明鏡   

鏡のごとく

「カマキリの実験」

2010-09-03 11:36:30 | 
「カマキリの実験」とかかれた紙がひとつあった

実験から分かったことを応えなさいというので読んでみた


かまきりがえものだとおもわなかったもの 動かない死んだもの

かまきりがえものとまちがえたもの 目の前で動いた 糸に結びつけられたもの

まとめ カマキリには動いているものを獲物だと思って捕まえて食べる性質があり


カマキリのメスがカマキリのオスを頭から食らう絵を見たことがある

食べられている身体が緑なので 草食系のようだった 

オスは食べられながら なにをおもうのだろう

メスとひとつになった夢でも見ているのだろうか


先日届いた葉書には

残暑お見舞い申し上げます と書かれて

カマキリの絵が描かれていた

白いはっぱの上でじっとしているカマキリのようで

食う心配も 食われる心配も ないようだった


そこんとこからいくと うちのかみさんは

てもあしもしりもようしゃなくくっちまうが

さすがにあたまはのこしてらあね

おかしらつきのめだまには

はきけがするのさ

はっぱにもしがみついたりしないしね

夢はイメージを伝える

2010-09-03 10:06:45 | 夢詩


どうやら
夢は今であれ先のことであれ後のことであれ
何かしらの内面外面で起こっているイメージを
見ているものに伝えるらしい

夢の空き箱
デルフォイの神殿と夢が壊されるようになったのは
ひとりの男が死んで
その物語をしつこく何度も何度も書いて広めたことからはじまった

いつか見た夢はみこしていた
牛首は山の向こうを見ていたが
伝書鳩と汚濁がまじった雁首は
胴体をなくしたまま山の向こうを見ていた

死んでいるのか
生きているのかさえ
わからない首よ
山の向こうは見えているか

夢の空き箱は今
ひとの中で夜も昼も開くが
時として
おさまりをしらず