明美指圧はりきゅう室の健康歳時記

季節の変化を身心で感じていますか?

漢方と薬草の会へ

2011-06-07 20:36:27 | 日記・エッセイ・コラム

6月5日、日曜日午前中、

静岡県立大学薬学部生薬学講座、()ツムラ静岡営業所 共催の

「漢方の基礎学習と薬草園見学の会」に行ってきました。

私が参加して、4年目になるでしょうか?

大講堂がほぼ満席、一般の方の漢方への関心の高さを感じます。

今回のテーマは「痛みと長寿を」でした。

前半は恒例の、ツムラ医薬研究部の大武光先生。

後半は昭和大学横浜市北部病院 副院長 麻酔科教授の世良田和幸先生でした。

大武先生は、痛みの原因を「寒」と「お血」に絞ってわかりやすく説明され、

痛みに効果のある生薬の紹介もしてくださいました。

世良田先生は、漢方における痛みの発生メカニズム、治りにくい要因、

肩こり、腰痛などの漢方薬を使った臨床例を紹介されました。

特に帯状疱疹後神経痛について予定時間を超えて数例紹介くださいました。

帯状疱疹後神経痛は、

とても痛く西洋医学でも痛みを取りきれないことも多いようです。

 

鍼灸治療も効果がありますが、

漢方薬も帯状疱疹後神経痛に対して、体質によって色々処方があると認識できました。

痛みだけではなく、疱疹の痕もきれいになっていく過程も紹介され、

漢方薬と鍼灸を併用したら、更に早く効果があるのではないでしょうか。

午後から薬草園の見学会があるのですが、

今回は都合がつかず風景だけ写真に納め帰りました。

 

Photo_7 静岡県立大学、正面の大講堂へ。

 

 

 

Photo_8 Photo_9 当帰(トウキ)の花です。

 

薬草園の一部風景です。

 

 

 

 

 

今回のテーマは「痛み」でしたが、私も基礎知識の復習になりました。

一般の方にわかりやすく説明することの難しさも感じました。

今回の内容も含めて、後日東洋医学の痛みの捉え方について

ご紹介できればと思います。

 

 

 

 

 


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端午の節句ですよ

2011-06-06 20:13:34 | 雑 節

今日は月暦で五月五日になります。

今年は二十四節氣の芒種と重なりましたね。

端の字は、初めのこと、

午の字は、午(うま)の日。

ということで、昔は月の初めの午の日を端午と言っていたようです。

それが五節句の一つになり、午()を五とあわせて五月五日を端午としたようです。

中国から平安時代に伝わったようですが、

初めは菖蒲やヨモギを軒につるして、邪氣払いをし無病息災を願っていたようです。

それが武家社会になり、菖蒲と尚武が同音なことから男子の節句になったそうです。

我が家では、昔からの風習を取り入れていますが、

菖蒲が手に入りにくいため、菖蒲湯ではなくヨモギ湯にしています。

ところで皆さんは菖蒲の花というと、どんなイメージをされますか?

私は、菖蒲は花菖蒲の兄弟?と思っていました。

でも花菖蒲はアヤメ科で、菖蒲湯にする菖蒲はサトイモ科で花も全く違うようです。

身体を温め、低血圧、神経痛、肩こり、リュウマチなどに効果があるようですよ。

本当の菖蒲湯に入ってみたいですね。


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芒種ですね

2011-06-06 20:00:31 | 二十四節氣

今日は二十四節氣の芒種です。

芒の字は稲等の穀物の穂先のことを意味しています。

芒種とは、この時期に稲の植え付けをするということのようです。

現代では兼業農家の方が増えたことや、品種の改良もあるのでしょうが、

田植えの時期が、ゴールデンウィーク辺りになっているように感じます。

当治療室周辺には、田畑がほとんどないので田園風景は見られません。

この時期、電車で移動することがあると、

稲が風になびいている田園風景を眺めているだけで、幸せな氣分になります。

幸せは、何氣ないことの中にあるのですね。


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