今から16年前になりますが、センター試験の会場だった東京工業大学へ娘を車で送り、試験が終わるまで車の中で待っていたことを懐かしく想い出しながら、今年のセンター試験の出題を眺めていました。
日本史の問題には、満州事変や南京大虐殺事件の年表に関係する問題もありましたので、これからも近現代史が受験対策の中にキチンと位置付けられていくことを願っています。
日本史Bに管理人が日頃、ガイドをしている江戸城跡や赤坂見附・四ッ谷見附の外堀、三田薩摩屋敷跡にある勝海舟と西郷隆盛の談判記念碑、愛宕神社の水戸浪士の碑などから、正解が見えてきます。
【問題】将軍のお膝元として栄えた江戸は、武家地・寺社地・町人地の三つに分けられていたが、その大半が武家地であった。その中心に江戸城があり、城の周囲には防衛のために堀が幾重にもめぐらされ多くの門が設けられた。
問2 誤っているものを,次の①~④のうちから一つ選べ。
①江戸城や城下の造営には、諸大名へ手伝いが命じられた。
②明暦の大火では、多くの武家屋敷とともに江戸城も類焼した。
③将軍家茂のもとで公武合体策を進めた老中が、城門の近くで襲撃された。
④江戸城は,江戸を占嶺した新政府軍の総攻撃をうけて落城した。