ユジャ・ワンとコンセルトヘボウ管の余韻を胸に、名古屋の締めは、名代きしめん 住よしで決まり。このお店、新幹線ホームにもあるが、在来線ホームに限るには理由がある。というのも、ここでは注文してから掻き揚げを揚げてくれるからだ。この熱々の掻き揚げと汁の相性が抜群なのである。
と、ここで閃いたのは、このまま在来線で次のレッスンの待つ富士まで向かってしまおう、ということ。幸い、目の前の快速で豊橋までゆけば、一度の乗り換えで静岡まで行ける(乗車券の都合で、富士でなく新富士で途中下車しなければならず、静岡からひと駅のみ新幹線という寸法である)。
所要時間は3時間半弱。新幹線利用の倍以上掛かってしまうが、このノンビリしたスピードと程よい電車の振動は、新幹線に乗り過ぎのボクには優しく感じるではないか。
富士に着く頃は夕闇で、霊峰富士の姿を拝むことは、叶わないだろうなぁ。
弁天島~舞阪(浜松市)
天竜川の鉄橋