掲げて—夢の島 ビキニ事件70年 核なき未来へ進む大作」『東京新聞』2024年11月1日号第22面(最終面) (添付ファイルをご覧ください。)
東京新聞はこちらからもお読みいただけます。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/363694
第五福竜丸展示館HPのURL
https://www.bing.com/ck/a?!&&p=32b73feedf97c57b0cd33a5db844a8b8c7c4c96ea72455f1e6053e6f46d4e3a8JmltdHM9MTczMDMzMjgwMA&ptn=3&ver=2&hsh=4&fclid=005c277c-01f1-61d0-3351-35d1008b604d&psq=%E7%AC%AC%E4%BA%94%E7%A6%8F%E7%AB%9C%E4%B8%B8%E5%B1%95%E7%A4%BA%E9%A4%A8&u=a1aHR0cDovL2Q1Zi5vcmcv&ntb=1
4.「「皇位継承のあり方は国家の基本に係る事項」なんちゃって。そりゃ、ないよ。」(澤藤統一郎の憲法日記)241030
澤藤さん、快調です。
林芳正官房長官、言いたいことも言えず何だかなあ。
5.「「最後の仕事かも」 上田市の「無言館」共同館主、福島・浪江町に「イーゼルの丘」計画」『信濃毎日新聞』2024年10月30日
6.「「原発は一石十鳥」の熱狂が冷めた瞬間…能登半島地震の被災地が、実は「原発の建設候補地」になっていた…地元誘致の虚構に迫る」木野 龍逸フリージャ(現代ビジネス)2024年11月1日
7.「「人類の歴史で重要な場所」 世界初の核実験現場公開、最大規模の来訪者 米「トリニティ・サイト」」『産経新聞』2024年10月30日
〔BCC〕通信で『産経新聞』の記事をお送りするのは2度目ですが、米西部ニューメキシコ州アラモゴードの世界初の原爆実験場「トリニティサイト」に過去最高レベルの来訪者が集まる。
その取材記事ですが、1950年代にネバダ砂漠で行われた原爆実験の模様は「原爆爆破実験ツアー」「キノコ雲ツアー」として人気を博したことには触れていません。
ツアー参加者たちが被ばくしたことは言うまでもありません。
今日も長ーくなりましたが、3連休初日の生憎のお天気、ぜひお目通しください。
それでは。川口重雄拝
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4.「皇位継承のあり方は国家の基本に係る事項」なんちゃって。そりゃ、ないよ。(澤藤統一郎の憲法日記)241030
https://article9.jp/wordpress/
国連の「女性差別撤廃委員会(CEDAW)」が、日本政府に選択的夫婦別姓の導入を勧告したことが話題となっている。ナニ、初めてのことではない。既に、2003年、09年、16年と過去3度の勧告に政府は従わなかったから、これで4度目の勧告となる。政府は、国際的に恥ずべきことと恐縮しなければならないところだが、どうもそのような真摯な姿勢は見えない。人権後進国を以て任ずる政府は、馬耳東風と受け流す算段のようで
ある。
それでもタイミングは良かった。総選挙の争点の一つとして話題となったところだったのだから。選択的夫婦別姓の制度実現に反対しているのは、主要政党の中では、自民党くらい。例によって維新が自民党の肩を持ち、通称使用でよいではないかとうそぶいている。非主要政党の中では、参政党やら日本保守党やらが、「日本の伝統的な家族観」と結びつけた夫婦同姓強制派となっている。とても分かり易い。
提唱されているのは、「選択的夫婦別姓」の制度である。別姓も同姓も強制されることはない。当事者が選択可能な制度に、なにゆえお節介に反対なのか、常識的には理解に苦しむ。参政党やら日本保守党やら、自民党の旧安倍派やらが反対する理由に挙げているのは、「日本の伝統的な家族観」に反し、「日本の伝統的な家族関係」を破壊し、「日本の伝統的な家族制度」を基礎として成り立っているこの社会の秩序を乱すからだ
ということになる。人権の問題ではない、あるべき社会秩序の問題なのだから当事者の選択に任せることなどできようか、というのがお節介派の基本的立場。
「日本の伝統的な家族観・家族制度・家族関係」とは、言うまでもなく「家父長制」のことである。男尊女卑・夫唱婦随・三従の教え・七去の法の「家父長制」。これが「日本の伝統的な家族制度」。こんなものを、どうしてきれいさっぱりと捨てられないのか。
国連の「女性差別撤廃委員会」がそこまで見通してのことかは定かでないが、「日本の伝統的な家族制度」の基盤にまで切り込んだ。それが、皇室典範改正の勧告である。さすが国連である、立派なものだ。
言うまでもなく、皇室典範には、皇位の継承者を「男系男子」に限定している。勧告が明示しているわけではないが、これが、諸悪の根源である。ここにこそ 「日本の伝統的な家族制度」の根源がある。これこそ、選択的夫婦別姓制度の導入を妨げている元兇ではないか。ならば、皇室典範を変えてしまえばよい。
報道では、「委員会の権限の範囲外であるとする締約国の立場に留意する」としつつ、「男系の男子のみの皇位継承を認めることは、条約の目的や趣旨に反すると考える」と指摘。「皇位継承における男女平等を保障するため」、他国の事例を参照しながら改正するよう勧告した(朝日)、という。正論であろう。
当然のことながら、身分差別の残滓である天皇制そのものが「日本の伝統的な負の遺産」ではある。しかし、選択的夫婦別姓を主とするジェンダーギャップ解消の勧告においては、皇位継承権や順位に、性差を除去すればよいと、控え目に考えたのであろう。
これに対する政府の反応が滑稽なほどヒステリックである。「林芳正官房長官は30日の記者会見で、国連の女性差別撤廃委員会が女性皇族による皇位継承を認めていない皇室典範の改正を勧告したことについて、『大変遺憾であり、委員会側に強く抗議し、削除の申し入れを行った』と明らかにした。林氏は『皇位継承のあり方は国家の基本に係る事項であり、女性に対する差別の撤廃を目的とする女子差別撤廃条約の趣旨に照ら
し、委員会が皇室典範について取り上げることは適当ではない』と指摘した。」(朝日) いつもは冷静な林さん、本気なの? それともポーズだけ? 「皇位継承のあり方は国家の基本に係る事項」なんて言ってはいけない。そりゃ、天皇に主権があったという大日本帝国憲法時代のはなしじゃないか。国民主権の今、皇室典範は国民の意思次第で変えられる。両院の過半数の議決で、女性天皇を認めればよいだけのこと。
「国家の基本」よりは「人権の保障」が数段大切でしょ。国民の人権保障に有害であれば、国民過半数の意思で天皇制の廃絶だってできる。
それにしても、こういうときによく分かる。天皇制・国体思想が、いまだに世にはびこり、人を惑わして人権侵害の温床となっていることが。
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澤藤統一郎氏が言われる通りです。
靖国神社の英霊が毎年数人増えています。遊就館展示室「招魂齋庭」の説明文に「戦歿者合祀は今に到るまで必ず天皇陛下の叡慮を受けているのである。」とありましたので、英霊の名前を事前に宮内庁に提出して「天皇陛下の裁可」を受けていると考えて、宮内庁長官宛ての情報公開請求をしました。ところが宮内庁会計課から、不開示の回答がきました。それは「内廷費」に関する事案であり、会計課は立ち入ることが出来ない「公金」だと事由でした。
宮内庁ホームページ「予算」『内廷費』天皇・上皇・内廷にある皇族の日常の費用その他内廷諸費に充てるもので、法律により定額が定められ、令和6年度は、3億2,400万円です。内廷費として支出されたものは、御手元金となり、宮内庁の経理する公金ではありません
「天照大御神」、「神武天皇」そして「宮中三殿の祭祀」が、「天皇制の根幹」だと思っています。
林官房長官が『皇位継承のあり方は国家の基本に係る事項であり、女性に対する差別の撤廃を目的とする女子差別撤廃条約の趣旨に照らし、委員会が皇室典範について取り上げることは適当ではない』と、述べたことこそが「国家の基本」でしょう。
宮内庁建物の二階が会計課
(了)