ETV特集「隠された毒ガス兵器」
- 9月12日(土) 午後11:00~午前0:00(60分)
- 番組内容
- 日本軍の毒ガス戦をになった関東軍化学部。その部隊名簿が初めて公開された。対ソ戦、そして本土決戦に備え、日本軍が準備していた毒ガス兵器。それはなぜ隠されたのか―
- 出演者ほか
- 【語り】中條誠子
- 詳細
- 戦後75年、毒ガス戦の実態が明らかになろうとしている。日本軍は中国では毒ガスを使用したが、英米軍に対しては使用を禁じたとされていた。しかし、本土決戦に備えて大量の毒ガスを製造備蓄し、密かに訓練を行っていたことが、当時の少年兵たちの証言から浮かび上がってきた。敗戦後、毒ガスは日米両軍により海中などに投棄されたが、日本各地や中国東北部で遺棄された毒ガスの被害が続出している。新資料と証言で真相に迫る。
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- NHKは、昨年から故人となった毒ガス研究者北宏一郎さんの研究史資料や「軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会」などを取材してきました。2003年8月に中国黒竜江省斉斉哈爾市で旧日本軍が遺棄した毒ガス剤が入ったドラム缶によって多くの死傷者がでました。斉斉哈爾市にあった関東軍化学部第516部隊と第526部隊と新宿区百人町の陸軍科学研究所・第六技術研究所。更には戸山町の陸軍軍医学校・防疫研究室との「悪魔のネットワーク」を新資料と証言で真相に迫るドキュメンタリー番組です。是非ご視聴ください。
- 参考サイト「化学兵器被害解決ネットワーク」「人骨は訴える」「ABC企画委員会」「日中平和未来基金」
- 2000年7月新宿平和委員会発刊「葵から菊へ」(絶版)より
- (了)