明鏡   

鏡のごとく

硝子の豚の貯金箱

2011-02-04 17:27:20 | 
硝子の豚のおなかにおかねが
はんぶんくらい入っていました
むこうがすけてみえていました
むこうには一体なにがあるのでしょうか

このおかねは
南でも北でもない
南や北からきて島国にすむかささぎさんが働いて
せっせとためたものなのです

でも
かささぎさんのものではなくって
南と北にすむかもさんに
持っていかれてしまうのです

島国で独立国を作るのが夢だそうです
その拠点をあちらこちらにつくっています
新しいがらんどうをつくったり バクチをさせたり
神さま仏さま科学さまの殿堂をたよりにかせいでもいました

本もうれるんです 平和の船だってだします
紹介してくれるところばかりか 話を聞きに集まってくれるので
みんな家族です 
さるまねをして笑いを届けたりもしました

ぼくたちは同じ家族だよといってくれるのですが
南からエサをなげられたおかえしに
かき集めたお金をためる硝子の貯金箱は
いつまでたってもいっぱいにならないようでした

むこうはすけてみえているのですが
いつまでたっても
いっぱいにならないなんて
きっとそこなしの貯金箱なのです