ある日の浅草寺からの眺め
「依存症の恐怖」というタイトルで「ポイントカード依存」などとテレビでやっていた。どういったものかと見ていると、女性のカードケースからいろいろな買い物先のカードを何枚も出して見せていた。そんな人はいくらでもいて、特には普通に思えるのだが、すかさずそこでゲスト数人が大仰に「エーッ?!」と騒ぐ。何が「エーッ」なのか。状況からして、認めた上でのエーッということで、その後すぐにどこかの大学か何かの教授のような者が学問的らしき説明をするのである。そんなの依存症じゃないですよ、という人が一人くらいいて欲しいところだ。取りようによっては人の不安心理を無理やり煽っているかのようだ。無理過ぎて、ふーん、となるのはこちら。
花の名に疎い。紅葉が色づいていて自然に目に入る。それらを観つつ帰ってきたら、近所の庭先に同じような黄色と薄茶色を混ぜたような色の「花」が咲いていて、隣の木と同様に紅葉しているのかと思った。紅葉の色と同じなのだ。けれども花だから紅葉はないだろう、カメレオンのように保護色に変化するのかと思った。この辺がズレている。何の花だろうと思っていたらその家の人が教えてくれて、ブーゲンビリアだそうだ。「花」だと思っていたのは「葉」で、実際の花はその中の小さな白い部分だそうだ。それならやはり葉が紅葉したんだ、と思っていたらそういう色の種類もあるらしく、ややこしい。だから花の名は覚えたくない。
車のことなど・・・。(12月5日)に関連して・・・
こういう話をしだすと、それを細切れにした「部分に特化した」話にされやすく、また、いつの間にか方法論として勝っただ負けただの話になったり、知識の多さを競った話にされたりで、困ることが多い。
先日、中国自動車道で起きた玉突き事故はフェラーリ、ベンツ、ランボルギーニ、などなどを含む14台の超高級外車の事故だったそうだ。「世界で最も高額な自動車事故」と報道されているようで、総額3億円ほどが一瞬にして大破したらしい。そんなのがかたまって走っているなら何かクラブのツーリングだったのだろうと思っていたらやはりそのようだ。雨で、スピードも出していたらしく、調べに入った警察なども呆れているようだ。同情的に見る人はあまりいないだろう。巻き込まれた人がいないことを望むばかり・・・。
むかしむかし、プロレスラーのデストロイヤーがNHKのことをエモエチケーとなまって言っていたことを思い出す。あれが本場の英語だったか。
日本人は几帳面なのか、スーパーの駐車場で駐車するときあらかじめ後ろ向きに駐車する人が多い。出る時のことを考えていつもそうしているのだろう。しかし、それにしても先日はずらりと並んだ車全部がきちっと後ろ向きに停めてあったので軽い衝撃を覚えた。前からこんなだったっけ。私はいつもそのまま頭から突っ込むのである。私の車以外は全部行儀よく後ろ向き駐車なので、どうかしたのかなと思ってまわりを見たら駐車場の看板に「前向き駐車でお願いします」と書いてあった。それなら停め方が全部逆ではないか??? それで近くにいた店の人に訊いたのだけれど要領を得なかった。要するにどういうふうに停めて欲しいと言っているのかということを訊きたかったのである。それと、前向き駐車というのを実際にどういう状態のことと捉えているかということも・・・。私は前向き駐車というのは停める時前向きに駐車することだと思っていたので、そうなのでは?と言ったのだが、生半可な返事でよく分からないのでそのまま買い物をしに行った。スーパーの駐車場などは近接した近隣の家のことを考えて、排気ガスが少しでも直接当たらない様に駐車場の内側に向けるようにして欲しいというところが多い。
「現代型鬱」というのが新たに流行りだそうだ。流行性感冒のようなものか。旅行や趣味はできるそうで、仕事を離れると元気だとっ。仮病かなどと疑われるようだ。仕事を離れると元気なのは、普通だと思うけど・・・。はたして鬱病と言えるのか。この場合、休んでしまうところが普通と少し違うようで、大丈夫かと思って上司などが様子を見に行くと、友達と飲みに行っていたりするという。現代若者気質が垣間見えて、なんだか笑えるニュースだった。
最近、ツイッターネタ、blogネタを提供したような気になっている人が多くいるようだ。以前からそうなのかな。
今日、東京モーターショーへ行った。他の展示会は行くことはあるけれど、車のは初めて。ハイブリッド、燃料電池、リチウム電池、などに加え高級車などなど、デザイン的、技術的、あるいは素材など、個人的に興味のわく内容が多く、きょろきょろして歩き回るばかりだった。会場は広く、歩いていて脚がだるくなった(だるいというのは関西系の表現かもしれない)。また体調が良くない時になる腰、脇腹の痛みが出た。何か病人が見て歩いているかのごときだが、余人はそうは見ないであろう。丈夫そうに見えると思うし、そこまでではない。4時間半くらいで、かなりゆっくり見て歩いたと思うが、それにしても午後2時ごろを過ぎて急に訪問者が多くなった。常に人の群れをかき分けて進むのである。屋外展示の場所があり、そこへ出ると、少し寒くはあるが外の空気がとても旨いのだった。こんなことばかり書いて、車のウンチクやコンパニオンガールの方々のことにまるで触れていない。もともと車のことはもっと詳しい人がそれこそわんさかと来ていたのだから書いても仕方がないのかもしれない。ビッグサイトへ行くと、地下の展示場へ誘われることが多い。悪くはないけれど、なぜあの上の逆ピラミッド型のところを使えるようにしなかったのか、と思う。遠くから見てもあそここそが象徴的と言えるのに、いつもそれを横目に地下へ降りて行くのである。あの逆ピラミッドのところが良いのに・・・。子供のような発想ではあるけれど、あの空中に浮いたところで展示物が見られて、かつ、その合間に外の海を見晴らせると最高だ。計画を何とかすれば良かったのではないかと思う。無理だったのか。しかし、もったいない。展示はあの持ち上げられたスペースが好いな。・・・やはり、車のことにはならなかった。