福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

音楽のない元日を奈良で過ごす

2016-01-01 22:45:58 | 日記


今宵は奈良。
テレビでウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートを観ることもなく、音楽なしで寛いでおります。

ただ、もともとニューイヤー・コンサートには大きな思い入れはないのかも知れません。そこに注ぎ込む大金があれば、レコードの稀少盤を買うとか、カートリッジを買うとかに回したいタイプなのですね。





というわけで、音楽のない元日、このホテル特製の松の実のタルトに舌鼓を打っているところ。

春日大社か、東大寺か、白毫寺か。
明日の予定はこれから考えよう。


マエストロ道義に誉められる

2016-01-01 02:22:25 | コーラス、オーケストラ
福島章恭率いる大阪フィル合唱団。
井上道義先生よりお誉めの言葉を授かったので、井上先生のオフィシャル・サイトより謹んで転載します。有り難うございます。益々励みたいと思います。

写真提供は大阪フィルTwitterです。こちらも、いつも有り難うございます。



『道義より ~ 2日続けてフェスティバルホールでの第九は、やはり昔からの大フィルのお客様と新たに初めて第九を入り口としてクラシックの世界に入る人たちの出会いの場でもあるだろう。エピローグでの蛍の光は伝統だ。僕は2日目には空っぽになってしまう舞台に耐えられずに出て一言、お客様に声を出してしまった・・・・というより、声が出るようになった歓びを表現したのかもしれない。
演奏は1日目2日目どちらも甲乙つけがたかった気がした。音楽の感動というのは聴く側の席の場所、体調、誰と行ったか、どんな1年を過ごした後に聞くかに大いに影響を受けるもの。
やる方はただただ毎日心を新たに全力を傾注するのみ。
福島章恭氏に率いられての大フィル合唱団はものすごくレベルを上げた。本当に驚くばかりだ。
以前の指導者三浦さんに電話を入れたら残念ながら今もパーキンソン病で車椅子だが精神的には大変健康に感じられ心から応援しているとのことだった。
今回のソリストはみなとても素晴らしかった。成長した人、大活躍中の人ばかりだ。アルトの小川明子さんは日本人では数少ないあのパートを十分響かせることの出来る人で、得難い!
朝比奈方式に井上方式を加えたオーケストラのセッティングもメンバーの心もやっと腰が据わったようだ。新しいフェスティバルホールが歓んでいる。
95歳の村山美知子さんにも2回、会いに行ったが病院から応援してくれている。
こういう作品には多くの人の愛が集まり、試される。』


新年おめでとうございます

2016-01-01 01:15:29 | コーラス、オーケストラ


新年おめでとうございます。
御陰様をもちまして、昨年は大阪フィル合唱団指揮者就任という大きな記念の年であるとともに来るべき「マタイ受難曲」公演への準備の年でもありました。



本年はいよいよ飛翔の年となります。皆様のご健勝とともに、歌声の絶えない平安な世の中でありますようお祈り致します。





大阪で仕事納めをさせて頂いたこともあり、年越しを京都で迎えることができました。今宵は智積院の宿坊に泊まっております。

31日の午後10時を過ぎると境内の提灯に灯が点され、11時40分頃からお導師さまを含む僧侶たちによる紫燈護摩道場に於ける火焚がありました。





つづいて、鐘楼堂にて除夜の鐘がつかれます。一番はじめにつかれるのがお導師さま、つづいて僧侶たち、さらに一般参賀の方たちとなりますが、お導師さまの音がもっとも腸に響く音なのは流石だと思いました。





新年を迎えると、金堂にて修正会、最後に明王殿にて元朝護摩供が営まれます。僧侶たちによる読経と雄々しき大太鼓の音、さらには外からの除夜の鐘の響きが相俟って、実に荘厳な空気。清々しく新年を迎えられたことを慶びます。

では、皆様と心を合わせ、良い年として参りましょう!